- Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063878455
作品紹介・あらすじ
大人気本格高校野球漫画、最新刊! 監督は女性、選手は全員1年生。県立西浦高校の新設野球部に集った10人の選手は、弱気な投手・三橋を中軸に、一丸となって甲子園優勝を目指す! 関西勢&愛媛の高校との合同練習が始まった。練習試合の相手は、甲子園出場経験もある古豪・桃李高校! 実戦で得る経験は何よりの財産。西浦は積極果敢に名門に挑む!!新たな出会いがオレらを強くする! 充実の関西遠征練習試合編を全収録!!
感想・レビュー・書評
-
今までのおお振りの中で、この本が一番好き!!
4校合同練習。
チーム別でなく、ポジション別の訓練の中で、自分たちの迷いや戸惑い、他の選手たちのすごさや脆さを目の当たりにしたり、それを口にしたり、共有したり、初めて会った人たち同士なのに(2年生以上はその限りではないが)そんなところまで見せられるのは、それぞれが野球が好きで、真摯に打ち込んでいるからなんだなぁと思いました。
真っ直ぐ一生懸命に、という意味で。
そしてそういうものを持っている人たちの、何て幸福なことだろうと。
捕手に目覚めかけた田島に、
自分の投手が自分より深く繋がっている相手がいるんじゃないかという懸念を口にする捕手二人とか、
自分の捕手と定めた相手と、一緒にバッテリーを組めるのはごく限られた期間なのだと自覚する投手陣とか、
身震いするくらい心に響いた!
前回に引き続き、より成長した三橋に、彼がこのチームで一年を過ごした後、どうなっているのだろうと、思わずにはいられない。
頼もしくなった彼に嬉しさと一抹の寂しさを感じるのかな。
本当に今回は誰も彼もが大好きで愛しかったです。
にしても最近凡ミスの多い水谷君が気になります。
西浦メンバーの中で、一番自分に似ている、と思うからかも。
いや、そこまでいろいろとグルグル回ってるのを描いてもらえているキャラだと思うからだけど(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実に繊細な心もようが描かれた巻だったように思う。44ページの祥真が一人で故障した肩を冷やしながら泣いているシーンはぐっと迫るものがあったし、その後、三橋が自分が故障したらってことを考えて、もっと自分は阿部に投げなきゃって考えて、あと2年しかないんだってことに気づく。そのことに合宿からの帰り阿部と話すシーンなんかは、もう高校生に見えない。どんな関係にも限りがあるってことに気づくのは早いほうがいいと思う。そして、その関係を大切にすること。焦ってももがいてもいいからその関係でできる限りのことをしておくことはすごく大事なんだ。
-
ちょっとでも自分に優しくしてくれると「いいひと」と思って擦り寄っていく三橋の素直さが相変わらず可愛い。
それにしても自分の名前を「ヒハシ ヘン」と思われて否定しない三橋ってどれだけ情けないんだか、と思ったが、この巻でも着実に成長した姿が見られるのがうれしい。
今までありえなかった自己主張。しっかりとそこを出せるようになった三橋。
合同練習も終わり、離れ離れになる他県の有力校の投手たちに呼びかける。
「甲子園で会おう!!」
おお、なんとこんな言葉が三橋から出るなんて。
二巻以上前なら絶対想像できなかった光景。
頑張れ三橋!! 頑張れ西浦!!
次回は文化祭もありということで、男女間の関係にも新たな展開を期待しつつ。
早く発行してね、講談社様。何とか3月くらいまでには読みたいなあ──。 -
BookLiveの1巻のみ無料キャンペーンで知り、BookLiveの思惑通りにはめられてしまいました。野球マンガなんて、タッチ以来か?
