- 本 ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063880755
作品紹介・あらすじ
橘花学園第一女子寮(通称・てっぺんさま)の寮生・小鳥遊初音は、いつも無邪気に大忙し! いよいよ夏休みに突入して、やりたいことは盛り沢山!! ・・・・・・でも、海に向かえばハプニング続出!? 海の家で予想外の試練が待ち受けているかと思いきや、今度は第二寮のヤツらとの真剣勝負! 今日も他の寮生を巻き込んで、好きなものに囲まれ、騒がしい日常が始まります。
感想・レビュー・書評
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改めて、藤島康介先生の、漫画家としての底知れなさがハッキリと読み手に伝わってくる
『ああっ女神さまっ』で、ファンタジーラブコメディの王道を突っ走るどころか、しばらくは誰も走る事が出来なさそうな道を作った先生だけあって、幻想的な要素がない作品でもキラキラしている
普通だけど平凡じゃない、可愛くて元気いっぱいな女の子らの青春と日常を描かせたら、講談社系列の作品に限れば、『みなみけ』の桜場コハル先生に匹敵するんじゃあるまいか(もっとも、藤島先生の方が大先輩なわけだから、桜場先生が追い付き出している、と言う方が正しいのだろうけど)
根っこがまだまだ少年なのか、男の読み手が「おっ」と注目してしまう、セクシーな描写が多い点も、女性の読み手に軽蔑されるのも覚悟で、素直に嬉しい、と言っておこう
夏に読むのに相応しい内容である点も高ポイントだ
可愛い女の子の水着は、男に元気をくれるw
また、ストーリーに男っ気がないとこも、『ああっ女神さまっ』を読んでいた人間からすると、却って良い。青春の醍醐味と言えば、甘酸っぱい恋愛も、その一つだが、初音と寿々花の百合の香りがしそうでしない友情で、既に胸が満たされているので、ここに恋愛まで持ってこられると、パンクしてしまいそうだ。このままの路線で突き進んで欲しいが、美少年の登場も大歓迎っちゃ大歓迎
現実的に、こんな青春を過ごすのは難しそうだからこそ、面白いし、大きな夢も持てる
青春をテーマにして漫画を描くなら、ここまでのレベルに達してなきゃ!!
個人的にお気に入りの話は、学生生活のお約束とも言える、夜食作りを妙にリアルに描いてある、episode.9「小鳥遊の簡単レシピ!」だ。私としては食いたいっつーか、作って欲しいのはタヌキ天茶。悩みに悩み抜き、女性からのバッシングを恐れ、一位から外してしまったのは、寿々花の入浴シーンがセクシーに描かれている、episode.10「ああっ助っ人SUMMER」だ。おっぱいの大きさで親友の偽者を見抜く、寿々花の友情にもグッと来た
この台詞を引用に選んだのは、初音と寿々花の麗しい友情が特に表れているから。私が高校生をやってた頃にもいたんだろうな、初音と同じ間違いをしてた人が詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
変人奇人ばかりが暮らす女子高の寮の日常を描いたお話し。無駄にカッコイイ先輩(だけど変人)がいたり、リーダーシップのある先輩(だけど奇人)がいたり、留学生(やっぱり変人)がいたり、やっぱりグリーンウッドの女子バージョンなんだね。
著者プロフィール
藤島康介の作品





