たそがれたかこ(10) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063932287

感想・レビュー・書評

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  • 読むと読まないとでは、人生の選択がかわる。キモチワルイのは間違いないけれど、だからこそ。いまは(初読)オーミのうけるダメージを思いショックが優勢になってはいるのだけど、きっとたかこさんに寄り添いたくなるときがくると思う。いつかの自分に拠りどころになるマンガがあるって、すごくないですか?

  • 「たそがれたかこ」、堂々完結。

    この漫画は、本屋で1巻を試し読みし、気に入って即買いした漫画でした。
    最近は漫画もあまり読まなくなってしまいましたが、この漫画だけは別で、平凡な、というよりはだいぶ残念な感じのたかこの人生が、ナスティと出会うことによってだんだんとあか抜けていく様が面白く、いつも新刊を楽しみに待っていました。
    中年にして青春を取り戻してゆくたかこを見つめながら、20代半ばにして某バンドにハマった頃の自分と重ね合わせ、自分の人生はたかこみたいにネガティブな感じではなかったにせよ、たかこに共感できる部分が大いにあり、一緒に悩んだり、勇気づけられたりしました。

    が、たかこがオーミに惚れた辺りから、あれ?あれれ?となり、一花がなかなかよくならないのにもダレて、最近は新刊をワクワクしながら待つという感じでもなかったのですが、完結ということで、久しぶりに購入に至りました。

    オーミの件は、やはりちょっと気持ちがザワついてしまうところはあるけれど、決着としては、こんなもんかな、そうだろうな、という感じ。無理やり感もなければ、わざとらしくもなく、痛いけれど、納得できた。
    思えば、人を好きになるとはどういうことだろうか?
    それはきっと止められないし、やっぱりイタイことなんだろうなと思う。
    私は、自分が中学生の親である、という観点から、中学生に惚れることはないだろうけれど、中高生がキラキラして眩しいのはよく分かるし、ときめくのもわかるなぁ。おたかさんがオーミにやられてしまったのも、なんとなくわかるなと思った。
    ただ、それはやっぱり、自分の中で留めておくところが、一般的な選択肢なのかなとは思う。
    けれど、この作品ではそうでなかったことは、たかこの生き方、というこの作品の描きたいことからしてみても、しょうがないなぁ、という感じで、そこがあるからこそ、この物語は完結できたのだろう。
    そして、「愛すること」という一つの部分だけを見れば、そういう形もきっとアリだと思うから。
    ただやっぱり、オーミの立場からしてみれば、中学生で46歳に告白されるのはキツイなぁと思う。
    男女の差はあれど、自分が中学生で46歳のおじさんから告白されたら、すごいキツいと思うし、多分結構嫌な思い出として自分の中に残ってしまうだろうなぁ。
    ただ、結局恋って、そういうエゴなんだと思う。
    それをいい大人が…と思ってしまう人もいるだろうけれど、たかこさんの物語としては、そこの箍を外してしまうことが、必要だったんじゃないかな。
    オーミは多大なる犠牲になったわけだが、オーミの人生はまだまだこれからで、一生の傷…にまではならないと思…いたいので、46歳の暴挙を許してやってほしいと思った。
    …と書いてみてだいぶたかこ寄りの感想になりましたね。
    コウイチくんのMCで最後に背中を押されてしまったたかこに、共感?同情?してしまいました。
    その後のオーミの反応は、さもありなん、という感じでしたね。

    気になっていた一花の顛末も、徐々にだけれど回復に向かっているようで、ホッとしました。
    最後にたかこにライブ仲間が出来たのも、ラストで髪を切って、今までで一番可愛くなっていたのにもほっこり出来ました。

    これからのたかこの人生に幸あれ!


