- 本 ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063885439
作品紹介・あらすじ
「日出処の天子」、「テレプシコーラ」の山岸凉子が描く、ジャンヌ・ダルク。「私は解放される。疑ってはならない。信じています」魔女の罪を被せられ、処刑を宣告されたジャンヌ・ダルク。刑場に連行されながら彼女は、運命を変えた13歳の「あの日」のことを思い出していた。その時、彼女は何を聞き、何を見たのか?
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感想・レビュー・書評
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山岸涼子がジャンヌダルクを描く。
それだけで興味深々。
なんでもない田舎の少女が、啓示の声を聞き、天使を見て行動しだす。
漫画の書き方によっては、かなり非現実的な荒唐無稽になってしまうところを、山岸さんの力量発揮で、スピリチュアルなことも普段通りにリアルに表現している。
線画的な書き方で抽象的なのだけど、リアリティがある。まるで鳥獣戯画のよう。
田舎少女のジャンヌが王を助けるという目標に向かう、今後どのように展開するのか楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山岸先生の新刊本を久し振りに書店にて発見♪
帯を見て、
ジャンヌ・ダルクの生涯を描いた物語だと知り、
(おおっ、山岸先生らしいなっ♪)と、読む前から謎の満足感。
タイトルの『レベレーション』(啓示)が指し示す通り、
物語はジャンヌが受けた神からのお告げに焦点が当てられている様だった。
目だけで…目の表情だけで、
読む者を戦場まで引き摺り込んでしまう画力はさすがです。 -
最終巻収録の対談で著者も言っていたけど、全体を通して描かれるんだろうなとなんとなく予想していたこととは違うことが描かれて完結して予想外だった。けれどさすがやっぱり、胸に迫る描写はすごかった。全体を通して説明はかなり分かりづらいので、自分で世界史をちゃんと勉強したくなった笑
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今後に期待
めっちゃ悲劇くさいがな -
ジャンヌ・ダルクの物語第1巻。ヨーロッパ中世の農民達の生活感に溢れているのが今までのジャンヌ・ダルク像と違っているかも。地元の司祭がやけに科学的な考えなのが現代風味。これからが歴史の表舞台の話になってくるので、どんな展開になるのか興味津々。
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なんと山岸凉子がジャンヌ・ダルクを!
夢のような組み合わせ!
天使の「おそろしさ」、絵の力だ。 -
山岸凉子の次の題材が「ジャンヌ・ダルク」だと知った時、そういえばジャンヌ・ダルクって教科書や学習漫画や映画でしか触れたことがなく、この歳になっても相変わらず「中世の人」みたいな印象しかなく、要は、いつまでたっても自分にとって「疎い分野の人」のママだなあと思ったので、すぐに読もうと思いつつ手に取るまでえらく時間がかかったのは、やっぱり「疎い分野」だけに。一回読んだだけでは時代背景が捉えられず、二回目は珍しくメモを取りながら読んだらスッキリ理解できた。で、味わいは『白眼子』のあの霞っぽさにとてもよく似ていた。
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山岸先生の歴史物、大好物です。これから平凡な少女がどうやって救国の戦士になるのか楽しみです。
著者プロフィール
山岸凉子の作品





