まがりひろあきのじゆうちょう (シリウスKC)

  • 講談社
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本棚登録 : 31
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063906158

作品紹介・あらすじ

ニコニコ静画「水曜日のシリウス」にて連載された『魔女っ娘つくねちゃんじゃないやつ』。
http://seiga.nicovideo.jp/comic/14108
こちらを改題し、加筆再編集を加えた、連作、短編なんでもありの実験的要素満載な
まがりひろあきカオス劇場、ここに単行本化!!

動く!音が鳴る!ゲームみたい!印刷できない!そんな実験的なフラッシュ漫画「魔女っ娘つくねちゃんswf」を手掛けてきた作者が動かず音も鳴らない印刷できる漫画を描き上げた!だけど当然、普通の漫画ではありません。連作、短編なんでもありで実験的要素もたっぷりなまがりひろあきカオス劇場、ここに単行本化!!

感想・レビュー・書評

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  • 著者のゲーマーっぷりがよく伝わってくる漫画です

    TAS子さんはもうちょっとルート更新できそうな気がします

  • 自由帳だねえ確かに。
    色々実験的な漫画が集まっているので統一感、爆発力はいまひとつかも。
    QRコードの漫画はいまいちオチがわからなかった。漏らしたのはいつなのか…。

  • じゆうちょうという言葉が指す通り
    いつものまがりひろあき節(トラック)等は影を潜め
    作者が得意とするつくねちゃん系の毒も極力避け
    藤子系SF短編集まがり編として自由に仕上げている気がします。

    ・依頼は絶対に完遂する殺し屋の男女のお話。
    ・人生何も興味のない男に、僅かに射した光のお話。
    ・とある飛び降り自殺中の男の思考。
    ・良い事をすると花丸をくれる父親の話。
    ・tool-assisted speedruを利用して生きる女子高生の登校、学校、部活、昔話編。
    ・とある世界で流行しているオンラインゲームの話。
    ・ゾンビに噛まれた女性がファミレスで友人達とカミングアウト大会をする話。
    ・とある惑星に不時着した宇宙飛行士が、惑星の特性を利用して帰還を試みるお話。
    ・QRコードが空間上に見えるようになった男性の話。
    ・病弱な少女とお世話ロボットの、変わらぬ日常のお話。

    どれを読んでも面白いけど、特にお勧めは
    ゾンビに噛まれた女の子のお話。
    元々4人でファミレスに集まる予定だったので、噛まれたまま行って
    ゾンビ化が進行中であることをカミングアウトしたら
    1人は吸血鬼に噛まれ、吸血鬼化が進行中である事。
    もう1人は生体実験により透明人間になってしまった事をカミングアウト。
    そして残る1人のカミングアウトがもう絶妙、素晴らしい。
    人間の本質と女子会の肝とSFを合わせたらああなるんだろうなあ。と感心します。

    それと、病弱な少女のお話は確実に藤子系SF感を味わえました。感慨無量。
    まがりひろあきさんの作品で心にジーンと来る話を読める日が来るとは思わなんだ。

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著者プロフィール

物のついでに講談社へ持ち込んだ『魔女っ娘つくねちゃん』で「ヤングマガジンアッパーズ」新人賞を受賞。2003年4月、同誌に掲載されデビュー。そして連載化。同作品は2005年には何の冗談かOVAとしてアニメ化される。代表作に『魔女っ娘つくねちゃん』シリーズ、『よいこのしごと』『お茶の間クエスト』。そしてニコニコ静画「水曜日のシリウス」で連載された「魔女っ娘つくねちゃんじゃないやつ」を改題した『まがりひろあきのじゆうちょう』。2016年9月より2019年7月まで『天に向かってつば九郎』を上記「水曜日のシリウス」にて連載。1980年4月26日生まれ。

「2019年 『天に向かってつば九郎(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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