パラダイスレジデンス(0巻) (アフタヌーンKC)

  • 講談社 (2015年2月23日発売)
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本棚登録 : 120
感想 : 4
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  • 本 ・マンガ (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063880304

作品紹介・あらすじ

よく食べ、よく笑い、よくドジる!? 橘花学園第一女子寮(通称・てっぺんさま)の寮生・小鳥遊初音の日常はいっつも大騒ぎ!! 「good!アフタヌーン」に掲載された『パラダイスレジデンス』プロローグからカラーカット集、さらにライトノベル短編も掲載したファン必携のパラレジ読本!!

感想・レビュー・書評

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  • アフタヌーンでの連載開始前、goodアフタヌーン誌にて年に2~3回ずつ掲載されていた話を収めたもの。

  • 『逮捕しちゃうぞ』、『ああっ女神さまっ』で、男性女性関係なく、コアなファンを増やし、自然と目の肥えた漫画読みを育てた、育ててしまった藤島康介先生の最新作
    一言で言うなら、元気が湧いてくる学園モノだ
    基本的な舞台になっているのが、雄大かつ豊富な自然に囲まれている、山上の女子寮ってトコも、セオリーをしっかり押さえていて、元より高い好印象が強まる
    当然、見た目は可愛く、中身が強烈な個性的の女子高校生ばかり登場し、中でも主役の小鳥遊初音は元気花マル印で、彼女の言動はいつでも、真っ直ぐで周囲の人物だけでなく、読み手の気持ちも明るくしてくれる
    話は日常コメディ、と言うべきか。初音の起こすドタバタ劇、とも言える。ストーリー物としての起承転結もしっかりとしていて、読みやすく、何度でも楽しめる
    あくまで、私の印象に過ぎないが、藤島先生の描く美少女は正統派の可愛さを持っている、と思う。他の漫画家の描く女の子を貶すつもりはないが、読み手の目を釘付けにし、興味を惹くために、おっぱいを強調したり、セクシーなシーンを連発しておらず、内から溢れる人間的な魅力そのものが外見を優れたモノにしており、女の読み手には「お手本にしたい」と思わせる。それでいて、男の読み手にも甘酸っぱい気分を提供してくれる、ちょっとエッチいコマを入れてくれるから、藤島先生、好きだ
    肢体の曲線に艶があり、漫画家としての経験値をハッキリと感じさせる
    何と言うか、藤島先生は凄い
    『ああっ女神さまっ』のように漫画史に残るであろう青年作品を描き切っても、まだまだ熱意が尽きず、今までの自分を新しい作品で超えてやる、そんな気概が絵から伝わってきて、一仕事を終えてダラけている読み手を慌てさせる
    どの話も藤島イズムが籠っているが、私の好み全開でお勧めを選ぶなら、0-6「あんぱんと牛乳」だ。良い意味でバカバカしくて、笑いが止まらなくなってしまう。同時発売された(1)収録のepisode.7「楽園タイフーン」も負けていない
    この台詞を引用に選んだのは、哲学的で、思わず、納得してしまったので。万物の見極めるべき本質を、直感しているか、そこで人間力が試されるのかもしれんな

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著者プロフィール

1964年7月7日生まれ。漫画家、イラストレーター。
1986年、「モーニング」掲載の『Making BE FREE!』でデビュー。
代表作に『ああっ女神さまっ』『逮捕しちゃうぞ』『パラダイスレジデンス』。

「2022年 『トップウGP(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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