ミリオンジョー(3)<完> (モーニング KC)

  • 講談社
3.80
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063883138

作品紹介・あらすじ

『ミリオンジョー』を未完のままで終わらせるわけにはいかない!その一念で幾多の困難を乗り越え連載を続けてきた呉井だったが、計画の要であるメンバーに裏切られたことで、連載は続行不可能に。しかしそれでも呉井は最終回までのネームを描き続ける!その行為の果てに待つのは罰か、それとも……!?

感想・レビュー・書評

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  • なんとか読み終えた。
    一巻が凄まじく肌に合わなくて読むのを躊躇したが二巻の展開がよかった。
    そのまま最後まで駆け抜けた作品だった。

  • オリジナルとフェイクを巡るものとして読める。
    創作とは誰のものなのか、作家の置き換えは可能なのか。

    平家物語が琵琶法師に語り継がれたように、口承文学として世界各地でかつては伝えられていた物語は骨格はあるが語る人から語る人に紡いでいく時にその個々人の人生や生きている時代なんかのわずかなニュアンスが代わり改変されて繋がっていた。

    最大の読み物としてあるのが聖書だとしても、キリストが言った事を伝えたものだけどキリストが話していた言葉と書き残した文章の言葉はヘブライ語から違う言語だったりとまずは翻訳があった。当初の言葉からは離れていく。

    創作とはなにか、オリジナルとフェイク(あるいはn次創作)は本当にオリジナルが優れていると言えるのか。

    設定上長くは続かない作品だというのは一巻を読んでわかっていたけど、そういうことを意識的に含んでいたと思うし、漫画誌でこれをやったというのは意欲的なメタの向こうに視線があったのだと思う。

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