大砲とスタンプ(3) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 325
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063872750

作品紹介・あらすじ

スラム育ち、刑務所帰りの大公国軍所属アーネチカ・A・アルセニエワ兵長。
軍人らしからぬ自由奔放な性格で、男好き。持ち前の度胸と腕っぷしで、兵站軍のトラブルを解決する頼れる武闘派。だけど、書類を扱う「紙の兵隊」なのに読み書きが出来ない問題児!

スラム育ち、刑務所帰りの大公国軍所属アーネチカ・A・アルセニエワ兵長。軍人らしからぬ自由奔放な性格で、男好き。持ち前の度胸と腕っぷしで、兵站軍のトラブルを解決する頼れる武闘派。だけど、書類を扱う「紙の兵隊」なのに読み書きが出来ない問題児!

感想・レビュー・書評

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  • 甘いようで甘くない。軍の兵站を支える、時に紙の兵隊と蔑まれることもある、兵站軍の中尉が主人公。陸軍、空軍と敵兵站地の奪取で競争したり、モルヒネ横流しの調査で、身内のはずの勢力に裏切られていたり、やけに闇勢力に詳しい同僚の前歴が描かれたり、故郷で売られた喧嘩を買うことになったり。なんだか架空のロシア風世界を舞台にしつつ、日本の月給取り界にもありそうなことがちらほらと。

  • 出てくる兵器群は架空のものなのだが、実に中二心をくすぐるのだ。また、架空世界ではあるがロシアあたりがベースになっているので、読んでいるとニヤリとする場所がちらほら。けど戦争は続いている。

  • 戦争を紙の兵隊さんこと兵站軍から見た架空?戦記漫画
    毎回登場するオリジナルで味わい深い兵器も楽しみだが、終わらない戦争のタダでさえややこしい業務に思惑含みまくりの様々な人間が絡んできて、いい感じにごちゃごちゃしてる所がいいです。
    裏事情をいやというほど知ってきてるはずなのに、主人公が天然なほのぼのさを維持してるのも、バランスが取れてていいかなと。

  •  戦争において物資の手配や書類の処理などを行う兵站軍所属の主人公とその仲間たちを中心としたお話の第3巻。

     相変わらずキャラクターは丸っこくてデフォルメ調で話もコミカルなんだけど、話の内容は結構黒かったりえぐかったりする。まあこれも角を削っているので読みやすいんだけど。

     本作では全体を通して不正とか横流しとかタレこみとか出し抜きとか、そんなのばっかりだった。こういうのは前の巻にも出てきたけど、兵站軍が主役ということもあって、こういうのが書きやすいんだろうなあ。

     にしてもこの著者は人の書き分けが結構うまいというかなんというか、特徴のある人がいろいろ出てきて、そういう部分でも面白い。

  • 第20話北極番外地。
    野良猫さんの過去語りなんですが、啖呵切る場面のセリフ。伏字になってないんですけどいいんでしょうか。

    あれか、野良猫さんなら、日本の検閲逃れるぐらいなんてお茶の子さいさいですか。
    そんな頭のいい子じゃないんだけどね。

  • 憲兵隊のスィナン中尉が出てきて、話に幅が出て、さらに面白くなってきた。アーネチカの入隊前のエピソードもいい。

  • のほほんとした作風ですが、中身はいろいろと物騒。
    補給が足りなくて敵の物資を味方同士で奪いあったり、横流ししたモルヒネをめぐって兵隊とギャングが銃撃戦をしたり。ダブルスパイ…というより戦時下の商売人の暗躍もあります。
    まともな神経では戦争に付き合いきれないなぁと思うなか、マルチナは生真面目に事務仕事に奔走中です。
    刑務所にいた頃のアーネチカの話も面白かったですね。

  • 本体表紙:おまけ漫画

  • 殺伐な中に笑いあり。作者のソ連好きににやり。

  • 1〜2巻既読。
    この作品の世界観が好き。ペットのイタチモドキはフェレットがモデルだと思うんだけどどうなんだろう?フェレット飼い主としては、そこがかなり気になる。
    ボイコの奥さんのお話しが、戦争らしいなかにも、あったかくて可愛らしくてよかった。

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著者プロフィール

1971年11月30日生まれ、京都府出身。
漫画家&イラストレーター。
既刊は『靴ずれ戦線』(徳間書店)『オープンダイス・キングダム』(冒険企画局)、『螺旋人リアリズム』(イカロス出版)など。
今作『大砲とスタンプ』が「モーニング・ツー」初登場となる。

「2014年 『大砲とスタンプ(4)限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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