宝石の国(3) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1606
レビュー : 93
  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063879926

作品紹介・あらすじ

漫画界で最も美しい才能が描く、戦う宝石たちの物語。
今から遠い未来。地上の生物が海に沈み、海底の微小な生物に食われて無機物となり、長い時間をかけて結晶となった宝石生命体、のような存在が生まれた。その宝石のカラダを持つ28人は、彼らを装飾品にしようと襲い掛かる月人(つきじん)に備えるべく、戦闘や医療などそれぞれの持ち場についていた。月人と戦うことを望みながら、何も役割を与えられていなかったフォスは、宝石たちを束ねる金剛先生から博物誌を編むように頼まれる。

フォスの初陣、冬眠、新たな宝石。 宝石のカラダを持つ28人と、彼らを装飾品にしようと襲い掛かる月人(つきじん)との果て無き戦いが続いていた。主人公・フォスは月人との戦いの最中に両足を失ってしまったが、新たに取り付けた足によって驚異的な脚力を身につけた。その力を活かすべく、アメシストとともに初の実戦に挑む。その後、宝石たちは冬眠を迎えるが、フォスだけは眠らずに、冬のみに活動する宝石と行動を共にする。

感想・レビュー・書評

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  • アンタークチサイトは南極石という石らしい。

    3巻は悲しい巻だったな。
    みんなが先生を大好きなのはなぜだろー。

    ところで、アンタークさん、ルチルの日記読んだのか。
    あと冬眠ファッションに甘んじているボルツがじわじわくる。

  • 新刊出てた!!!
    今更なんですけど、鉱物だから性別なんて無いだろうけど(そこが良いんだけど)「彼」とか「おにいさま」って表現すると俄然わくわくするよね…(黙)。

    そんな登場人物紹介が短いながらもものすごく的確なので、もはやこれで全部説明出来てる気もするんですが。
    「フォスフォライト・主人公。体が大変なことになってきた。」…予想以上に大変なことになってきた…。そしてこの巻で登場してきて大きな爪痕を残していった…アンターク…!!!シンシャの存在感が薄れる程の愛い奴…。
    そんでまたランクアップだかアップじゃないのか良く解らないながら少なくともまた一つ何か別の次元に踏み入れたフォス…またかよ…!!!

    わかってんだけどさ、わかってんだけど弱い奴が強くなる為に誰かが犠牲になるのは嫌なんだよ…せめて戻ってきてくれればいいんだ…いいんだ…。わかってても怒りが勝っちゃうんだよ…今が許せるギリギリ精一杯だよ…頼むよフォス…。

  • 3巻一気によんだけど、アンタークのところだけ何度も読み返してしまった。
    砕けた顔に人差し指をあてて、「先生がさびしくないように冬をたのむ」なんて言われたらなあ。

    他の宝石ちゃんたちが自分の所為で危ない目にあっても、特に反省したり、その子たちに気を遣ったりしてなかったのに、アンタークにはお花を供えて、話しかけている。
    自分が無力な所為でアンタークを失って、さすがのフォスも人が変わってしまったのか。
    それとも自分の体以外の物質を取り入れたのが原因だろうか。
    シンシャのことを忘れてしまって、アンタークがシンシャの代わりになってしまったのか。

    フォスは足だけでなく腕も失って形が変わってゆく。
    ターミネーター2の彼と違って、フォスは腕が異形に変わっても美しい。
    弱くてもろかったのが、どんどん強くなってきた。
    足をなくしたとき、ショックを受けてなさそうだったから、そんなに気にしてないのかと思ったけど、自分が変わっていくことが怖いし、心は変化を受け入れていないのに、体だけ順応していくのが怖いのかもしれないと涙を流しているとこを見ておもった。

    流氷のお喋りを古代生物の澱と言ったり、涙を古代生物の欠陥と言ったり、やはり先生は何かにんげんと関係があるのですね。
    古代生物というのがどうも人間を指しているように思いますが、月人と一度流氷に対して「罪深き者」と言ったのも気になります。
    月人がきたときに、「何度来ようとも無駄だ」と言っているのもひっかかりました。
    しかも何となく、月人は先生に関しては奪いに来ているというよりか、いっしょに来てほしいみたいな感じが…。
    足止めしにきたシーンもひれ伏しているように見えるし。

