- 本 ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063949735
作品紹介・あらすじ
お前なんかに出会わなきゃよかった。
もう一度、会いたい。
耳の聞こえる少年・石田将也(いしだしょうや)。
耳の聞こえない転校生・西宮硝子(にしみやしょうこ)。
ふたりは運命的な出会いをし、そして、将也は硝子をいじめた。
やがて、教室の犠牲者は硝子から将也へと移っていった。
幾年の時を経て、将也は、 もう一度、硝子に会わなければいけないと強く思うようになっていた。
週刊少年マガジン掲載時に、空前の大反響を巻き起こした衝撃作。待望の単行本1巻発売!
【作者・大今良時先生から】「点と点で生きている人たち。遠く、離れ離れの小島のように生きている人たちを描きたくて、この物語を描きました。みなさまに読んでいただければ、この上ない幸せです」
感想・レビュー・書評
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金曜ロードショーで放映されて読んてみました。
ずっと前に気になっていた作品でした。
レンタルで全7巻を一気読み。
面白かったですが、辛く苦しくなる場面もありました。けっして明るい内容ではなくて、読んでいて常に何かを考えさせられたように思います。
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刺激を求めるガキ大将(石田将也君)は仲間にも強要し何かと危険な遊びを楽しんでいた。聴覚障害者の(西宮硝子ちゃん)が転校してきて、意思疎通が出来ない彼女に戸惑う。先生方やクラスメートが、最初は優しい気持ちで硝子ちゃんに対応するがやがて本音が見え綻び始める。そんな時一番対応に困惑し感情のまま動いていた将也君がやり玉(責任転嫁)にあげられ皆の苛めの対象になる。彼はみな硝子ちゃんが転校してきたせいと思い込む。やがて硝子ちゃんはまた転校して行く。自分の机に書かれた悪口を拭いてくれていた彼女の優しさに気付き胸が痛む。
*(2022.3.3 映画鑑賞) -
2015.2.3読了
書店で立ち読みして泣きそうになって、数日しても忘れられず、続きも気になり、つい買ってしまった。
子供の無邪気さ残酷さ繊細さが濃縮されていて、遥か遠くに置き忘れてきたあの頃へ束の間連れ戻された思いがした。夢中になった。
主人公の男の子の母親を別とすれば、大人は皆打算的で露悪的に描かれているように思う。
子供の目から見た大人の世界はきっとこうだろう。
続きがとても気になる。 -
・3周通読。休日半日あれば読み終えられるのに、インパクトがデカい、そんな作品
・障害云々より、キャラクター同士の微妙な距離感とか、誰かが嫌いなことにも理由がある云々の話が印象的な話
・誰かを思いっきり嫌ったりする経験も少なくて、人からもなるべく嫌われないように振舞う自分にとって、植野さんの西宮さんの当たりの強さは堪えた。だからこそ植野さんが個人的に一番印象強いキャラクターになったと思う。友達にはなりたくないけど、自分にはない部分を一番持った人物 -
色々話題になったマンガらしいですね。友人に教えられて、小学生の孫に借りて読みました。絵は少し苦手ですが、ストーリーの運びは悪くないと思いました。最終巻まで一気読みした感想をブログに書きました。読んでみてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202005180000/ -
いじめる者 いじめられる者
こんなに極端ではなかったけれども、これに似た感情ややりとりは覚えがある
主人公は子供たちの中でも心がまっすぐすぎる子だったのだと思う
まっすぐすぎて、裏に隠れた心理を読み解けずに、知らずにうちに集団のピエロを演じさせられてしまった
集団からはじかれる強烈なストレスは想像だけでも胸が痛い -
雑誌に載っていた読み切りの方が、うまくまとまっていて好きだったけど、でもさらに細かく生い立ちやらなにやら書き込まれていて、「別のもの」と思えば違和感ないのかなぁ。
耳が聞こえない障害のあるクラスメートが転校してきて、
「宇宙人だ」「退屈しない」とからかいはじめる将也。
補聴器壊しまくって、学校にそれがばれて、
今度は将也がいじめの標的になっていく。
中学になっても孤独で、高校に上がって、「やり残したことをやろう」と硝子に会いに行くことを決意し……
ここまでが1巻。
いじめってこんな風に始まっていくのかな。
島田みたいなやつが一番悪質だよね。ばれないように、ばれないように、裏でね。コワイなぁ。どうしたらこうなっちゃうんだろうね。
もし自分の子どもが島田みたいな子だったらショックだよね…。でも親は気づかないのかな。
2巻にも期待!! -
結構表現がえげつなくて心にくるものがある。
著者プロフィール
大今良時の作品





