聲の形(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
4.02
  • (237)
  • (297)
  • (166)
  • (15)
  • (8)
本棚登録 : 2571
レビュー : 206
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063949735

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • イジメの連鎖がリアルだけど最近の漫画ってこういうの多いから流行ってるのかな

    続きが気になる

  • その他大勢が徒党を組む時、どんなに残酷になれるかが描いてあった。個性を羨むあまりに集団で攻撃する。醜い。

  • 面白いと評判だったので購入。1巻だけではまだなんとも。これからどう展開していくのか興味深い

  •  最終巻発売までにあれほどしつこく何度も話題をツイートしつづけておいて読み終えた感想を全く何も書かないわけにもいかないので少しだけ書いておこう。
     しかし読後感があまりにも爽やかだったので、自分が改めて何かを語ってもウソくさいだけだし、これは第三者が解説するよりも誰かが勝手に読みたいと思っ て読むべき物語だと思ってしまった、あるいは読み終えたところで完全に満足してしまって語るべき言葉が見つからなかった。
     このマンガを知ったキッカケは「話題騒然、8月7日「週刊少年マガジン」で新連載開始『聲の形』大今良時に聞く1」「「クロノ・トリガー」のマンガを描いていました「週刊少年マガジン」で新連載『聲の形』大今良時に聞く2」という2本のインタビュー記事。
     物語に対する作者の真摯な姿勢と漫画に対する静かな熱意が感じられて、これはきっと緊張感のあるドラマなのだろうと期待した。それも「障害者」や「いじ め」「差別」という今最も誰もが顧みるべき社会問題を「少年マガジン」という今最も話題になっている漫画「進撃の巨人」と同じ少年漫画誌に描くという大胆 すぎる試みに、全く読んでもいないのにワクワクしてしまった。

     そしてつい最近「大今良時「みんな嫌いです」最終回を迎えた『聲の形』とアニメ化決定へのとまどい」という記事によって、あれからすでに1年以上も経っていたことに気づいたと同時に、完結したのであれば全部読みたいと思った。
     たしかにこれは社会問題である「障害者」や「いじめ」「差別」を真正面から捉えた社会派の人間ドラマだったが、それと同時にジブリと宮崎駿を彷彿させる “ボーイ・ミーツ・ガール”をテーマにした王道の青春ドラマでもあった。この組み合せはありそうでない不思議な世界観の新しい物語だった。

     毎日人一倍刺激ばかりを求めて生きていた小学生・石田将也は、ある日クラスにやって来た聴覚障害者の転校生・西宮硝子をからかう遊びに新しい楽しみを見出す。
     障害によってクラスの生徒ばかりか担任教師からも煙たがられるようになって行った硝子への将也のいじめはエスカレートして行くが、硝子の母親からの苦情 によって状況は一変する。いじめを先導していたことによって将也の友人たちの心は離れて行き、今度は将也自身がいじめられる対象に入れ替わってしまう。そ の後、石田将也の村八分的な差別は中学生になってからもつづき、高校生になってからは自ら孤立することを選ぶようになった。
     自分にも自分をとりまく世界全てにも嫌気がさした将也は、自分がいじめ対象になった時ただ一人影で彼を見守っていた西宮硝子に謝罪してから死のうと決心して、手話を覚えて会いに行く。

     簡単に説明すると、幼いころ男の子は好きな女の子ほどいじめたくなるという心理。そういった行動に対し聴覚障害によって言葉が通じない男の子にシンパシーを感じていた女の子。その二人が成人するまでの波瀾万丈の軌跡を描く物語。
     たぶんこれは必ずしも『新世紀エヴァンゲリオン』の影響とは関係なく、あくまでも今の時代性が人同士のコミュニケーションの難しさや他人を理解したいと いう人間の欲求を様々なメディアの作品によって代弁させようとしているのだと思う。そしてこの『聲の形』という作品では、本音をぶつけ合うコミュニケー ションが誰にとっても決して楽ではない勇気のいる行動であることを教えてくれる。人の心は難しい、それでも逃げたり目をそらさず前向きな姿勢を持って関わ りあって行くことが、人間らしい幸せな生き方なのだと伝えている。
     それを素直に受取れない人もたぶん沢山いると思うし、普通の人間らしい生活からこぼれ落ちた自分のような外れくじの人間にとってそれはもうどうでも良い ことになっていたりもするが、それでもポジティブに生きる姿勢はやっぱり正しいと思う。俺ももうちょっと頑張ってみようかという気にさせてくれた。

