カバチ!!! カバチタレ!3 (10) (モーニングKC)

  • 講談社 (2015年12月22日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063885408

作品紹介・あらすじ

風俗を盗撮して、業者から100万円を請求された男や、客のツケを払わされることになったホステス。 大野事務所に持ち込まれるお水のトラブル!回りくどい田村の解決法に業を煮やし、金田がひと肌脱ぐ!

感想・レビュー・書評

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  • 無理やり本番をしてしまう男、寝てる間に新しい人を呼び、寝ていても行いホテトル嬢、チェンジに慰謝料を要求する店というあたりが掴みで、掴みからかなりの取材力を感じる。前回が離婚がテーマだったが、今回はフーゾクといろんなチャレンジを見せる。
    本筋は、盗撮をして、店のヤクザにつかまってしまう話。ひたすら逃げようとケータイまで変えるのだがそれでも見つかってしまう。このあたりなかなかリアル。念書を書かされ、100万円を無理やり払わされるが、偶然ぶつかった(ズルをする)田村に救われる。法律的にはこういう解釈になるのかというあたりが勉強になるを超えてスリリング。知的興奮がありますね。
    後半はOLがキャバ嬢になる話だが、キャバクラはホステスという個人事業主に場所を貸してるという設定なので、客が逃げたりしたら支払い義務が発生すという仕組みが面白い。そうなると腰かけで始めてのに、借金返しに追われてしまう。しかし、それは労基法違反なんですね。面白い。
    最初のケースは夫のフーゾク通いを知り、腹をたてるかと思ったら肝が座ってリいたり、後半も労基法にひっかからないルールをつくりたいと言い出してリ、女はしたたかです。

  • 風俗、水商売のトラブルが2話。

    最初のトラブルは風俗嬢とのHを動画にコッソリ撮って楽しんでいた男が味をしめて何度かその手口を使っていた所、女性にバレて恐~いお店に追い込みをかけられるようになった、という話。

    2話目は給料が下がったOLがその分をラウンジなるもので夜働くことで補填しようとする。
    所が、金が回らなくなった客がためていたツケを払わないといけないと店に言われて-というトラブル。

    どちらも夜の商売って恐い・・・と思わされる話ですが、結末はホッとできるものなので読後感がいいです。
    今回特に良かったのは最初の話の男性の奥さんの態度。
    ダンナが変な動画を撮っていることを知って取り乱しショックを受けて離婚か?と思いきや・・・中々肝の据わった女性で、この男にはもったいないなと思いました。

  • 携帯電話番号は変えてもバレます。

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著者プロフィール

1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。1996年に、従兄弟・田島隆の紹介により、青木雄二氏と出会い、大阪に出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。1998年、処女作『五番街』で「ヤングマガジン」のちばてつや賞入賞。1999年より「モーニング」にて『カバチタレ!』、2005年より同誌にて『特上カバチ!!』、2001年より「イブニング」にて『極悪がんぼ』を連載。2009年9月より『激昂(ブチギレ)がんぼ』を連載。2013年5月より『カバチ!!!』の連載を開始した。大阪府大阪市在住。

「2021年 『カバチ!!!-カバチタレ!3-(39)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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