- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063879179
作品紹介・あらすじ
妻を亡くし、ひとりで娘の子育てに奮戦する数学教師・犬塚。料理が苦手で小食で味オンチな彼は、ひょんなことから教え子・飯田小鳥と、一緒にごはんを作って娘と3人で食べることに!! 月刊「good!アフタヌーン」誌上で連載開始当初から話題沸騰! 愛娘&女子高生と囲む、両手に花の食卓ドラマ、開幕です!!
感想・レビュー・書評
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高校教師の犬塚は妻を亡くし
男手ひとつで5才の愛娘つむぎの子育てに日夜奮闘する毎日。
そんなある日、つむぎと花見に出かけた途中、
桜の木の下で一人、重箱のお弁当を泣きながら食べる女子高生、飯田小鳥と出会います。
食への興味がなく
娘のつむぎにもコンビニ弁当や
ファミレスで済ませていたダメダメな父親、犬塚は
父親がいず一人寂しく食事をしていた小鳥と互いの利益が一致し、
小鳥の母が経営するご飯屋で
毎夜手作りの食事を共にすることになるのです。
宝島社の「このマンガがすごい!2014」でも
8位にランクインされてるみたいやけど、
いやぁ~、これはホンマいい作品!
女子高生と妻を亡くした教師という組み合わせからして
おじさん世代はそそられるやろうけど、
淫靡な匂いは一切なく(笑)
食事を共にすることの大切さを
毎回、手作りの料理レシピ共に教えてくれる
胸があったまるこになる漫画です。
もうね、第一話で
料理のできない小鳥が
苦労して土鍋で炊いたご飯を
5才の女の子、つむぎが食べた時の
そのはみ出しそうな満面の笑顔に
メロメロになりましたよ!(>o<)
つむぎが言う
『食べるとこ見てて!』の台詞には
誰もが胸が熱くなるだろうし、
どれだけその食事が美味しくて
そのひとときか楽しかったのかは、
その言葉ひとつに
すべて集約されてるように思います(笑)
誰かと食べる食事はいつもより美味しいし、
何気ない会話を交わし微笑み合う、
それだけで料理は息をし、ご馳走になる。
それが好きな人とだと
食事はもっともっとスペシャルなものに変わる。
空虚な心を抱えた擬似家族が
食事を通して心を通わせ、
少しずつ絆を深めていく構成も良くできてるし、
毎回、料理下手な(笑)小鳥と犬塚が苦労して作る料理の数々も、
土鍋ご飯、具だくさん豚汁、半熟の目玉焼きが乗った手ごねハンバーグ、
ピクニックのための唐揚げと玉子焼きのお弁当、にゅうめんと茶碗蒸しなど
どれも日常に根ざした家庭料理ばかりで、
それだけに読むと誰もが作ってみたくなるし、
読む人それぞれが持つ胸の中の「美味しい記憶」が
鮮やかに蘇ってくるのです(^o^)
それにしても、つむぎちゃんの可愛さはもう反則!
こんな子がもしいたら
犬塚やなくてもこの子の笑顔のために
料理頑張ろうって
思いますって(笑)(^^;)
只今、二巻まで絶賛発売中でーす!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中学生の娘と会話するきっかけは様々ですが、比較的スムースに会話できるのは本の話題。
以前から、私の本棚から漫画を中心に取っていっては色々と読んでいて、意外と好みも似ていることが分かってきました。
まぁ、親子だしね。
スマホの無料アプリ「漫画ボックス」も親子で読んでいます。どの作品も連載を少しずつ読んでいけばいいや……と思っていたのですが、ついにはまってしまう作品に出会ってしまいました。発売されている3巻までを衝動買い。困ったものです。
高校の数学教師の犬塚公平は、半年間に妻を亡くし、幼稚園に通う娘のつむぎと二人暮らし。
仕事と家事に奮闘するものの、ある日、家に帰ってきたところ、つむぎが料理番組を放送するテレビにかじりついているのを見て、娘と一緒にまともな食事を取れていないことに気がつく。
なんとかしてつむぎに美味しいものを食べさせてあげたいと思って、花見で知り合った女性に教えられたお店に行ってみると、そこには教え子が居て……
高校教師の父親・公平と娘のつむぎ、教え子で大食家の飯田小鳥が3人で美味しい料理を作るという……そんな物語。言ってしまえばそれだけの話、なんだけれど。
