- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063949735
作品紹介・あらすじ
お前なんかに出会わなきゃよかった。
もう一度、会いたい。
耳の聞こえる少年・石田将也(いしだしょうや)。
耳の聞こえない転校生・西宮硝子(にしみやしょうこ)。
ふたりは運命的な出会いをし、そして、将也は硝子をいじめた。
やがて、教室の犠牲者は硝子から将也へと移っていった。
幾年の時を経て、将也は、 もう一度、硝子に会わなければいけないと強く思うようになっていた。
週刊少年マガジン掲載時に、空前の大反響を巻き起こした衝撃作。待望の単行本1巻発売!
【作者・大今良時先生から】「点と点で生きている人たち。遠く、離れ離れの小島のように生きている人たちを描きたくて、この物語を描きました。みなさまに読んでいただければ、この上ない幸せです」
感想・レビュー・書評
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2015.2.3読了
書店で立ち読みして泣きそうになって、数日しても忘れられず、続きも気になり、つい買ってしまった。
子供の無邪気さ残酷さ繊細さが濃縮されていて、遥か遠くに置き忘れてきたあの頃へ束の間連れ戻された思いがした。夢中になった。
主人公の男の子の母親を別とすれば、大人は皆打算的で露悪的に描かれているように思う。
子供の目から見た大人の世界はきっとこうだろう。
続きがとても気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色々話題になったマンガらしいですね。友人に教えられて、小学生の孫に借りて読みました。絵は少し苦手ですが、ストーリーの運びは悪くないと思いました。最終巻まで一気読みした感想をブログに書きました。読んでみてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202005180000/ -
いじめる者 いじめられる者
こんなに極端ではなかったけれども、これに似た感情ややりとりは覚えがある
主人公は子供たちの中でも心がまっすぐすぎる子だったのだと思う
まっすぐすぎて、裏に隠れた心理を読み解けずに、知らずにうちに集団のピエロを演じさせられてしまった
集団からはじかれる強烈なストレスは想像だけでも胸が痛い -
結構表現がえげつなくて心にくるものがある。
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個人的に絵があまり好みではないですが、ストーリーはいかにも今学校でおきているような感じがして、鳥肌たちました。そう、こんなふうにイジメは始まってた、と自分の子ども時代を思い出してしまいました。でも、子ども以上に腹が立ったのは、教師の姿。あれはダメだよ。教職を志す人にダメな見本として見せたいくらいです。
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雑誌に載っていた読み切りの方が、うまくまとまっていて好きだったけど、でもさらに細かく生い立ちやらなにやら書き込まれていて、「別のもの」と思えば違和感ないのかなぁ。
耳が聞こえない障害のあるクラスメートが転校してきて、
「宇宙人だ」「退屈しない」とからかいはじめる将也。
補聴器壊しまくって、学校にそれがばれて、
今度は将也がいじめの標的になっていく。
中学になっても孤独で、高校に上がって、「やり残したことをやろう」と硝子に会いに行くことを決意し……
ここまでが1巻。
いじめってこんな風に始まっていくのかな。
島田みたいなやつが一番悪質だよね。ばれないように、ばれないように、裏でね。コワイなぁ。どうしたらこうなっちゃうんだろうね。
もし自分の子どもが島田みたいな子だったらショックだよね…。でも親は気づかないのかな。
2巻にも期待!! -
学級というものに所属したことがあるものなら誰もが知ってるあの空気感。個の強靭さや個性の豊かさなどが通用しない場所。そこを支配するのは“空気”という読み合いの場所。それを忌避し続けた自分としては、主人公の女の子をもっともっと知りたくなった。続きを早く読みたい。そんな作品。
著者プロフィール
大今良時の作品






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