おおきく振りかぶって(21) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.06
  • (110)
  • (148)
  • (73)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 1620
感想 : 90
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063878813

作品紹介・あらすじ

大人気本格高校野球漫画、最新刊!監督は女性、選手は全員1年生。県立西浦高校の新設野球部に集った10人の選手は、弱気な投手・三橋を中軸に、一丸となって甲子園優勝を目指す! 夏の埼玉大会で優勝したARC学園が2回戦で甲子園を去った頃、新人戦を勝ち抜いた西浦は秋季大会はシード獲得! 負傷欠場していた正捕手の阿部も本格復帰、さあこっから! 初戦は武蔵野第一だけど、学園祭もあるぞ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新人戦が終わり、秋季大会に向けてのイロイロ。
    学校は文化祭。
    関係なく練習!の野球部も少しだけ楽しむことができる。
    こういう学校生活が挟まれるとほんわかして嬉しくなる。

    ナゾだったモモカンの過去が垣間見えたりも。
    その過去に「なんだかわからないけどもやもやする」花井君。
    しっかりしてたってキャプテンだって、彼もまだ一年生だもんね。

    ここまでが三分の一。
    そして秋季地区大1回戦の日がやってくる。

    相手は武蔵野第一。
    大好きな榛名さんとの対決にどきどきしながらも
    「オレ達が、勝つ!」と揺れないレンレン。

    同じころ、その榛名は「コエーこと」を思いつき……。
    先輩との会話と表情に笑ってしまったけど、
    うん、確かにその想像はコワイ!!

    榛名のコワイ想像の相手・秋丸は正捕手としてスタメン出場するものの、
    いつもの調子。
    そんな秋丸が気付く榛名との残りの時間。
    なんだか、覚醒の兆し?

    といったところで、次巻に続く!
    予告のレンレンのクセ球を見抜く?秋丸。
    気になる~!早く続きが読みたい!!

    毎回楽しみ♪の表紙のオマケまんが、
    今回は、巣山くんの趣味についてと、西広くんの入部のいきさつ。

  • 秋季埼玉県大会が開幕。
    高校野球もいろんな大会があるんだなぁ。

    対戦相手は武蔵野第一高校。
    榛名さんとの対戦がどうなるのか、すごく楽しみ。

    ただ、もっと文化祭の話が読みたかったな。
    野球部って、本当に野球一筋なのね。
    私の高校もこんなんだったのかなぁ…。

  • この漫画に関しては毎度の事ですが、待望の新刊です!
    とくにコミックス派としては一日千秋の思いで待っていた、阿部三橋バッテリーの復活でした。

    各キャラクターがもっている心の暗がり。それを、安易にモノローグなどを用いずこちらに想像させるような描写が目立つ、読みどころ満載の巻でした。ひぐちアサの真骨頂ですね。


    前半では文化祭の様子が描かれ、その中でついに、モモカンの学生時代の、唯一の選手の事が明かされます。
    このあたりの、栄口の表情・台詞が深いです。間違いなく今回のハイライトの一つだと思います。

    彼の母親が他界していることは読者には知らされていますが、部員たちはその事を知っているのでしょうか。栄口の口ぶりからすると言っていないのかもしれません。忘れがちですが、まだ1年生の秋なんですよね!
    不幸な経験は何もなく育ってきたごく普通の、しかしとても心優しい男の子である花井。彼と栄口の対比には深く考えさせられました。

    この漫画の素晴らしいところは、登場人物みんながとってもイイ子なところですね。これはあるいみ、当代一リアルな高校野球部漫画の中にある、いくつかのアリエナサ(モモカンの胸のサイズなど)のうちひとつかもしれません。

    後半は武蔵野との公式試合。
    阿部と榛名が公式な対戦相手として同じコマにいるのは初めてですね。

    夏に榛名から謝ったという事実こそあれ、互いがバッターボックスに入った瞬間、彼らの意識は1対1になってしまいます。
    しかし阿部は、三橋に遠慮なく首を振るよう言っていたり、武蔵野バッテリーとの差、ひいては阿部と榛名の差を感じました。とはいえ武蔵野の春ももう少しかもしれません。

    相変わらず巻末の次巻予告には発刊時期が書いてありません(笑)
    ゆっくり待とうと思います。

  • 榛名の扱いが・・・!

    中学時代、彼は自分にこんな日が来るなんて想像もできなかっただろうなぁ。しかし、オレ様でイケメンだと思っていた榛名が、こんないろんな表情をするなんて(笑) 秋丸君もおもしろいけど、武蔵野の1年生いいねぇ。

    田島クン活躍してるけど、どうしても榛名に目がいってしまう。華があるってこういうことか。

    みんな青春。モモカンも青春。なんか眩しいなあ

  • 去年の1~6月号掲載。だいぶ追いついたかな?!

    秋季大会編がスタート。
    いつかはあたるだろうなぁと思っていた,武蔵野第一との試合。
    ・・・って,もう21巻だもんね。(でもまだ1年生!)
    三橋と阿部も,だんだん会話が成立してきてる・・・!
    ・・・って,これももう21巻だもん,会話くらいねぇ(笑)

    でも主人公バッテリーだけでなく,榛名と秋丸のバッテリーにも
    スポットが当てられていて,いつもながらに読み応え満点。

    一試合一試合で,成長していくんだもんなぁ。まぶしいな高校生。
    田島くんだけでなく,みんなに活躍してほしい。
    頑張って―!

  • さぁ首を振れるのか?
    このバッテリィでは
    まだ振ったことなかったんだよね。
    一人の頭の中が
    完全に目の前に現れているのではなく、
    二人の頭で
    周りの声を集めた声で
    バッテリィで
    協力して
    ゲームを作り上げていく
    ゲームをコントロールできるのは
    一球の裏側に
    多くの物語が感じられるのが
    良いです

  • 〈甲子園で埼玉代表ARCは2回戦敗退、新人戦で西浦は3試合勝ち抜いて秋季大会シード権獲得、秋季大会抽選会〜秋季地区大会1回戦武蔵野第一vs西浦〉

  • 秋大会の武蔵野第一戦。やる気なしの秋丸に変化? 武蔵野第一の1年生たちがなかなか強かで面白い。阿部の考えるようなこの人正捕手でいいのかな、なんていうレベルは超越している。どうにかして榛名さんを甲子園に連れて行くんだ、と。

    阿部と三橋のバッテリーも好調。お互いに信頼感がある。お互いに裏切らない、裏切られない、と信じている。

    モモカンの唯一の同級生が明らかに。山で遭難か。母を亡くしている栄口の言うことが重い。そういや栄口の母のことはみんな知ってるんだよね…?

    文化祭に対して、まったく興味なしの阿部がいっそ清々しい。1組3組は出てこなかったけど、彼らや店番していたしのーかや水谷はもう少し周りのこと見て、それでも野球優先なんだろう。やはり阿部は野球に対する気持ちの入れ方が極端だとも思う。

  • コミック

  • 阿部くん復帰。相変わらず面白い!

全90件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

埼玉県さいたま市出身。
法政大学文学部を卒業。1998年、ひぐちアーサー名義でアフタヌーン四季賞を受賞し、デビュー。
現在、「アフタヌーン」にて『おおきく振りかぶって』を連載中。同作品で2006年第10回手塚治虫文化賞・新生賞、2007年第31回講談社漫画賞・一般部門を受賞。

「2022年 『おおきく振りかぶって(36)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ひぐちアサの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×