本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063871999
作品紹介・あらすじ
ついに始まった、天敵カラスと攫われたしましまの大追跡。しかし旅路の果てに待ち受けていたのは、哀しい真実と、さらなる世界の危機だった。殺戮と犠牲で引き裂かれる絆。物語の羅針盤は、もはや磁力を失った未来を指すことができない。ノラは来るべき時を、生き抜くことができるのか。
感想・レビュー・書評
-
2013-3-22
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もしも…ならば、あの厄災は起こらなかった。考えても仕方がないたくさんのもしもがあって、そして100年後誰もいなくなって、記憶の形だけが残る。切ない読後感。
-
思考も感情も撫でる子守唄。容赦のない世界を、美しい世界を、祝福する。絵と文字があり、一ページの中にコマ割りがある漫画という表現だから重層的に言葉にならないものが伝わる。本体が透けて重なるカバーも綺麗。
-
完結。『船を建てる』ぶりの長期連載で、テーマ的にも一番近かった気がします。一見、擬人化動物や昆虫の童話的可愛らしさに騙されてしまいそうになりますが、描かれている内容はある意味黙示録的。ラストは壮大なバタフライエフェクトでした。
鈴木志保は、圧倒的な線の美しさで、静止画として見せるだけで説得力のある稀有な作家だと思います。新連載がすでに始まっているようなので、そちらも楽しみ!
全5件中 1 - 5件を表示