- 本 ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063885804
作品紹介・あらすじ
がんばってる人々を、今日も熱心に送り届ける「終電ちゃん」。「お前たち、明日はもっと早い電車で帰るって約束しな!」。終電には、日々を生きる乗客のドラマがある。中央線の高尾行きの終電は、午前1時37分に終点・高尾に到着する。これは全国の鉄道で最も遅い。疲れてて眠いのに、彼女に会えて、なんだかうれしい――。不思議な高揚感と一体感のある、終電物語開幕!!
感想・レビュー・書評
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2019/07/11 068
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中吊りでちょっと期待しすぎちゃったのが良くなかったか
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定期的に宣伝記事があがる作品で、Kindle無料だったので読んでみた。ふだん無料公開される0話同様、単純な擬人化、あるあるネタを取り扱う作品でなく、終電にまつわるドラマを描いた人情味溢れる作品。
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所謂"擬人化もの"かー、流石に食傷気味だな……と侮るなかれ。ちみっちゃいのに渋くて厳しい終電ちゃんの視線は、どこかノスタルジックであったかい。めちゃくちゃ良漫画です。
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中央線の終電ちゃんはちょっとオカンっぽいノリ。
内容は、想像以上に人情ものな1巻だった。 -
面白かったです。小田急線の終電ちゃんが可愛い。
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最終電車なんだからもっと嫌がって欲しいもんだよ、厄病神でも来たみたいにさ!
ってところのコマと言葉が妙に辛辣に心に響いた。
でもこんなお節介な終電ちゃんが本当に居たら、
頑張ってみようって思える。
口は悪いけど心温まる。鉄道マニアじゃなくても読めます。
1巻最後の小田急の終電ちゃんは経堂までじゃなく、相模大野まで頑張っている終電ちゃんを出して欲しい。
現実は箱根なんて言ってられなくて、おサボリさんで営業終了の早い京王線の終電ちゃんの分も頑張って、昔は臨時電車も出てたぐらいで面白いドラマが詰まっています。 -
「プロローグ」としてこの本に収録された最初のエピソードがWebで公開された時に読んで、そこから単行本が出るのを心待ちにしてました。
(飲み会なら良いけど)仕事で酒も入らないまま終電に乗る時の悲哀ったらないんですが、自分の乗った終電が他の終電の接続を待ったり、逆に遅れて着いた乗り換えの電車が待っててくれた時に、普段のクールな鉄道とは違う、何とも言えない人間っぽさ。ほんわかする時もイラッとする時もあるんですが、それがなんと擬人化されようとは!
終電にまつわる悲喜こもごもがそれぞれのエピソードに詰まっていて、いちいちじんわり来ます。P.30、P.141あたりが特に好きです。鉄道マニア的には電車の描写が正確なのも○。(ちょー細かいことを言うと、小田急の新宿出発時と経堂到着時で窓配置が変わっちゃってるけど)キャラの職人気質な雰囲気も好感が持てます。
これからは、望まぬ終電帰宅の時も少しだけわくわくしながら帰れるかもしれません。終電ちゃんには怒られそうですが(笑
著者プロフィール
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