    ツンデレなアンタークちんかわいい。
    また元の形に戻って先生に抱きしめてもらってね。

  • 脚を、腕を、どれだけ頑丈なもので接ぎ直したとしても、
    元々が脆いままでは強くはなれない。
    もしも体のすべてを接ぎかえたとしたら
    強くなれるのかもしれないけれど、それはもう、自分ではない。
    心だって、同じことだ。

    強いとは何か。美しいとは何か。

  • 痛みも感じない、修復も可能、再生も可能であるにも関わらず、少しでも欠けてしまうとその分の記憶がなくなってしまうアンタ―クチサイトの「先生のこと忘れたらどうしてくれる!」と言う怒りが痛い…

  • 宝石の国第三巻。軽やかな重苦しさ。
    彼女達が死そのもの様な恐ろしい事に直面する巻。

    失うという事がゾッとする様に悲しいと思いました。

    財産をなくしたら、また働けばよい。名誉を失ったら、挽回すればよい。しかし、勇気を失えば、生まれてきた価値がない by ゲーテ

  • アンタークちんかわいい!
    フォスもどんどん変わっていく…

    あとこのシリーズは本編と最後の4コマのギャップがおもしろい笑
    4巻が楽しみ。

  • フォスがどんどんツラい目にあってくよー。欠片が足りなくて覚えてられないフォスも忘れられた子も悲しい。かわいいイケメン女子~~復活して~~~~。フォスもなんとかレベルアップならんのか。悲しいのだ。でもレベルアップしたらなんつーかチープになっちゃうかな。だって力がないのは苦しいの。みんな夏の頃のような間抜けで平和な笑顔が見たいよう。

  • 冬が来た。日は翳り、宝石たちは眠る。
    安眠を守るのは冬季限定活動のアンタークと役立たずのフォスです。月人の襲撃。躰が砕け、血ではなく、煌めく鉱石の欠片飛び散る凄惨、でも華麗なバトル。変わらず眼福ですね。
    手足が異形化し、戦闘能力が上がったフォス。しかし代償は大きかった。アンタークは砕かれて攫われ、シンシャの記憶を失い、何よりあの能天気な明るさがなくなってしまった。
    皆に愛される役立たずのままでは駄目?
    どうして能力がない劣等感に苛まれてしまうのだろう…。

  • 表紙がますます、タイトルの本質、フォスの成長を表すように、キラキラになっていき、いよいよ、目に痛くなってきた
    新刊を読んで、作品の世界観に惹きこまれ、読了後に沈めすぎた体を全力で引っこ抜く際に毎度、思うんだが、市川先生の絵柄はくせがある。ストーリーが武骨な頑丈さを感じさせる分、力加減を間違えたら粉々にしてしまいそうな脆い絵柄に感じる。しかし、この絵柄でなければ、『宝石の国』は面白く感じないだろうし、自己満足や贖罪めいた貪欲に強さを欲し、急成長していくフォスの個性に感情移入もしないだろう
    新しい友が出来るから強くなるのか、新しい友も失うから強くなるのか
    得る事と喪う事、どちらが揺るがない強さを弱虫に齎すんだろう
    また、強さを得た分、何かを削り落としてしまうのなら、それは強さと言えるのか
    そんな事を考えたくなる内容であるのも、私がこの漫画の感想を書くのが楽しい理由
    巻末の本編の緊迫感から解放してくれる、オマケ漫画も笑えてしまう点も、ポイントが高い

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著者プロフィール

投稿作『虫と歌』でアフタヌーン2006年夏の四季大賞受賞後、『星の恋人』でデビュー。初の作品集『虫と歌 市川春子作品集』が第14回手塚治虫文化賞 新生賞受賞。2作目の『25時のバカンス 市川春子作品集2』がマンガ大賞2012年の5位に選ばれる。両作品ともに、市川氏本人が単行本の装丁を手がけている。アフタヌーンで『宝石の国』連載中。


「2017年 『愛の仮晶 市川春子イラストレーションブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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