- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063872361
作品紹介・あらすじ
少し不思議で、鮮やかな感性。大人が読んでもグッとくる物語を描く宮崎夏次系の最新作。
生きていく淋しさを抱えた、すべての人の心に虹をかける短編八編を収録。
少し不思議で、鮮やかな感性。大人が読んでもグッとくる物語を描く宮崎夏次系の最新作。生きていく淋しさを抱えた、すべての人の心に虹をかける短編八編を収録。
感想・レビュー・書評
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世界とのズレを感じるとき、皆が普通にやりすごす感情を、うまく整理できない時の、あの言葉にできない、わからない人にはわからない、つらさを、漫画にしたとしたら、夏次系さんの漫画になるのでは、と思う。
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「多くを語りたいが語らせて貰えない」作品。素晴らしい作品ほど言葉は溢れ出て、雄弁に語りたくなるが…この著者の漫画でしか味わうことが出来ない純粋培養されたこの感性には、ただ、ただ圧倒されるばかりで、口は噤ぐみ、言葉を失ってしまった。はっきり言える事は、一生大事にして手元に残して置きたいということ。あぁ〜また次回作を待ち焦がれる日々だ。あぁ、何て幸せなことなんだろう。
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一見へんてこな世界に、ぽつんと置かれた普遍性。『変身のニュース』を読んだときも思ったけれど、奇抜さや大胆さを前面に押し出しながら、その実根っこの部分には、すごくシンプルなことが描かれている。だから、人を選びそうな見た目とは裏腹に、すごく自然に心が揺さぶられる。
今作の場合、『変身のニュース』よりもその傾向がもっと顕著だ。自己と他者。孤独と日常。別離と再生。とか、全ての短篇がだいたいそういうものでまとめられている。角度を変えながら何度も何度も同じものを描いている、と言っても過言ではないくらい。
話の内容も、テーマにとても素直なものが多い。それでも、どれも鮮烈で強烈な印象を残すのだから、すごい。絵やコマ割りなどの、漫画という媒体の持つ強みが、これ以上ないくらい詰まっている。描くものがシンプルになった分、漫画としての凄みのようなものを、より強く感じることができた。
とにかく、私はこの人の描く瞳がたまらなく好きなのだ。いろんな感情が綯い交ぜになって、「言葉にならない」感じが、この人の描く瞳にはある。登場人物の心のなかの世界が、そこに映っているみたいに。
ところで、「兄ちゃん大変だ UFOにみかん入れるとすごい旨い」ってセリフがとても印象に残っているわけだけれど、このセリフをなぜ入れたのか、それを考えるだけで、長い夜を潰せるような気がする。やってみたいとは、思わないけれど。 -
世界一好きなマンガ
宮崎夏次系さんの作品の中で最初に読んだやつ
「出られるよ どこからでも」 -
どの話もいい。特に「朝のバス停」「地図から」の二編は、読後感が素晴らしかった。
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ゆったりとしていたら背後から肩をたたかれてハッとするが、たたかれたその手が温かいので、キュっとなる。どの短編も救われる点では裏切らないんだな。
おまけの先生シリーズはクスッとしちゃう。 -
前作より刺々した感じがなくなって、よりわたし好みになっていてやばい。
どんどんある程度の一般受けとぶち抜けたセンスと世界観が融合してきてて、これからがとても楽しみ。
カバーとったらほっこりできる。 -
なんか佐々木マキっぽい
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変身のニュースに続いて二冊目の刊行
相変わらずキモくて可愛くて洒落乙な魅力に溢れてる。
画面の端々にまで行き渡るセンス!
人物描写が魅力的過ぎて、特に女の子の可愛さはもうそれだけで他の要素とかスルーしてしまえるほど可愛くてヤバい。
もうヤバい。宮崎夏次系ヤバい
読後感が相変わらず似たり寄ったりではある
六話の曜二さんのファッションが歯ぎしりするほどいちいち可愛くて大変
主に自分が
あと頃北先生が作った飛び出す絵本を二人が開くシーンの画面が神懸かり的に可愛いしストーリー的にもうまいなと思う
言葉運びとかセリフのセンスも好き
「あんな本ブコフに10円で売ってやったわ。
しょぼすぎ」
ぱねぇ
著者プロフィール
宮崎夏次系の作品





