- 本 ・マンガ (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063881059
作品紹介・あらすじ
授時暦の誤謬を解き明かした渋川春海は、改暦の実現へ再度動き始めた。だが改暦にはさまざまな難関が待ち構えている。己に託された人々の思いに応えるため、春海が打つ妙手とは?冲方丁原作・新感覚時代漫画、堂々完結!!
感想・レビュー・書評
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内容紹介
授時暦の誤謬を解き明かした渋川春海は、改暦の実現へ再度動き始めた。だが改暦にはさまざまな難関が待ち構えている。己に託された人々の思いに応えるため、春海が打つ妙手とは?冲方丁原作・新感覚時代漫画、堂々完結!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"「打てる手は全て打っています これでも実現には遠いかもしれません
ですが泰福様 私は諦めません
置いた碁石<いし>が何時何処で如何なる効力を発揮するのかを見届けてーーそれで駄目なら」
「駄目なら?」
「駄目なら また碁石を置きます
愚かでも何でも 次の手を考えます」
「それは一生分の大きさの…碁盤ですね」
「はい」
「わかりました 春海様を信じます」"[p.158]
完結。
主人公が生き生きとしていて、最初は話分かるかな?と思っていたけれども、読んでるうちにぐいぐいと引き込まれその熱量が伝わって来るようだった。良かった。 -
原作未読、映画視聴済。
この話を小説で読むと、天文などの説明が想像できなかった可能性があり、最初に映画や漫画で読んだのは良かったと思う。
保井さんのホンワカしたキャラと、最後に向けて少しずつ見た目が歳をとっていく描き方、天才の種類、光圀公の性格など、漫画版の個性が詰まってました。
カバー裏の漫画(囲碁部)もお薦め(笑) -
最終巻。
春海の人生をかけた改暦事業。そこに関わってきた様様な人々への感謝を込めて、天地明察でございます。
自分の好きなことをどこまでも追及し続けることの幸福。同好の士と永遠のあこがれの存在を得たことの幸福。影にも日向にも支えてくれる人がいる幸福。
不安や挫折、不条理に振り回されながらも、成し遂げることができたのは、人々に恵まれていたからです。春海が皆を引き寄せ、逆に引き寄せられて、成し遂げた日本独自の暦という一大事業。ご苦労様でした。
最終話、ラストシーンに感涙。関孝和に算術勝負を挑むも瞬殺。圧倒的強者に挑み続ける興奮と緊張。いくつになっても、失敗の恐怖より、成功の解放感を信じることのできるすばらしさ。
「明察じゃ」できゃっきゃしてた建部・伊藤コンビもそうだったけど、いくつになっても全力で楽しめることのできるものがあるのは最高の贅沢。それを分かち合える仲間がいるというのもまた。 -
借りて全巻一気読み。
数学に縁のない友人がなぜか関孝和の名前を知っていたことから、このマンガを紹介されました。
悲しい別れが突然に淡々とやってくるとこなどは小説をコミカライズしたマンガならではですね。
面白かったので、原作の小説も読んでみたくなりました。紹介してくれた友人に感謝ですね。 -
05/02/2016 読了。
買ってからだいぶ積んでた。
完結!
デフォルメ絵がかわええ。 -
最終巻。春海、この頃何歳なんだろ?闇斎先生、何故か安西先生と読んでしまう。春海は息子に長寿の願いを込めて亀之助と命名。彼を支援してくれた面々がどんどん逝ってしまったかゆえの願いだよね。そして関さん、計算速すぎ!(笑)
著者プロフィール
槇えびしの作品





