ヴィンランド・サガ(17) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 445
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063881097

作品紹介・あらすじ

ヴィンランドに平和の国を作るために、まずは東方ギリシアで資金を得る必要があるトルフィンは、ノルウェー西岸からヨーロッパ大陸へ入る。そこで、巨大な熊に襲われたトルフィンたちを救ったのはヒルドというすご腕の女狩人だった。彼女は8年前にトルフィンに家族を殺された仇を撃つためにトルフィンを山に連れ出した。そこで語られるヒルドの壮絶な過去。雪辱を誓ったヒルドの放つ弩(いしゆみ)がトルフィンを射抜く。

感想・レビュー・書評

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  • 新キャラがまたまた魅力的ですなあ…

  • 「もし自分がヒルドだったら、父親を殺したトルフィンを赦せるだろうか」。きっとこの巻を読んだ多くの人が考えたのではないだろうか。私も想像してみたが、理性が憎しみや怒りの感情に勝てるとは思えなかった。復讐しても死んだ父親は帰ってこない、復讐は復讐を生むだけ。頭では分かってるのだが…。憎しみや怒りを自己清算できる自信はないなぁ。やっぱり感情ってやっかいだ。

  • 改良された弩にテンションが上がる!

  • 相変わらず巧いなぁ。

    過去に両親を殺された仇を取ろうとするヒルドと、
    生きて償いたいと思うトルフィン。

    ヒルドの回想シーンに焦点を当て、
    あまりにも唐突に幸せな生活が断ち切られた驚きと怒りをどこに向けて良いか分からぬ彼女の気持ちに寂しさを覚えます。
    元々が素直な良い子だからなおさら。
    トルフィンには仲間がいてくれて良かったな。

  • 読了。面白かった。奥さんが受けたほどの感動はなかった。やはり始めの頃に感動したから、さらなる感動を期待しているのかもしれない。素晴らしい漫画であるのはわかる。

  • 赦されない罪だと思う。死ぬことが償いになるわけでもないと思う。ヒルダの憎しみを受け止めて苦しみ続けることぐらいしか、できることはないんじゃないかな? どんな綺麗事を言ってもね。
    復讐の女狩人・ヒルダに追い込まれ、狩られる寸前のトルフィン。平和な国を作ることが償いだとか言い出したけど、この残酷な世界で人を殺さずに国を平和にすることができるのか? 試練はまだまだ続きそうです。

  • かつてトルフィンに家族を殺された娘で狩人・ヒルド。復讐者となってトルフィンの前に立ちはだかる。今までのように亡霊でなく現実に現れる自分が背負った罪… 生きて償う時間を下さいと、本人を目の前に言う事がどれだけの覚悟が、勇気が必要か… それを赦せというお父さんと師匠、落とし方が凄く秀逸。ヒルドも一緒に船に乗って行くのか?それとも影から監視していくのかどうなるんでしょう! 彼女が船に乗ってくれたらめっちゃ頼りになるよね。

  • トルフィンが背負うべき罪が形を持ってはっきりと目の前に現れた今回の話。

    テーマとしてはまさに王道、その結論もそうだよなぁ…と。
    もし自分がトルフィンの立場だったら、ヒルドの立場だったら、両親の立場だったら、エイナルだったら?
    それぞれの想いがそれぞれに正しい。

    お父さんの言葉や親父さんの言葉が、それはもうひとつの明確な答えであり得るんだけど、ヒルドがそれを心に留めつつも本当には納得出来ていない、というのが良く表現されていて心に沁みた。

    償いも赦しもお互いの真心があってこそ成立するものなんだよな…やってしまったことも失ってしまったことももう二度と元には戻らない。

    トルフィンも愛すべき父がいて復讐の為にあそこまで自分を貶めたわけで、そういう意味では彼女の赦しを得ることはトルフィン自身の救いにも繋がるのかもしれない。

  • じっくりと1巻以上使って描かれたトルフィンの過去との向き合い方
    相手のヒルドが、不憫な生い立ちではあるものの、強い意思と賢明さを持ち合わせていて、良い父や師匠に恵まれていてかなり魅力的に写った
    その分、トルフィンが赦される(猶予をもらう)という描写が、1巻掛けた分、何か尻すぼみというか、う~ん、性善説っぽくて勢いが落ちたように思った

  •  ヒルドの復讐劇が描かれる17巻である。一冊にコンパクトにまとめながら、彼女の生きた反省が鮮やかに描かれ、その復讐の重みがまざまざと描かれた一巻だった。
     そして何よりも、その復讐の重みを動かす言葉の重みは、やはりこの方(幸村さん)は凄まじい人だと再認識させられたほどに真っ直ぐ彼女を貫くものだった。彼女の怒りと、悲しみと、復讐と、そして赦しが、恐ろしくも色鮮やかに描かれて、今回も泣かされてしまった。

     良い物語だ。本当に。これより上がないから、星五つで評価したい。

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著者プロフィール

1976年5月4日生まれ。神奈川県横浜市出身。血液型B型。
「モーニング」掲載の『プラネテス』でデビュー。現在は「アフタヌーン」にて『ヴィンランド・サガ』連載中。
2002年、第33回星雲賞コミック部門賞受賞。
座右の銘:「あ、一瞬待ってください、じゃ半日でもいいです」


「2019年 『ヴィンランド・サガ(22)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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