とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
4.25
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本棚登録 : 1595
レビュー : 89
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063886900

作品紹介・あらすじ

小さな村の少女・ココは、昔から魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまい……。これは少女に訪れた、絶望と希望の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 未知なるもの憧れへのキラキラとした想いが、物語中でまたたく、友情と成長、そして冒険と魔法の王道ファンタジー。主人公のココのワクワクが、読んでいる側にも伝わってきて、まるで童心に帰ったかのように、存分に魔法の世界に浸らせてくれる作品です。

    魔法使いに憧れる少女のココ。そのココの実家が営む仕立て屋に魔法使いのキーフリーがやってくる。ココは好奇心を抑えられず、キーフリーが魔法を使う様子を覗き見し、自分でも魔法が使えることを発見する。しかし、ココの魔法は思わぬ力を発揮し……

    絵柄の可愛さと繊細さが目を引く。ファンタジー世界の王道、中世ヨーロッパ風の世界観に完全にマッチした海外の絵本やイラストのような、繊細で優しいタッチのデザイン。これが本当に素晴らしい。

    後、ココの表情の豊かさも魅力の一つ。憧れの魔法の世界に飛び込み、見ること聞くこと一つ一つ目を輝かせ、思わず表情を緩めながら、新しいものを吸収しようとしていく。魔法に対する憧れと好奇心のキラキラが表情や言葉、行動にあふれ出る。

    にやけそうになる顔を手で伸ばしながら『がんばれ私の表情筋』と叫んだり、魔材屋に行くことになると、嬉しさで顔を覆い、先生から話しかけられても『今、噛みしめてるので待ってください…』と返答したり、
    ココの反応は読んでいて面白く、可愛いという言葉がいくつあっても足りない。

    一方で魔法に対する怖さというのも、ココは身をもって知っているから、魔法に対する態度はとても誠実(浮足立っているようにしか見えない時もあるけど)で、それもとても好感が持てる。とにかく誠実で、そして一生懸命なのです。

    ストーリー的には4話が特に良かった。魔法使いの弟子になるための試験に一人挑むココ。しかし、頼みの道具は使い物にならなくなり、魔法を習い始めたばかりのココには、知識もなく袋小路の状態に。そんなココが思いついた起死回生の一手とは……

    ここまでで明らかになっている魔法のルールはとても簡単なものなのだけど、それと自分が得意なことを合わせたココの機転が本当に見事! そして一巻の最後にはファンタジーおなじみのあのモンスターが、ココたちの前に姿を現す。一巻の引きもとても良かった。

    一度でもファンタジーの世界や、魔法に憧れたことのある人なら、きっと好きになれる作品だと思います。

  • 絵がしっかり描き込まれているのに重たい印象を受けません。西洋の版画と日本の漫画が融合したようなテイストです。

    才能は持って生まれてくるものなのか、自分の中から見出し育むものなのか……そんなことを考えさせられた1巻でした。

    続きが気になります。

  • ついつい本屋さんの宣伝を見て惹かれて試し読みをしたら、見事に世界に引き込まれてしまいました。
    丁寧に書き込まれた1コマ1コマはまるで絵本をめくるように進み、人物も装飾も背景も設定もステキなファンタジー世界に誘ってくれるようです。

    禁止魔法に関わる謎、主人公の少女・ココがこれからどういう道を歩んでどんな魔法使いになるのかとても楽しみです。
    そしてキーフリー先生も謎の存在だけどステキです…。

  • ジブリがハリー・ポッターを作ったらこんな感じな気がする。そこまで新しいことをやっているわけではないのだけれど、既存のジャンルや世界観からのわくわくの選び方・取り出し方がとてつもなく上手い印象。高純度・高洗練。フデムシ可愛い。

  • この漫画すきー!てなる1巻でした。
    大切に何度も読みたい。

  • "「ありがとう!」
    「え?」
    「ありがとうって言われるの大好きなの!
    だから ありがとう!」
    「え…えーっとそうなんだ…?ありがとう…」
    「こちらこそありがとうのありがとう!」
    「まだ続くんだこれ…」"[p.75]

  • イラストに、
    世界観に、
    お話に、
    全部ぜんぶに惹かれました。

    いい!すごくいい!
    これは、誰かにお勧めしたい!(^o^

  • 帯の文句通り西洋ファンタジーの空気感があり面白かったです。
    ただキーフリー、もとい魔法使い達がココを利用している感が強く出ていて、世界が広がるワクワクよりもココを心配してハラハラしていました。

  • 新刊。紙で読みたかったお話だったので遅くなった。やっと読めた。緻密に書き込まれた絵がこの世界における魔法の成り立ちや扱いとうまいこと噛み合っていてとても素敵だ。続きも楽しみだ。

  •  とにかくデザインとイラストが素晴らしい。それで作られる世界のビジュアルも好みだ。魔法を勉強する必要性について答えを出してあるし、法則性はあってもファンタジー感を損なって、ラノベやバトル漫画っぽくならない(そっちも好きだけど)良いバランス。
     物語としては、導入がよく出来ていて、展開もテンポ良く高評価。次も気になる。

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著者プロフィール

ビームコミックス『エニデヴィ』で漫画家デビュー。イラストレーターとしてもマーベルコミックス、DCコミックス、スター・ウォーズ等のアメリカンコミックスの表紙・挿画などを手がけている。2016年より『月刊モーニングtwo』で『とんがり帽子のアトリエ』を連載開始。本作は日本での人気のみならず、フランス「JapanExpoAwards」をはじめ海外でも多くの漫画賞を受賞している。

「2021年 『傀儡戦記(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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