BUTTER!!! (5) (アフタヌーンKC)

  • 講談社 (2012年10月1日発売)
4.21
  • (118)
  • (113)
  • (53)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 1198
感想 : 87
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 / ISBN・EAN: 9784063878462

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 主要キャラの背景も描ききっていよいよ社交ダンス大会に出場、中盤のクライマックス。
    1巻からあらためて読みなおしたのだけど、セリフがほんとに素晴らしい。決して印象的なフレーズが登場するわけではない。どちらかといえば文節ごとにブツブツ切れる歯切れの悪いセリフの連続だがそこがいい。人物たちが言葉に対してとことん真摯。彼らにとって、言葉はだれかとコミュニケーションを取るための手段だけでなく、自らを、そして自らを取り巻く世界を認識する手段でもある。ひとつひとつ言語化し、行きつ戻りつ取り消しと修正を経て、徐々に世界を構築していく。どんなに大きな出来事があっても、それがそのまま人物たちに影響するわけではない。言語化を経て初めて成長していく。事実や感情を伝えるのではない、言葉の役割、そのプロセスをヤマシタトモコは知っている。

  • ラヴい巻! なんか二宮先輩は、この巻でやっと人間になった気がする(涙)
    「緊張ってどんな感じ?」「楽しかったら笑うんだ?」なんて言ってる高校生に真剣に向き合ってくれる仲間や大人たちが居てくれて凄く救われる。 子どもに「物事から逃げるな」って言ってる大人が、何かから一度も逃げなかったのかよ?って思うから。 「逃げちゃダメだなんて言ってないだろ」って台詞が強烈に胸に刺さった。

    でも怖いことから逃げずに立ち向かった二宮先輩は偉かった!!! 背中を押すんじゃなくて、手を引っ張るじゃなくて、手を繋いで導いてくれていた高岡部長は素敵だった!!!!!
    「好き」って言葉を使わなくても両想いがわかるってイイね。 頑張ることが楽しいって思えるのは素晴らしいね。
    悩んでるすべてのティーンエイジャーたちに贈りたい作品!

  • 私、もう、このマンガ、大好きだ。

    自分に言われているかのようなセリフにぐさっときたり、うなずいたり。
    この物語のみんなの頑張りに嬉しくなったり、泣いたり。

    高岡先輩がかっこよくてどきどきした。
    二宮先輩の笑顔がかわいい。
    後ろで女子組(米ちゃん含む)がもだもだしてたのを見て、手をつないでいることに数コマ後分かり、キャー!となった。

    「ケド やる?」のあのシーンで、二宮先輩が高岡先輩に歩み寄っていくあのシーンが、すごく好き。
    あと高岡先輩が「…そうだよ バカ!」って言った時も!
    ひぃー、たまらない。

    びっくりしたのは二宮先輩の父親が「普通のオッサン」だったこと。
    勝手に、父親も社交ダンスしてて、その重圧に苦しめられてる…だと思ってたので。
    そもそも、二宮先輩がダンスやりはじめたきっかけってなんなんだろう?

    この先輩二人の頑張っている姿を見て、夏たち1年生たちはどう変わっていくだろうか。
    楽しみだ。

  • 続く

  • 高校の社交ダンス部の部員達の青春物語第5巻。今回は二年生の二人の大会出場エピソード。人生のモヤモヤとか描くの本当に上手いよなあ。結構グサグサ来る。次も楽しみ。

  • 2013-2-15

  • 二宮さんと高岡くんメインの5巻。いいね、青春。いいね、大会、いいね、一体感! 何だか泣けてくる。次で完結かぁ。

  • 二宮先輩の、女子高生なりにやわらかく膨らんだ左胸が「ドッ!」「ばくん!」と大きく波打つ度に、こちらが忘れていたような血流までもが、音を立てて流れ出す錯覚を覚えた。ああ、すごい。
    ただただひたすら、高岡君のわんこ系王子様オーラが眩しすぎてかっこいい……。キタッ、と来る瞬間、最後に覚えたのはいつだったかな……。/「…楽しかったら笑うんだ?」「…そうだよ ばか!」

  • 二宮さんに甘くない高岡君が好き。5巻は2人が中心だね

  • 兎にも角にも高岡くんでした。すっごく魅力的!
    なっちゃん達後輩チームは完全に脇役だったけど、少しずつ前に進んでいて、でもそれがぎこちなくて良い。先輩たちもぎこちなくて良い。

    ぎこちないからすっきりはしないけど、ほわっとはする。この漫画はいつもそうかな…。元気ない時はあんまり読む気しないけど、読むとちょっと盛り上がれたりする。

    そしておまけページの家族イラスト、かわいいしたのしいです。

全87件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

漫画家。1981年、東京都生まれ。2005年、『COMIC DANDAN』掲載の「神の名は夜」でデビュー。以後、BL誌、青年誌、女性誌とさまざまな媒体で作品を発表。『このマンガがすごい! 2011』のオンナ編で、『HER』と『ドントクライ、ガール♥』が1位と2位を受賞し、注目を集める。主な作品に『くいもの処 明楽』『さんかく窓の外側は夜』『違国日記』などがある。『違国日記』は、2024年6月7日に実写映画が公開されるほか、テレビアニメ化も決定している。

「2024年 『ほんとうのことは誰にも言いたくない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヤマシタトモコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×