- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063872378
作品紹介・あらすじ
「こんなに近くにいるのに、こんなに寂しい。」
高校3年生になった春、あかりは、代わり映えしない日常と窮屈なトモダチ関係に、違和感を覚えていた。しかし、二眼レフを携えたクールな美少女・ユキと出逢い、くすんだ毎日がとたんに輝き始める。しかし、ふと垣間見えるユキとその幼なじみ凛太郎の深い絆があかりを激しく動揺させる。一方ユキは、あかりの撮った写真に不思議な感慨を抱いていた──。
ある日ユキはあかりにある提案をした。
そして彼女のために、彼女は演じるようになる。
ユキが望むから、あかりは凛太郎と恋人のフリをする。凛太郎と接するたびに、心地よさに気持ちが揺れる。あかり→ユキ→凛太郎→あかり。焦がれるような片想いの季節は秋から冬へ。「good! アフタヌーン」にて連載中『つるつるとザラザラの間』1巻と同時発売!!
感想・レビュー・書評
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ラストの、ユキのあかりに対する態度が冷たすぎるよ…
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3巻出てた〜表紙の百合度が高い…!
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あかりと凛太郎がどんどん良い感じにキスをしてしまって男である僕の乙女の部分が奮い立ちました。そしてユキに対して思いの丈を全て伝えたあかり一体三人の関係はどうなってしまうのだろう?
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くぐり抜けた人と、そうでない人の違い、なのだろうか。
岡目八目なのだろうか -
なんでこんなにゴロゴロ転げまわってるんだろうわたし……と思ったら、これと殆ど同じ状況を知っているからだということに気付いて、更にのた打ち回る羽目に。どうしてくれる。浮世離れしたユキが無反応すぎて、それが逆に、ごく普通の女の子に見えて。さてさてこれからどう転ぶのか…とひたすらソワソワ。
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写真撮影のためのごっこから本当のお付き合いへ。
付き合う前の手にキスにきゅんとしたし、ごほうび提案時の凛太郎のモノローグも良かった。あかりに受け入れられてきてることを実感して喜ぶ凛太郎が可愛い。20話での隠し撮りなんて、あかりのことが好きで好きでたまらないって表情をしている。
ユキが2人の変化に気づいてやっと焦りや不安を感じ始めた。
セルフタイマー使うシーンで思いきり笑う2人がなんだか久しぶりな感じ。けれど、あかりがユキに感情をぶつける見開きのシーンが迫力あった。
ドロドロしてきてぞくぞくする。 -
今でこそ懐かしく思う年齢になってしまったが、高校時代の幼い恋や友情のすれ違いはその歳の人間にとっては自分の未来さえ左右しかねない重要なものと思い込んでしまうから、胸が痛くなるのだろう。あかりがユキと結ばれたらいいと願うのは簡単だし、凛太郎があかりに寄せる思いも生半可じゃないからよくわかる。この3人、大人になって誰とも結ばれなくても、いつか笑って思い出を語れるようになればいいのにと思うけど、それは完結まで待たなきゃいけないってことだよね。切ないねえ。
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気付いてしまった“違い”→売りました
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「写真は上手いとか下手とかだけじゃない」写真のことはよくわかりませんが、音楽でも漫画でも切実な想いが技術を超えて伝わることがあります。
あかりへの嫉妬は写真に対してなのか、恋愛感情なのか?
ユキは他人の感情も自分の感情も写真に映しとってしまいたいという創造者の業を持つ人。
区別できないのです。だから薄情なのです。
そんな人間に焦がれるあかりは辛そうですが、それも青春てやつですね。
全てを受け入れてくれる可愛い凛太朗もいるし、何だか羨ましい…。