進みが遅いのは、1球1球を丁寧に書いてるらですね。知人にお願いして、2巻から20巻までまとめて読みました。これが1巻づつたと、かなりストレスかもしれない。
弱いチームが徐々に強くなっていくと言う、スポーツ物では“王道”なのですが、なぜか飽きることなく惹かれたなぁ。
しかも野球マンガなんて、クサルほど書かれてるのに。
20巻も一気読みしておいて、何なのですが、私は野球は詳しくない。
縁合って、今年の春からマンガ好きが近くに居るため、マンガを読んでますが、
私的に・・・
「理由は良く分からんが、このマンガもなかなか馬鹿に出来んぞ」
と言う感じです。
21巻早く貸せ! -
合同合宿完結。
たくさんの新キャラが出てきましたね。
西浦が埋もれてしまうくらいでした。
まだ他校と絡むとアレだけど西浦メンバーと絡むと頼もしくなってきましたね、三橋くん。
モモカンがここだけじゃない世界がある事を知るっていうのを今回知ったバッテリーは、また覚悟を固めて試合に挑むのですね。
今回もとっても面白かったです。
次はいつ発売だろう…。楽しみに待ちましょう。 -
それが捕手か!にまさかこんなとこでこんな形で再び遭遇するとは、と感慨深くも笑いながら読んでたら「投手としてじゃなくても~」をあそこで三橋がまさか思い出すとは思わなくてびっくりしました。図らずも、いや図ってなのか、1巻のプレイバックを重ねてくるとは。本人も思い出した事にびっくりしてる感じだったけど、あの言葉が上辺だけじゃなくてちゃんと三橋に届いたって事だよね、染み込んだんだよねと思うとやっぱり感慨深く、嬉しかったです。
て事で他校との合同練習巻。本試合での他校選手との出会いとは違って、一緒に練習するという、今までにはなかった新たな出会い方。すごく新鮮でした。これは他を知らない三橋にとってはすごく良かったんじゃないかなー。ヒハシヘンで訂正しないのかよ!頷くなよ!と思いましたが(笑)他投手達も良い人というか、あれが普通なんだけど、普通の人達ばかりで良かったよね。普通にやってけるんだよって。そんで三橋とまではいかないですが、ちょと似たタイプが居たのも「お」と思いました。微妙にシンパシー感じたりして。そしてそれは捕手同士も。阿部くんとその子の捕手の、うちの投手変人でさの意気投合には笑いました。しかも向こうにも投手と通じあえる田島ポジの人がいるという。愚痴。愚痴れて良かったねぇ。と笑いながら読みました。しょうまは大丈夫かな。無茶せずちゃんと治して甲子園に出てくるといいですね。
今回は三橋が何度か田島をはっとさせたり励ます事があって、三橋は本当にどんどん成長してるなぁと微笑ましく。おどおどはしてるけど、田島に対してはもうはっきり言えるようになってきましたね!そんでそんな事言わせてゴメンって思う田島も前回に引き続き、こっちはこっちで変わらないように見えて変わってきてるよなぁと。そしてこの経験は絶対打者に活かせると何ひとつ無駄にしようとしない姿勢がさすが。息を吸うように全てを吸収する。
捕手に目覚めそう、に笑ってしまいました。でもそれはきっと相手が三橋だからってのが大きいと思うのですよね。前の花井にしても。西浦の多分誰でもそうなるんじゃないかなと。三橋の過去を知ってるから、三橋を勝たせてやりたいってもう先に思ってしまってるから。
何もかもが良い感じに来てるところで「田島くんじゃダメだ」にはものすごくひやっとしました。田島の方はあんなにいかに三橋を勝たすかに懸命なのに。え、まさかまずい方向に?と思ったら違いました良かった!びっくりした。そういう意味か。時間は限られている。その事実。重いです。暗闇の中、目だけが力を持って、真剣な顔で。阿部くんも同じ事を考えてた。バッテリーですね。
皆に言ってやれっていう花井とか、前の阿部くんの話を、皆にしてもいい?って言った栄口とかさ、そういうのも、すごいよなと思いました。大事だと思った事は全員に共有していく。連帯感と責任感。何でそう思ったか大事な過程は結局三橋は自分では言えなかったけど(笑)
阿部くんもやっと新人戦出られない事に納得したみたいで、その分本領発揮してましたね!鬼のような阿部くん。後ろから怒りオーラが。でも田島も不安なんだなって。そりゃやった事ないポジションだしね。まっすぐへの不安とか、色々。頭をフルに使わなければ、そして改めて打者との兼任の難しさとか。それにしても相変わらず三橋とエスパー並みの会話力で、爆笑しました。なぜ成り立つ!全く理解出来ずに置いてけぼりの阿部くん(笑)翻訳はしてくれないしね!
田島と三橋が協力態勢になってからの、最後の球はどっちが正しいのかドキドキしました。三橋はでも迷ってるままだと首やっぱり振らないんだなぁ。でも今までの様に放り投げた無責任な信頼ではなく、考えて迷った上で、捕手を信じるってのは全く意味合いが違う。それは中々出来ないしすごい。長所だし強みになると思いました。
ナイスリードー!て奥の方で言ってる三橋がかわいかった。そして阿部くんの起こし方。爆笑。なんでそんな近距離で。揺するとかすればいいのに。三橋は面白かわいいなぁ。
しかし水谷は大丈夫かしら。ここ数巻どんどんまずい方に向かってる気がします。人の三振に喜んで安心したり、唯一の普通の卑小な一般人的ポジションキャラですが、最後までついてけるのかなぁ。 -
兵庫と愛媛の学校と合同合宿の巻。
おおふりは練習と他校の内情の話が好きー!なので一粒で二度おいしい、みたいな。そんなきもち。
しかしおおふりもう20巻なんだね…。
投手って変わりもん多いよね?に即答がわらた。ハルナとミハシ経験してたらそうだよね。
三橋は考えてることのフキダシ無かったらほんと変でわけわからんもん(笑)。阿部が田島の理解度に軽く嫉妬してんのが笑う。「オッ」「モッ」で確実に単語が浮かぶ田島(笑)。まぁ、阿部に情緒が無いのも多分原因だけどね。 -
おおふりめちゃおもしろい。泣く。野球やりてー!
-
天才でも凡才でも、丁寧に魅力的にキャラ描写されている高校野球青春群像劇。時々顔の見分けがつかないのが欠点です。
充実した学生生活には縁のなかった私ですが、目標に向かってチームで懸命に打ち込む青春ってやつをこの漫画で疑似体験するわけです。
リアルな高校球児がこんなに爽やかなのかどうかはわかりません...。