     他人にとってはどうでも良いことかも知れないが、個人的な夢の象徴として“ボーイ・ミーツ・ガール”という物語の形にいつも心魅かれる。
     それはかつてコナンとラナに始まり、パズーとシータがつづき、イコとヨルダが手に手を取って、レントンとエウレカが種族の壁を超えた。面白いことに10 年おきに1つ優秀な“ボーイ・ミーツ・ガール”作品が現れる。たぶん次の10年を代表する主役が将也と硝子だと勝手に考えている。この二人以上の感動の物 語はそう簡単には出て来ないだろうと予想している。しかし次の10年に自分はもう本物のジジイになっているのだと思うとちょっと悲しい。
     突然気づいた。『未来少年コナン』のさらに前、もう一つ重要な“ボーイ・ミーツ・ガール”の 物語があった。この主人公二人は一見して少年少女には見えないので対象にされずただ単に特別なお気に入りの映画として大事にしていた古典的名作『黒いオル フェ(1959)』のオルフェとユリディスである。10歳未満で観た時そのクライマックスに衝撃を受けてから40年後にDVDを入手してしまうほど好きに なった作品もまた典型的な“ボーイ・ミーツ・ガール”の物語だったということに今気づいた。ただしこの二人には名前通りの神話的寓話として最後に悲劇が訪 れる。
     多くの人が自分にとっての“ボーイ・ミーツ・ガール”を持っているだろうから異論もあるだろうが、その夢の象徴が現実になったらなったでそれはやはり大変な気もする。今挙げた少年少女たちの命がけの冒険を知っていれば誰もが皆そう思うはずだ。

    ◎聲の形 試し読み  
    http://www.shonenmagazine.com/smaga/koenokatachi

    ◎作者インタビュー記事
    話題騒然、8月7日「週刊少年マガジン」で新連載開始『聲の形』大今良時に聞く1
    http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20130806/E1375724255410.html
    「クロノ・トリガー」のマンガを描いていました「週刊少年マガジン」で新連載『聲の形』大今良時に聞く2
    http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20130807/E1375808157611.html
    大今良時「みんな嫌いです」最終回を迎えた『聲の形』とアニメ化決定へのとまどい
    http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20141120/E1416421795504.html

  • ヤバイ。引き込まれる…。

  • 見て見ぬ振りしている人に、
    一番腹が立ちました。
    主犯だった少年がいじめにあってるのは、
    辛くはあれど同情は覚えませんでした。
    さて、これから少年がどうするのか…。

  • 素晴らしい導入。

  • いじめっ子の心理は分からんがこんななのかな?

  • 連載当初から話題の作品が完結。この機会に読んではみたものの、1巻で手が止まってしまった。
    大今良時はポテンシャルの高い作家だし、テーマ的にも意欲作だとは思うが、どうもキャラクターの性格付けや言動に面白みを感じられない。どのキャラクターもひどく平板なのだ。デジタルというか、0と1というか、なんというか。バトルものやスポーツものであるならこれくらいでも十分かもしれないが、こと本作においてはキャラクターをどう描くかどう動かすかが勝負になる。それにもかかわらず、ごく普通の水準を抜け出してこない。0と1の間の無数のグラデーション、時には0と1が同時に並存するような、それくらいの描き方でないと難しいのではないか。2巻以降でそうなっていくのかどうか。
    続きを読むかはもう少し考えてみるか。

  • いじめっ子がいじめられっこになったお話に聾唖者がまざったモノ。小中時代の若々しさ初々しさとはまったく違うんだけど生々しい。

全206件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

大今 良時(おおいま よしとき)
1989年生まれの漫画家。女性。2008年、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞に投稿した『聲の形』で入選。2009年より「別冊少年マガジン」で冲方丁の同名小説を原作とする『マルドゥック・スクランブル』の連載によりデビュー。
2013年、入選作品をリメイクした読み切り『聲の形』が「週刊少年マガジン」に掲載された後、同作の週刊連載が開始。同作は宝島社「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位や第19回手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなど各方面で話題を呼んだ。本作は2016年に劇場版アニメーション化されている。

聲の形(1) (講談社コミックス)のその他の作品

大今良時の作品

ツイートする