- Amazon.co.jp ・マンガ (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063884029
作品紹介・あらすじ
その村では、人は必ず50歳で死を迎える。
村人を縛るしきたり、
「あの世」と呼ばれる山の向こう。
双子の姉を生け贄に
捧げられた少女・杏。
獣の皮をかぶった役人達が取り仕切る
「この世」と呼ばれる村で
神に見守られて暮らす人々。
そして、不思議な山の民。
杏が見つめる先には
希望も絶望もある。
この物語で描くのは
山下和美が抱く、
日本という国への
不安。
『天才 柳沢教授の生活』『不思議な少年』で人間を見つめ続けてきた山下和美が挑む新境地。この閉ざされた村が舞台の物語で描き出そうとするのは、人間社会の恐ろしさと生きることへの希望。NHK『浦沢直樹の漫勉』での”産みの苦しみ”の姿も話題を呼んだ本作は、著者自らも「はじめての挑戦」という意欲作です。
感想・レビュー・書評
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『第25回手塚治虫文化賞』大賞は山下和美『ランド』、特別賞に『鬼滅の刃』 - 書籍ニュース : CINRA.NET
https://www.cinra.net/news/20210428-tezuka
山下和美「ランド」ついに完結 運命の重圧、自由意志を貫く人々|好書好日
https://book.asahi.com/article/13820104
ランド|モーニング公式サイト - 講談社の青年漫画誌
https://morning.kodansha.co.jp/c/land/
『ランド(1)』(山下 和美)|講談社コミックプラス
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000018604詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
試し読みが面白かったので買ってみた。民俗的なしきたりに縛られた山間のムラを舞台にした未来の話? 異形と境界が強調されている社会設定が面白い。
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これ以上はない、続きが読みたくなる終わり方。
ハラショー -
その村では、人は知命といい50で必ず死ぬ。村の四方には、四つ神さまという神像がたっていて、そこより先は行ってはいけない。
と、様々なしきたりに縛られている村の少女・杏。
彼女に堕ちてきた種袋。葬列を襲ってきた子供。行く先々で出会う和音。
山の中で出会った人々。空から見た「あの世」の景色。
ディストピアのはじまりはじまり。 -
ナイト・シャマラン監督の映画「ヴィレッジ」に近い。
生まれた場所や環境で価値観は形成されてしまうという恐ろしさを感じる。いつだって疑いを持つことの大切さ。 -
すごく分厚い1巻!
江戸時代くらいの貧しい百姓の話かな‥と読み進めていたのだけど、これは‥
面白い!という域までいってないけど続きが気になる感じです。 -
50歳を迎えると「知命」と呼ばれる風習に従って死を迎える風習のある村に生まれた双子のうち、一方が村を支配する神への生贄とされるところから物語はスタート。
ここでの神は不可視の存在ではなく、村を囲む東西南北の山に巨大な姿で存在している。
時代設定は江戸時代くらいかと思って読んでいたら、とんでもなかった。
すぐにでも2巻が読みたくなった。