サタニック・スイート (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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本棚登録 : 1680
レビュー : 137
  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063878158

感想・レビュー・書評

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  • 日常から非日常まで、様々な要素の作品詰め合わせの短編集。振れ幅は大きいけれど、それぞれに面白くて引き込まれました。捨てられるかもだった過去原稿たちだったとは…捨てられなくてよかった!

  • かなり面白かった!

  • すばらしい! ヤマシタトモコさん作品に一貫して存在している萌と切れ味とがビリビリに溢れている作品。短編集。

    以下、各話ごとの感想。
    ストーリーが素晴らしいのは前提なのでそれについては基本、省略。

    《edge of her》
    主人公が凄まじく可愛らしく、美しい。
    不安定さ、大人でも子どもでもない境界の、
    あの意味の分からない程の空気感にあふれていてステキ。
    ラストから2ページ目中央の「まぶしい」カットが
    ともかくステキ。惚れる。

    《イナズマ》
    「バカな主人公」の少年がとても可愛い。サンダルのカットが好き。
    彼女の男前さも好き。
    「横谷ばかなんです そこが好きなの」が可愛いすぎる。
    愛のこもった作品でした。

    《サタニック・スイート》
    表題作。切れ味絶品の、骨太でほかほかしたお話。
    主人公の子が借金取りの皆様に愛されすぎていて、
    もちろん彼らはシビアでもあるのだけれど、
    見ていて本当に嬉しい気持ちになった。
    あと事務所受付? の毒舌女性が大好き。
    彦間さんがイケメン。超絶イケメン。(個人的には)
    鳥平さんはキュート。
    モップで飛んだ魔女の映画は見たことが会ったけれど、
    「エモノ」の木刀をちょっとお借りして飛ぶ魔法使いは新鮮だった。
    最後の1ページの「スッキリ☆」感は快感。

    《ねこぜの夜明け前》
    めばるっちがともかく愛おしい。
    ぎょろぎょろしてて、おどろおどろしくても可愛い。
    第一、山頭火のラーメンと王将の餃子が好きなヤツに悪いヤツはいねぇ!
    梢ちゃんのおでこと、梢ちゃんのパパがステキ。
    ラストの「べーっ!」もほのぼのしていてよい・v・

    《ビューティフルムービー》
    しっとりと不思議な後味の作品だった。
    くそ女のせいでちょっと弱気な彼氏とダメになった、
    のだと思うのだけれど、
    くそ女ちゃんががくそすぎたせいで
    弱気彼氏もくそ男だったことがわかり、
    くそ女がくそすぎて可愛く見えて来てしまう、という。。。
    冴えない職業不明の青年はあまり冴えないままで
    わーお、と思った。

    《MUD》
    恐ろしいのだか恐ろしくないのだかを述べるのは難しい。
    けれど、実は一番の中毒性を持った作品かもしれない。
    『ドントクライ、ガール』を彷彿とさせる
    爆弾のような心臓の抉られ方がベタに幸せすぎてステキ。
    主人公の少女が可憐。
    相手の男性のドMな変態ぶりも、変態だった。
    2人が2人とも可愛くて
    とても満足な作品だった。

  • 萌えた。
    表紙がサイケデリック。中身もサイケデリック。

    漫画も美術館に飾ってある絵と同じ並びで見たいのです、どっちも芸術だもの。
    という思考で、私はヤマシタトモコ、えすとえむ、の漫画がとても好きです。
    前衛絵画っぽい。

    「MUD」がSMなのに純愛で素晴らしいなあと。ラスト5ページの流れが可愛い。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「漫画も美術館に飾ってある絵と同じ並びで」
      良いですね!!
      ヤマシタトモコは知らなかったので、今度本屋で手に取って見てみます!
      「漫画も美術館に飾ってある絵と同じ並びで」
      良いですね!!
      ヤマシタトモコは知らなかったので、今度本屋で手に取って見てみます!
      2012/03/29
    • ダイコン読者さん
      ありがとうございます(*^^*)
      ヤマシタトモコさんは短編なら『HER』がオススメです。女性の描き方が好きです。精神的にも肉体的にも。

      こ...
      ありがとうございます(*^^*)
      ヤマシタトモコさんは短編なら『HER』がオススメです。女性の描き方が好きです。精神的にも肉体的にも。

      この『サタニック・スイート』もオススメですが、初期未発表作を含むので、他の作品を読んで気に入られてからの方が面白いかな~と。
      2012/03/30
  • 投稿作を含む初期中心の短編集。大学生の頃に描いたという作品は、確かに絵の描き方とかコマの割り方とか稚拙だけど、既にそれなりに味がある。掲載されなかったけど担当が初めてついた、という作品は他の雑誌なら掲載されていたレベル。私が編集者ならきっと載せてた。しかしそうか、この人の作品、最初BL系の雑誌で知ったから、人気が出てからアフタヌーンに移ったのかと思っていたけど、実はずっとアフタヌーンに投稿してボツボツ描いていたのかー。それにしても、話の内容があちこち振れていて、試行錯誤をしていたのが良く分るのが面白い。まさか妖怪の話まで描いていたとはね。(この妖怪の話は好き♪)

  •  「MUD」が一番好き。恋に落ちる様のなんとショッキングなことか。そしてドエム塾講師の可愛さたるや…好き…。

  • ヤマシタ・トモコさんの、未発表やら本としてまとまらなかった短編の集まり。
    運命の女の子につながるようなサタニックスイートとか、さんかく窓につながるような、ねこぜが好き。やっぱ超自然とか「見えちゃう人」好き。大好き。
    ビューティフルムービー超好き。

  • 「未発表でしかも投稿作」、…言われなきゃわかんないわ。
    『親が最低な人種で、借金背負って夜逃げして、未成年の娘が年上異性に居候』のシチェーションは、作者の萌えポイントとか、トラウマとか、ライフワークとか、よくわからんがそういうのなんでしょうか?
    エログロ、ホラーにある程度耐えられる方だけど、買おうかどうかチラ見した時にそれっぽい絵を見て、結局買って、念のため夜中を避けて読んだが、大丈夫だった。良かった。

  • すごい短編集。
    読んでるあいだずーっと鳥肌でした(でもきっと万人に受けるモノではないんだろうな)   

    めばるの話と魔法使いの話が好きでした。 

  • さいごに収録されてるMUDという話が良かった。他の話は覚えてないけどとにかくMUDが好みすぎた。

著者プロフィール

東京都出身。5月9日生まれ。B型。
2005年アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて、四季賞を受賞。
代表作に『BUTTER!!!』『サタニック・スイート』『運命の女の子』(講談社アフタヌーンKC)、
『Love, Hate, Love.』『HER』『ひばりの朝』(祥伝社)、
『裸で外には出られない』(集英社)、『MOSOME STING』『ドントクライ、ガール』(リブレ出版)など。

「2016年 『花井沢町公民館便り(3)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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