アップルシードα (2) (モーニングKC)

  • 講談社 (2016年2月23日発売)
3.79
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本棚登録 : 92
感想 : 6
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  • 本 ・マンガ (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063885347

作品紹介・あらすじ

212X年、サイボーグを重視する思想に傾くNYでの生活に疲れた人間のデュナンは、機械文明を嫌う「人間農場」に身を寄せる。一方、恋人でサイボーグのブリアレオスは、デュナンを探して単身人間農場に乗り込もうと試みる。だが、NY市長の双角はサイボーグへの偏愛を一層顕著にし、人間農場のジョニーもNYに対抗すべく暗躍を図る。軋轢が増す二者のもとに、ついに「宇宙人」オリュンポスが姿を現し――。

感想・レビュー・書評

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  • 2017/3/23購入
    2017/7/16読了

  • 巻末の士郎さんのコメントにもあった「企画者の発想力と実行力」に感謝の一言。
    オートモ的な現実的な絵柄の士郎さんの画を見て黒田さんに依頼すんのは、ホントにすごい。
    しかし独特な黒田さんの絵柄のおかげで機械の体のサイボーグ達も同じ形は二度と無い、溢れる生命観で描かれていて、面白い。
    何から何まで人工物に置き換えているCG映画と真逆でアリ、なるほどそういう発想か、と納得してしまった。
    オリュンポスの一団が現れてからのスピード感が独特で、おもしろかった。

  • 2016.3.8
    硫黄版アップルシード完結。
    最初はなぜ?と思いましたが意外と良かった。

    やっぱりオリジナルを期待してしまう。

  • 面白かった! 立場も価値観も違う個人や勢力それぞれが自分のために行動し、交渉し、未来を切り開こうとする。途中で倒れる者、逃亡する者も流れるように描かれる。世界観人間観の面白さは士郎正宗のアップルシードと地続きで、黒田硫黄らしい深みが味わえる奇跡のコラボ。舞台がオリュンポスでない分、この混沌たる人間の面白さは原作以上に効いてくるし、黒田硫黄の素晴らしさが発揮されまくりなのだ。衝撃のラストに唸りつつ大満足の読了。アップルシードを知っている人にも知らない人にも等しく勧めたい傑作。

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著者プロフィール

1993年、講談社月刊アフタヌーン四季賞秋のコンテスト大賞を『蚊』ほか3編で受賞し、デビュー。その後、『大日本天狗党絵詞』『茄子』『あたらしい朝』『アップルシードα』(ともに講談社)や『大王』『黒船』(ともにイースト・プレス)など、著作多数。2002年『セクシーボイスアンドロボ』(小学館)で文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。同年夏に『茄子』の1編「アンダルシアの夏」を原作にしたアニメ『茄子 アンダルシアの夏』が劇場公開された。

「2016年 『セクシーボイス&ロボ(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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