- 本 ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063932287
作品紹介・あらすじ
「自分から言ったことのない言葉を
言いたくてガマンしてる」
一花の進学先探しもひと段落し、
かすかな希望が見えてきた春。
たかこは、ナスティインコのライブに2度目の参戦!
今度は、片思い相手の中学生男子、碧海と二人。
大好きな谷在家光一くんの歌声に包まれ、
たかこの心が走り出す!!
45歳のロックンロール、堂々完結!!
「自分から言ったことのない言葉を言いたくてガマンしてる」一花の進学先探しもひと段落し、かすかな希望が見えてきた春。たかこは、ナスティインコのライブに2度目の参戦! 今度は、片思い相手の中学生男子、碧海と二人。大好きな谷在家光一くんの歌声に包まれ、たかこの心が走り出す!! 45歳のロックンロール、堂々完結!!
感想・レビュー・書評
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読むと読まないとでは、人生の選択がかわる。キモチワルイのは間違いないけれど、だからこそ。いまは(初読)オーミのうけるダメージを思いショックが優勢になってはいるのだけど、きっとたかこさんに寄り添いたくなるときがくると思う。いつかの自分に拠りどころになるマンガがあるって、すごくないですか?
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自分のために、人を傷つけて、それでも生きていかなくてはならない。
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面白かった、けど、最終巻の展開だけが
どうしても納得出来ないものがありました。
45歳子持ち主婦が中学生男子に告白する、
それは自分のエゴのみを優先させたもので、
オーミのことを考えたら後味も胸糞も悪い。
相手の都合なんてかまってられないくらいの恋
だとしても、大人の振り切れ方としては恐怖。
「主人公にとっての結末を甘くしたくなかった、
何事もなく楽しくライブ観て帰るだけ、はない」
と後に作者が語っていて、それもよく分かる、が、
物語の終着としては曖昧なものになった気がした。
これは単なるたかこの自己満恋愛漫画だったのか?
自己解放したり放出するのは確かに大切だろうけど
この方法しかなかったのだろうか。疑問が残る。
それまでの話の流れは同世代としてとても楽しく、
また嬉しく思って読んでいたので
(私もクリープハイプが好きです)、
自分を優先させてまで得た結果と失ったものと、
相手に負わせてしまったもの、が交錯し続けて、
最後のまとめ方だけが違和感があるものでした。
「これでいいのだ〜!」は、絶対良くない。笑
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全巻のレビューになります。
中年女性を主人公に据えたこの漫画を初めて読んだとき、なんて胆力のある、そして着眼点の面白い漫画なのだろうと思った。ただ、話が進んでいくにつれて、登場人物が全部じれったくなり、感情についていけなくなった。
結局設定以外、なにが残るのだろう? -
レディース系は読まないのだけど、読んでみた作品の最終巻。
境遇はまるで違うのに、これ、わかるなというとこがちらほら。
高齢になった母親の無神経さにムカッ、イラッとしながら、もうちょっとやさしくしようと思っているとことか、先が全く見えない状態になったわが子を必死に、でも静かに見守ろうとしているとことか、落ち込みそうになる自分をなんとか励まそうとするとことか、つらいことがたくさんあっても、好きなこと、楽しいことを探そうとするとことか。
あぁ、私もたそがれ世代なのだなぁと思う。
彼女の恋の顛末については、批判的な意見もあるだろう。
だけど、一般的な男性と女性の恋愛感情のあり方の違い(もちろん個人差はあるけど)からすると、おばさんと呼ばれる年齢をすぎてから、思いがけず、すっごく年下の男性に恋心を抱くことって意外に多いのかも知れない。
映画で言うと「ラベンダーの咲く庭で」とか。そうそう、この映画の曲は、しばしばフィギュアスケートで使われていて、素敵な男子選手が滑っている姿を見て、応援している女性ファンの中には、これに近い感情を持っている人もちらほらいるのかも、などと思うこともある。
たかこの恋の決着のつけ方には賛同はできないけど、本人たち以外は、キモイなどと言わないでほしいと願う。
恋心は、どこまでも一方通行なもので、それを痛いほど感じるのは、中年すぎの女性だからでもある。
ずっと年下の人との恋愛に敗れたおじさんとおばさんが、酒を飲みながら語るシーンも、なかなかの名場面かな。 -
おーみの初ライブを台無しにした主人公は許せない。それまでが面白かっただけに。自分のためなら人の大切な初ライブの思い出さえも傷つけていいのか。
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同じ年齢で、同じような年の娘がいるので興味深かった。
いつか面白くなるのかなと思いながら読んだけど微妙でした。
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