子供はわかってあげない(上) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
4.24
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本棚登録 : 1039
レビュー : 77
  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063883794

作品紹介・あらすじ

ひと夏の自由、はじまりはじまり。

「KOTEKO、好きなのか?」 
「ああ、かなり」
サクタさん(水泳部)と
もじくん(書道部)は
学校の屋上で出会った。

読むとうっかり元気になる、
お気楽ハードボイルド・ボーイミーツガール、
開幕なんです!

水泳×書道×アニオタ×新興宗教×超能力×父探し×夏休み=青春(?)。モーニング誌上で思わぬ超大好評を博した甘酸っぱすぎる新感覚ボーイミーツガール。センシティブでモラトリアム、マイペースな超新星・田島列島の初単行本。出会ったばかりの二人はお互いのことをまだ何も知らない。ああ、夏休み。

感想・レビュー・書評

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  • ボーイミーツガール。
    ボーイッシュな女の子が、男の子を好きになる。

    さっぱりしていながらの恋心にやられました。
    これはまさに青春。

  • 後半、全ての会話やエピソードが伏線がだったことがわかって・・ニヤニヤする。

  • ゆるい絵で余白も多めなのに不思議と会話が濃密で読み応えがある

    出てくる人みんなきちんといい味がある

    話がふわふわしているようで意外にもミステリーになっている

    ゆっくり読みかえしたい本 

    夏休み本第1位

  • 絵の可愛らしさ且つどこか淡々としたところ、ポンと差し込まれる玄人好みする単語や言葉の言い回し、それでいてストーリーは実はかなり重たい。色んなものが絶妙なバランスで程よく散りばめられてる空気感


  • 映像化できない切なさと夢みたいな穏やかさ

  • 上巻しか売ってなかった。
    下巻読みたい。
    無念

  •  (一応、上巻下巻とも読んで、上巻のほうでレビュー)

     いい歳の哲学者のおじさんによる「胸キュン!」ってほどのことはないが(『半歩遅れの読書術』(日経新聞 2020/1/25 野矢茂樹)、なかなか爽やかかな青春物語。

     良さは遠く忘れていた純粋な気持ちと、どこか懐かしい風景を思い出させてくれること。いわゆる初恋の甘酸っぱさ? そして、季節は夏、とういうところか。
     単純な少年少女の恋愛に、コロコロと転がり拡がるストーリー展開が滑稽で(実に漫画らしい)、随所に置かれる懐かしいアニメネタ、漫画ネタが昭和40年男の痒いとこ、笑いのツボを絶妙に刺激する心地よさ。それでいて、ところどころに「はっ」とさせられる台詞が挿しはさまれる。

    “世界に必要なのは「自分にしかない力」じゃない
    「誰かから渡されたバトンを次の誰かに渡すこと」だけだ“

     たぶん、これが本作品の大切なテーマなのでしょう。主人公朔田美波は、探偵(?)の門司明大から、調査料の払いについてこう言われる。

    「美波ちゃんが大人になった時 私と同じように 自分より若い人に そのお金の分 何かしてあげて
    そういう借りの返し方もあるの 覚えておいてね」

     「次の誰かに」「自分より若い人に」これは作者の心がけだろうか、それともそういう良い体験をしてきた人なのか? 我々世代にとって懐かし小ネタをまぶしながら、次の世代に向けて、ひとつの新し才能が、また次の地平を切り拓こうとしてるのかもしれない。

     内田樹の言葉を思い出す。
    「ほんとうに新しいものは「新しいけど、懐かしい」という印象をもたらします。
     ただ「新しい」だけでは時代を刷新するような力を持ちません。「新しく」てかつ「懐かしい」という二つの条件を同時にクリアーしないと時代を変えることはできない。」
     この作品に、ふとそんな匂いも嗅いだりした。

     なぜ、内田樹の言葉を引いたかと言うと、例の日経の読書コラムで哲学者は「トリュフォーの名作をもじったタイトルに見られるような小ネタも満載で」と記したけど、そうじゃないでしょ。
     内田樹の『子どもは判ってくれない』(洋泉社2003)がネタ元でしょ(笑) ※もちろん内田の著作はトリュフォーの『大人は判ってくれない』(1959)を踏まえてはいるけど。

     本作の終盤「述べて作らず」という孔子の言葉が引用されているが、それも内田樹がブログで何度か取り上げているお気に入りの言葉でもある。作者も内田樹の愛読者なのかもしれない。
     孔子の言葉「述べて作らず」を内田は、人に何かの存在を信じさせるには、「それが存在する」と声高に主張するのではなく、「それはもう失われてしまった」と言うのがもっとも効果的で、孔子はそれをやったのだと解説する。

     一見、陳腐な純愛物語を、昭和ネタを織り交ぜながら、どこか懐かしい空気感の中で展開しているのは、もしかしたら孔子のこの教えに沿ったものかもしれない。 だとしたら、この著者はなかなか大したストーリーテラーではなかろうか。

     失われてしまった純粋な気持ちが、この稚拙な絵の、それでいて巧妙な仕掛けに満ちた物語を通じて、次の世代にも伝わっていけば良いことだなと思う。
     そんな、優しい気持ちになれる素敵なお話。

  • とにかく好きなおはなしだった。

  • さわやかで甘酸っぱい、優しい漫画でした。
    個人的にはサクタさんに対してひんまがっていない、とても心が綺麗な人だという感想を持ったモジ君に共感。

  • さわやかな、それでいて、心がほっこりあったまる優しいお話。
    名作ですよ。

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著者プロフィール

2008年前期MANGA OPENにてさだやす圭賞を受賞後、「モーニング」に読み切り作品が掲載される度に各所で話題を呼び、2014年の連載デビュー作『子供はわかってあげない』が各マンガ賞に上位ランクイン。現在は「別冊少年マガジン」にて『水は海に向かって流れる』を大絶賛連載中。

「2019年 『田島列島短編集 ごあいさつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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