料理研究家の母親の作る料理が好きなのに、過去に包丁で怪我をした事がトラウマになって包丁が握れない小鳥と、娘のつむぎに本当に美味しいものを作ってあげたい、けど料理は結構苦手な公平が、つむぎを交えて3人でつくるご飯がいちいち美味しそうでこれが困ります。
土鍋のご飯からはじまって、豚汁に煮込みハンバーグ、唐揚げに茶碗蒸し、グラタンに餃子にイカと里芋の煮物……。作る料理は家庭料理で、しかも出来上がった料理が大げさに描写されていることもないのに……それなのに、本当に美味しそうでたまらないのです。
つむぎの愛らしさと、お父さんの奮闘具合、忙しい母親に気を遣いながらも二人との交流を深めていく小鳥の三人の関係性が素敵すぎて、もうね。心洗われますよ。
あぁ~、お家カレーとパン粥を作りたくなってきた。 -
ちっちゃい子の天真爛漫な可愛さをぎゅっぎゅっとつめこんだ漫画。とにかくつむぎちゃんが可愛い。食べてるときのほっぺの可愛いこと。一つの料理を一生懸命作ろうとする3人の姿は温かく、おいしそうにほおばる姿はほっこりすること間違いなしです。
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半年前に妻に先立たれた高校数学教師のおとさんと娘のつむぎちゃんの関係がステキなんですよー。最近涙モロい私は、ボロボロ泣きながら読みました。
何に涙を流しているのかというと…
別に何か凄く感動する場面があるとか、哀しい場面があるとかいうのではないんですが、ササくれた私の心にズキューンと突き刺さる「何か」があるんです!
料理ができないおとさんが、一生懸命つむぎちゃんのための料理もいいです。料理が出来ない人がする料理なのに、すごく美味しそうなんです。愛情が凄く凄くこもっているんです。
最後に料理のレシピが載っているのもいいですね。作るかどうかは…別として(^_^;)
茶わん蒸しとから揚げ好きな私としては、食べたくなりました!具なし茶わん蒸しぐらいなら、出来るかな?
最後の終わり方が、気になります!次巻も読みた~い!!
読んで正解な1冊で大満足(。→ˇ艸←)☆ -
電子版のお試しが面白かったので、
とりあえず1〜7巻まで大人買いして、ほぼ一気読み。
読んでいる間に、「どうやら自分は
料理する漫画が好きらしい」と気付く(^ ^;
その話を娘にしたら「小説もじゃん」と言われ(^ ^;
そういえば「料理する小説」も良く読むな...(^ ^;
有名な作品なので、あらすじを紹介するまでもないが、
幼稚園児の女の子とシングルファーザーと女子高生、
この三人を中心に、食と料理を通して人々の輪が広がる。
大人は大人なりの、子供も子供なりの悩みやら、
葛藤やらの日々の中で、人間関係を学び、築き、
成長していく様が描かれる...って、
あらすじだけ書くとものすごくフツーやな(^ ^;
お料理をしたり食べたり食べさせたり、
がメインでストーリーが進むように見えるが、
実は本当のテーマは「成長」の方ではないかと(^ ^
料理なんぞようせんかったお父さんが、
周りの人に「料理上手」と思われるようになったり、
訳あって「包丁が怖い」JKも、少しずつ克服しようとし、
幼稚園児だった娘は小学生になり...
その成長という名の「変化」が、ゆっくりと、
でもしっかりと描かれているように思う(^ ^
まだ先が続いているので、ぜひ読みたい(^ ^
が、きりがないので、感想文は初巻のみかな(^ ^; -
つむぎちゃんらしい幼い描写とおいしいごはん。
ご飯って大事って思います。ぜひよんでほしい。 -
奥さん亡くして育児に奮戦するパパっていう設定は好き。本当に美味しいご飯をパクつくときのつむぎの表情が愛らしくてたまりません。
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4巻まで読了。
全巻号泣しました。
読んだ後しんどいくらいにとにかく泣ける!というのではなくて、ほんわか、じんわり、ほろほろ、という感じ。
つむぎもことりも可愛すぎ。
特につむぎの食べてる顔が好きです。
美味しいものをみんなで食べて共有する幸せをたくさん教えてくれます。自炊したくなる漫画。