- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063878158
作品紹介・あらすじ
ヤマシタトモコ短編集。初期未発表作3作を含む計6作を収録。
様々な現実と人間を鋭く切り取った、鮮烈かつ繊細な作品集。
収録作品:「edge of her」「イナズマ」「サタニック・スイート」「ねこぜの夜明け前」「ビューティフルムービー」「MUD」
感想・レビュー・書評
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ヤマシタトモコさんの作品『サタニック・スイート(2012)』を読んでみた。 ずっと、どのヤマシタトモコさんの作品を読もうか迷ってたところにこの『サタニック・スイート』にした!! お気に入りは・・・ タイトルの”サタニック・スイート”と”ねこぜの夜明け前”がGood!!
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投稿作を含む初期中心の短編集。大学生の頃に描いたという作品は、確かに絵の描き方とかコマの割り方とか稚拙だけど、既にそれなりに味がある。掲載されなかったけど担当が初めてついた、という作品は他の雑誌なら掲載されていたレベル。私が編集者ならきっと載せてた。しかしそうか、この人の作品、最初BL系の雑誌で知ったから、人気が出てからアフタヌーンに移ったのかと思っていたけど、実はずっとアフタヌーンに投稿してボツボツ描いていたのかー。それにしても、話の内容があちこち振れていて、試行錯誤をしていたのが良く分るのが面白い。まさか妖怪の話まで描いていたとはね。(この妖怪の話は好き♪)
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2012-3-27
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日常から非日常まで、様々な要素の作品詰め合わせの短編集。振れ幅は大きいけれど、それぞれに面白くて引き込まれました。捨てられるかもだった過去原稿たちだったとは…捨てられなくてよかった!
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短編の名手ですね……。個人的には最後のMudって作品が好きですがオチのあの子のあの台詞とか表情は素なのかそれとも演技なのか……とか考えて怖くなる。恋愛のこととか良く分かんないまま生きてきたけど、「順序」ってホントに大事だなということはひしひしと痛感する。あとヤマシタトモコさんって借金取りに何か因縁でもあるのかしらん……?
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短編集 初期作が多く収録されていますが、私が好きなのは『ビューティフルムービー』、『MUD』に登場する女の子が可愛かった。制服に黒タイツは良い
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「MUD」が一番好き。恋に落ちる様のなんとショッキングなことか。そしてドエム塾講師の可愛さたるや。
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ヤマシタ・トモコさんの、未発表やら本としてまとまらなかった短編の集まり。
運命の女の子につながるようなサタニックスイートとか、さんかく窓につながるような、ねこぜが好き。やっぱ超自然とか「見えちゃう人」好き。大好き。
ビューティフルムービー超好き。 -
どの作品も素晴らしくていろんなヤマシタワールド全開です。その中で一番「MUD」がすごーくご本人も楽しんで描かれたんだろうなぁ、と伝わってくるお話です。イメージBGMのFAKE ITがぴったりすぎて、とにかく溢れ出る言葉やテンポのセンスに圧倒されラストでやられた!!という感じです。可愛すぎます。ああいう終わり方って素敵です。
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帯もなく、何の情報もなく買ったのですが、投稿作〜初期中心ということで、最近ヤマシタさんの作品を読み始めた私としてはなんだか若くて新鮮でした。
MUDのラストが大好きで何度も読み返してるので結局最近の感じが好きなのかもしれないですけど。これ必要?っていうレベルのグロさに探り探り読んでいたけど、最後に持って行かれた。これでこの一冊が終わるというのも、実に良いなと思います。
最初の二作はあまりピンとこなかったけれど
タイトルになっているサタニック・スイートは面白く、未発表で終わらせないでくれてありがとうございました。彦間さんはご本人も書かれている通りものすごくヤマシタさんの萌え感があるキャラで、とってもかわいい。リメイク、お蔵入りしてしまったとのことですが、読んでみたいです。モーサム・スティングはこれに近いと言えば近いか。