勇者ヴォグ・ランバ(2)<完> (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063878721

感想・レビュー・書評

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  • 流される生き方の否定の物語。
    ある意味、自分探しの旅。(ただし肉体は無くなる。)
    机上の空論では、人間は肉体が無くても、意思だけでも生き続けられるんだろうが面白くはないな。

  • 2巻よくぶち込めたなと思える密度。頭の悪い私には向いていなかったが世界観といい内容の難しさといい硬派なSF好きの方にはオススメしたい。

  • 面白さにも色々あるということ。爽快な面白さもあれば纏わり付いて離さない面白さもあるということ。でも、後者は思考する面白さだから人によって浸透する量は違う。故に売れにくいだろうなと。「虐殺器官」「ハーモニー」を下地に独自性と、2巻というコンパクトに纏めたので説明不足は否めなったが、真摯に問い掛けに対して向き合って取り組んだ漫画ではあったかな。記号、価値観、流動、更新。壮大で何とも途方も無いが、何とも有意義な。

  • 伊藤計劃的な話はホントに読めないのだな私。しかしマンガなので読みきりました。なかなか切なくて未来を向いたお話でよかったのだけど、面白いと好きは違うのだな…を実感。

    ところでタイトルでもあるし最後の見せ場も主役級だったけど、ホントの主人公はヴォグじゃなくてキーハだよね。

  • ダラダラと長引かすことなくキッチリと物語を書ききった傑作SF漫画となっていて、オススメです。今後も追いかける作者がまた一人増えました。 それにしても脳みそが動いているところを見ると、形は違えどキャプテンフューチャーのサイモン教授を思い出してしまう。

  • 急展開でラストまで。「這脳」のイメージなどはまるで悪夢のようだが。

  • もはや知の遊戯。これだけのSF新人作家は現れないだろう。
    "戦争は国家間の人減らし"だが回避したい。しかし地球規模の人口調整は行わなければならない課題だから、"都市化による出生率の低下"で対処すればよいというスケールの大きな議論。など⁈となる価値観が満載。

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞2008年秋の四季大賞受賞作『三文未来の家庭訪問』にてデビュー。
新しいSF漫画の描き手として注目を集める。
単行本に『勇者ヴォグ・ランバ』全2巻、短編集『三文未来の家庭訪問』。

「2016年 『白馬のお嫁さん(3)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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