花井沢町公民館便り(3)<完> (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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本棚登録 : 270
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063881868

作品紹介・あらすじ

2055年。わたしたちの町・花井沢町は、ある事故に巻き込まれ外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。いずれ滅びるこの町で、わたしたちは今日も普通に生きています。町で生まれ育ち、外の世界を知らない希。彼女と境界越しに知り合って恋人になった「外」の住人・総一郎。二人は境界をまたいで家を建て、不格好な同居を始めるが……町で起きる喜びと悲哀を静かにつづる連作集、いよいよ完結。

感想・レビュー・書評

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  • この本でヤマシタトモコに完全にやられてしまったわけです。

    読み終わったら、表紙をよーく、よ~~く、見てください。
    言えることはそれだけです。





    しかし本編であんな終わり方しておいて、オマケと表紙でこういうこと書くというのは・・・、連載終了後にいろいろ言われたのでしょうか。

  • 完結。うわー、こう来るのか、こうなっちゃうのか。
    最後まで哀しいお話でしたよ。ほんの少しの明るさや幸福感があるだけに
    「そこ」から先をどうしても望んでしまう人の心が哀しくて…。
    ヤマシタさんは「痛み」にはっきり向き合う作家さんですね。
    ツラいんだけど、目を離せないです(u_u;。

  • 2018/09/18

    やっと読み終えた。
    三角窓を読んでいるせいなのかいつドキッとするような事がでるだろうと謎にソワソワして読んだけど、怖いことは特にありまへん。
    助けてやるおじさんと筋肉マンの話は地味にニヤニヤしてしまった。優しいお隣さんでよかったやん、筋肉マン!

    最後の話で胸がとってもギュウゥゥゥッと締め付けられた。もうあぁあああああって。
    一緒にいるとさわれないことが余計辛くなるんだよなぁ

    で、ここでノゾミは最後どこにいっちゃったんだろうか
    耐えきれなくなったのかなぁ…寂しいし辛い読了感

  • 実験が失敗して生命体を通過させない膜で覆われた小さな町での災害後の住民達の日常記完結編。始まる直前と最後の一人が消えるまで。状況は何一つ変わらず放置のまま終わってしまった……。シミュレーションのみで結論がないのがモヤモヤする。

  • 絶対的閉鎖空間で暮らすという過酷さをあまり出さずに一話一話進んでいくので、読みやすい。
    人間ってどんな環境でもある程度は馴染んじゃう。
    ただそれは、ゆっくりと終わりへの道でもあるのだが・・・。
    読み終わると絶望、差別、憎悪なんかの描写もちらほら書いてあって余計現実感があってただただ無力感に襲われる事でしょう。

  • 異常の中の日常。
    最後まで正気を保つ方法はあったのか。

  • 境界上で定期的にやってくる医者の手伝いをする少年・大貴。「誰かが犠牲にならないと」のコマで瞳を輝かせる大貴のアップだから突き刺さる。
    自殺してる人を見て振りかぶる希に驚いた。特殊な環境だからこんなことできるのかな。
    総一郎と話した後に境界より向こうに前のめりになっている希のコマ見て疑問に思ったんだけど、境界っていわゆる壁だよね、助走してぶつかってたおじさんみたいにガツンとぶつかるんじゃないの?
    境界跨いで建てた家での生活、帯のアオリにある台詞がすごく突き刺さって涙腺緩んだ。
    描き下ろしの厚労省の中井さんGJ!

  • 不思議。難しい。むなしい…後日読み直します

  • 同居し始めた2人。希望的だったのにやっぱり近い分触れられない苦痛が上回っちゃったか…
    おばあちゃんはどうしたんだろ

  • 制度って、大多数のためにできてるんだな。その人数が少なければ少ないほど、制度なんて役に立たなくて。罪も罰も情に負ける。わたしが、あなたが、そこにいたら。狂うだろうか。安堵するだろうか。果てない希望のままに生きるだろうか。その町は架空かを考える。

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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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