    そしてオーミは、46歳くらいになった時に女子高生にときめいたりしてみて、いずれたかこのことを許してやってほしいなぁ、とか。

    10巻だけで言ったら☆3か3.5くらいですが、作品としては☆4.5くらいの大好きな作品です。

  • 自分のために、人を傷つけて、それでも生きていかなくてはならない。

  • 201708/たかこはそれでいいんだろうけど、オーミの受けた大きな心の傷を思うと、賛同できないな…。男女逆であったとしてもやっぱり同じように感じたと思う。たかこの「初めて」は、他の手段で描いて欲しかった。でも、そうしてしまったら、意図もテーマも違うものになってしまうんだよなとも思う。一花の笑顔がたくさんある最終巻なのは良かった。

  • 面白かった、けど、最終巻の展開だけが
    どうしても納得出来ないものがありました。
    45歳子持ち主婦が中学生男子に告白する、
    それは自分のエゴのみを優先させたもので、
    オーミのことを考えたら後味も胸糞も悪い。
    相手の都合なんてかまってられないくらいの恋
    だとしても、大人の振り切れ方としては恐怖。
    「主人公にとっての結末を甘くしたくなかった、
    何事もなく楽しくライブ観て帰るだけ、はない」
    と後に作者が語っていて、それもよく分かる、が、
    物語の終着としては曖昧なものになった気がした。
    これは単なるたかこの自己満恋愛漫画だったのか?
    自己解放したり放出するのは確かに大切だろうけど
    この方法しかなかったのだろうか。疑問が残る。
    それまでの話の流れは同世代としてとても楽しく、
    また嬉しく思って読んでいたので
    (私もクリープハイプが好きです)、
    自分を優先させてまで得た結果と失ったものと、
    相手に負わせてしまったもの、が交錯し続けて、
    最後のまとめ方だけが違和感があるものでした。
    「これでいいのだ〜!」は、絶対良くない。笑

  • 全巻のレビューになります。

    中年女性を主人公に据えたこの漫画を初めて読んだとき、なんて胆力のある、そして着眼点の面白い漫画なのだろうと思った。ただ、話が進んでいくにつれて、登場人物が全部じれったくなり、感情についていけなくなった。
    結局設定以外、なにが残るのだろう?

  • レディース系は読まないのだけど、読んでみた作品の最終巻。
    境遇はまるで違うのに、これ、わかるなというとこがちらほら。
    高齢になった母親の無神経さにムカッ、イラッとしながら、もうちょっとやさしくしようと思っているとことか、先が全く見えない状態になったわが子を必死に、でも静かに見守ろうとしているとことか、落ち込みそうになる自分をなんとか励まそうとするとことか、つらいことがたくさんあっても、好きなこと、楽しいことを探そうとするとことか。

    あぁ、私もたそがれ世代なのだなぁと思う。

    彼女の恋の顛末については、批判的な意見もあるだろう。
    だけど、一般的な男性と女性の恋愛感情のあり方の違い(もちろん個人差はあるけど)からすると、おばさんと呼ばれる年齢をすぎてから、思いがけず、すっごく年下の男性に恋心を抱くことって意外に多いのかも知れない。
    映画で言うと「ラベンダーの咲く庭で」とか。そうそう、この映画の曲は、しばしばフィギュアスケートで使われていて、素敵な男子選手が滑っている姿を見て、応援している女性ファンの中には、これに近い感情を持っている人もちらほらいるのかも、などと思うこともある。

    たかこの恋の決着のつけ方には賛同はできないけど、本人たち以外は、キモイなどと言わないでほしいと願う。
    恋心は、どこまでも一方通行なもので、それを痛いほど感じるのは、中年すぎの女性だからでもある。

    ずっと年下の人との恋愛に敗れたおじさんとおばさんが、酒を飲みながら語るシーンも、なかなかの名場面かな。

  • おーみの初ライブを台無しにした主人公は許せない。それまでが面白かっただけに。自分のためなら人の大切な初ライブの思い出さえも傷つけていいのか。

  • 9巻まではたかこさんに感情移入しながら読んでいたけれど最終巻で衝撃がやってきた。「うわぁぁぁぁ、それ、やっちゃいますか?」という感じで。あれを肯定的に受け止めるのは難しく、たかこさんが一足飛びに遠い世界に行ってしまった気がした…そういう驚きもひっくるめて、すごいマンガだと思う。

  • 同じ年齢で、同じような年の娘がいるので興味深かった。
    いつか面白くなるのかなと思いながら読んだけど微妙でした。

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