- 本 ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063885583
作品紹介・あらすじ
銀座に本店を構える老舗百貨店「銀座空丸(からまる)百貨店」に入社した木洩田一郎(こもれだ・いちろう)は、意に反して、怒りまくった客のクレーム対応に追われる「お客様相談室」に配属される。そこは、常軌を逸したクレームが怒濤のように寄せられるばかりでなく、室長をはじめとした部員たちも、木洩田の理解を超えた「つわもの」ばかりだった。未曾有の「苦情社会」に必読のリアルクレームエンターテイメント!
感想・レビュー・書評
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「クレーム対応のスパイ大作戦」という印象のお話。
お客さまもそうだけど、組織としてもクセありすぎの相談室。
内部の様子見てたら、お客さんの方が普通のことを言ってるような
気すらしてきます(笑)。お客さまの多様性が増し、
キャラクターの個性が活かされてくるであろうこの先に期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
週刊モーニングにて
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返金額が2円足りなかった。超音波洗浄機を使ったらダイヤを吊るす部分が破損した。服の虫食い。ブラウスが一度洗ったら糸が縒れた。ホームシアターの音響が悪い。といったクレーム。ヤクザだったり、金狙いだったり、ネットで拡散されたりとクレーマーも個性的。半ば身につまされて面白いのだが、話の展開は少しちぐはぐ。つい本音が出てしまうとか、上司が盗聴してるなどリアルなクレーマーものにどうかと思う設定。テーマとしては面白いのでケイゾク。
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もっと笑えるクレーマー対応かと思いきや、結構まじなやつでした。こういう部署で働いてると寿命縮めそうです。。。
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謝るお仕事のお話 お客様窓口は誰もが配属されたくない部署だ。お客様のクレーム対応に日々追われ、やりがいや喜びを感じられない職場だと感じている主人公 周りの人は変わり者でクレーマーを上手くあしらうことを喜びとするような人や怒られるのを楽しんでいるふうな人も登場する 日常的な雰囲気を醸し出しつつも漫画ならではの設定も無駄に盛り込む本作。主人公の思ったことを口に出してしまうというはた迷惑な設定のせいで問題は大きく発展し、周りの人がフォローに走り、大惨事を免れるというパターンを見せられ、主人公はストーリーテラー、展開づくり盛り上げ役(盛り下げ役)といった役回りでほぼ魅力がない 一話完結形式で読みやすく、仕事場の裏事情を扱った面白い試みの作品だが、どこにも愛がなく読後感は爽快ではない
著者プロフィール
鈴木マサカズの作品





