カバチ!!! カバチタレ!3 (9) (モーニングKC)

  • 講談社 (2015年9月23日発売)
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本 ・マンガ (224ページ) / ISBN・EAN: 9784063884999

作品紹介・あらすじ

大野事務所の田村、住吉、栄田が、同時に別々の離婚案件を受任。親権と面会交流をめぐってドロドロの離婚騒動が勃発する。父親と母親、親権はどちらのもの? 養育費を払わない元夫にも子供を会わせる義務はあるの? 子供の面会交流を無視したらどうなるの?

感想・レビュー・書評

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  • 母親に親権をとられて孫の奪還を図るおばあちゃん。保育園にかってに迎えに行き、渡さないと言い張ると誘拐になる。以後は、無理な離婚条件を出して離婚が成立しないように企てる。
    父子の仲のいいことで、面会を楽しみにしている子どもに腹を立て「お父さんと会うとお母さんはいなくなる」と脅しをかける。家裁に親権変更の依頼を出して真実を暴き出す。
    保育園の申し込みに関し、住所と居所の違いについて。
    いずれも犠牲になるのは子どもで、特に面会拒絶の件はドラマチックでした。

  • 偶然にも同じ時期に離婚案件を引き受けることになった大野事務所の三人。
    所長の田村は離婚協議がまとまった夫婦。
    栄田は離婚協議中の夫婦。
    住田は夫と別居に入った親友の依頼で。

    離婚する、またはした理由、家庭環境、それぞれ十人十色の中、どの案件もすんなりと進むはずもなく問題勃発で-。

    親が離婚すると、関係のない子供が一番被害を受けて振り回される-とは、よく言うことですが、このマンガの3組の夫婦にも子供がいてそういう事が描かれています。

    田村の担当する夫婦は妻が元夫の事を毛嫌いしていて、月一度の子供の面会日に夫と子供を会わせたくない-その思いがねじれて子供の心を壊してしまう。
    他の、栄田担当の夫婦の子供も、母親と母親から孫を取り戻そうとする祖母によって知らない内に翻弄されるし、
    住吉担当の夫婦の子供は母親と見知らぬ土地で生活を始めるも役所の規定で保育園に入る事ができない。

    人はそれぞれ事情がある訳ですから、離婚するのは仕方ない。
    だけど、その行動によって子供が振り回されている、子供に影響を及ぼしている、という事は自覚しないといけない、そんなことを感じさせる話でした。

  • 離婚良くない。

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著者プロフィール

1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。1996年に、従兄弟・田島隆の紹介により、青木雄二氏と出会い、大阪に出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。1998年、処女作『五番街』で「ヤングマガジン」のちばてつや賞入賞。1999年より「モーニング」にて『カバチタレ!』、2005年より同誌にて『特上カバチ!!』、2001年より「イブニング」にて『極悪がんぼ』を連載。2009年9月より『激昂(ブチギレ)がんぼ』を連載。2013年5月より『カバチ!!!』の連載を開始した。大阪府大阪市在住。

「2021年 『カバチ!!!-カバチタレ!3-(39)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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