彼女とカメラと彼女の季節 (5) (モーニングKC)

  • 講談社 (2014年9月1日発売)
4.20
  • (23)
  • (16)
  • (8)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 199
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784063883701

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 百合セックスには少し引いたが愛情表現の形としてはまあ致し方がないですねそしてラストはとても清々しくとても清らかでした。3人の青春は終わってしまいましたが3人の未来が平和であれば良いなと感じます

  • 完結。
    これまで目を合わせなかった表紙で、ようやく見つめ合ったあかりとユキ。
    複雑な感情でない交ぜになって揺らいだ片想いの三角関係だったけど、それらを乗り越えた3人が笑って卒業できたことが嬉しい。汚い部分も見せ合って感情をぶつけた結果、清々しい関係性になれた。
    制服のボタンを渡す時の凛太郎の言葉が彼らしい。そしてあかりとユキがリボンを交換しながら自分の気持ちを吐露するところはつい涙腺緩んでしまった。
    自由人なユキが、2人に歩む道を伝えてから行こうとするところに彼女の成長を感じた。
    ラストまでスピーディーな印象。

  • 手に入れる、とか、私のモノのになる、とか、そういうのはどういうことなんだろう、とか。そういうことだったかも知れない。

  • 裏切らんねえ、なんだという感じ。
    がっかりの次のほっとしたの「なんだ」
    これ4巻で呆れて投げていたら多分結末見なかったな。危うい危うい。
    ちゃんとシグナルはあるにはあったんだけど。

    ほっとしたと同時にそうかやっぱりそっちだったのかとわかった。
    浅薄な百合ものが多い中で結構ガチな話だったわけか。
    納得はした。
    やっぱり凛太郎が哀れ過ぎるけど。

  • 本来人を好きになる表現にテンプレートなど無いのです。
    弄ばれて散々に振り回される凛太郎がいい味だしてます。
    最期もいい感じでした。

  • 前半が鮮烈過ぎた分後半にやや不満。あかりと凛太郎が何となくヤってしまってもっとグチャグチャになる三角関係が見たかった。あの場面で生理的嫌悪感を理由に持ち出すのは、創作上の逃げじゃない?と思ってしまったな。

  • 読了!
    久しぶりにどっぷり浸かれる気持ちのいい作品でした。
    本を読む楽しみは、ぎゅーっとする気持ちと向き合う、そういうことにもある、そういうことに私は何度となく救われてきた。
    そんなことを大袈裟にも思い出したり。

    高校3年生。同じクラスの一匹狼のユキに一目惚れしたあかり。カメラを通して、2人はどんどん親しくなるが、あかりはユキに惹かれる気持ちを抑えられない。一途にあかりを慕う凛太朗、凛太朗がずっと好きなユキ。
    奇妙な三角関係は、優しさと意地を持ち込んでこんがらがってしまい……

    「これからきっと私の中にユキは色あせることなく
    生き続けるんだろう」(4巻 173P)


    終わりはなんだか、さっぱりしていたけど、きっと作者がきちんと描き切ったのだろうと思える潔さで、よかった。
    好きな気持ちは難しいもの。
    嬉しい気持ちもどろどろした気持ちも味わう。
    それを通して変わった自分を良しと思えるなら、
    それは素敵な恋愛だったのだなと思える。
    そういう恋をしよう。
    思い出も大事にしよう。
    全部、わたしを作るのだ。
    そんな強さをくれた作品でした。

  • 人に優しくするのも傷付けるのも、物凄く利己的で、気持ちに振り回される人物達。それをこうも醜く、極めて愛おしく描けるだけでもとんでも無い。人との関係は、世間が提示する類型に収まり切る事はないし、まして自分一人で考えて望むものとは異なるものになるのは当然。それは自分とは違う人同士なのだから、自然な事。その生まれて変わって行く関係性を、相手への愛でもって育みあい、続けて行く。これ程明るく開放的なラストに乾杯。

  • こんなもんかぁ、と……。表紙の通り綺麗なお話でござった。この年頃にしかない感受性ってのがあって、なんだかもう遠いなぁ、と思ってしまった。ベッドとカメラは好きなとこ。

  • りんたろうが引いた。
    それで、
    あかりとユキが結ばれる。。。

    ユキ海外留学。
    別れ。
    年月。
    再会からのこれから。

    僕的には不完全燃焼。
    もっと、
    描ききって欲しかったかな。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

5月14日生まれ。岩手県出身。
2000年に「別冊ヤングマガジン」にてデビュー。その後「モーニング・ツー」にて『彼女とカメラと彼女の季節』を連載。現在「ハツキス」にて『バツコイ』、「月刊!スピリッツ」(小学館)にて『最果てにサーカス』連載中。

「2015年 『つるつるとザラザラの間(4)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

月子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×