聲の形(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2572
レビュー : 206
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063949735

作品紹介・あらすじ

お前なんかに出会わなきゃよかった。
もう一度、会いたい。

耳の聞こえる少年・石田将也(いしだしょうや)。
耳の聞こえない転校生・西宮硝子(にしみやしょうこ)。
ふたりは運命的な出会いをし、そして、将也は硝子をいじめた。
やがて、教室の犠牲者は硝子から将也へと移っていった。
幾年の時を経て、将也は、 もう一度、硝子に会わなければいけないと強く思うようになっていた。
週刊少年マガジン掲載時に、空前の大反響を巻き起こした衝撃作。待望の単行本1巻発売!

【作者・大今良時先生から】「点と点で生きている人たち。遠く、離れ離れの小島のように生きている人たちを描きたくて、この物語を描きました。みなさまに読んでいただければ、この上ない幸せです」

感想・レビュー・書評

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  • 2015.2.3読了
    書店で立ち読みして泣きそうになって、数日しても忘れられず、続きも気になり、つい買ってしまった。
    子供の無邪気さ残酷さ繊細さが濃縮されていて、遥か遠くに置き忘れてきたあの頃へ束の間連れ戻された思いがした。夢中になった。
    主人公の男の子の母親を別とすれば、大人は皆打算的で露悪的に描かれているように思う。
    子供の目から見た大人の世界はきっとこうだろう。
    続きがとても気になる。

  • いじめる者 いじめられる者
    こんなに極端ではなかったけれども、これに似た感情ややりとりは覚えがある
    主人公は子供たちの中でも心がまっすぐすぎる子だったのだと思う
    まっすぐすぎて、裏に隠れた心理を読み解けずに、知らずにうちに集団のピエロを演じさせられてしまった
    集団からはじかれる強烈なストレスは想像だけでも胸が痛い

  • 結構表現がえげつなくて心にくるものがある。

  • 個人的に絵があまり好みではないですが、ストーリーはいかにも今学校でおきているような感じがして、鳥肌たちました。そう、こんなふうにイジメは始まってた、と自分の子ども時代を思い出してしまいました。でも、子ども以上に腹が立ったのは、教師の姿。あれはダメだよ。教職を志す人にダメな見本として見せたいくらいです。

  • 雑誌に載っていた読み切りの方が、うまくまとまっていて好きだったけど、でもさらに細かく生い立ちやらなにやら書き込まれていて、「別のもの」と思えば違和感ないのかなぁ。

    耳が聞こえない障害のあるクラスメートが転校してきて、
    「宇宙人だ」「退屈しない」とからかいはじめる将也。
    補聴器壊しまくって、学校にそれがばれて、
    今度は将也がいじめの標的になっていく。

    中学になっても孤独で、高校に上がって、「やり残したことをやろう」と硝子に会いに行くことを決意し……

    ここまでが1巻。
    いじめってこんな風に始まっていくのかな。
    島田みたいなやつが一番悪質だよね。ばれないように、ばれないように、裏でね。コワイなぁ。どうしたらこうなっちゃうんだろうね。
    もし自分の子どもが島田みたいな子だったらショックだよね…。でも親は気づかないのかな。

    2巻にも期待!!

  • 退屈を嫌い、好奇心が強い少年・石田将也。
    日々、仲間と危険な遊びを繰り返していたが、もうこんな遊びはやめにしようと言われる。
    そんな時、転校生がやってくる。
    西宮硝子。
    耳の聞こえない女の子だった。
    まるで異星人ようなで理解できない。
    周りに迷惑をかけていてムカつく。
    石田将也の好奇心は、西宮硝子へと向かう。


    はじめて、子供の頃にある好奇心を恐く感じました。
    あと、無責任な言葉があるんじゃなく、言葉自体が無責任なんだなと。

    周りと違う人、違うことをする人。
    一緒になってしていたことでさえも、ひとりに責任を押し付け、新たに違う人を作る。

    内容が思っていたより、リアルでした。
    次巻予告にある伝えたい言葉って何だろう?

  • 自分自身、反省させてくれる作品。
    人間それぞれの性格、社会、学校の閉鎖性…
    分かっていても、踏み出す事が出来ない一歩、さの逆の勇気の描写に感動。

    みんな、幸せになって欲しい。

  • 川井は自分が常に正しいと盲信しているから、石田に詰め寄られて泣いたときは本当に全く自分に非がないと思っていたのだろう。こういう無意識な自惚れが「心底気持ち悪い」と言われるのは仕方がない。植野は「感情を剥き出しにする=相手と本気で向き合っている」と自分を正当化し、嫌いだったら何をしてもいい訳じゃないのに感情の赴くままに自分勝手に行動する性根腐れ女。竹内先生の言っていることは、正直誰でも一度は思ってしまいそうなこと。だけどそれを口に出すか出さないかでは大きく違う。この先生がいつの間にか手話を覚えていたり、島田たちが溺れた石田を助けたり、人は善悪二分論で語れないんだと強く感じる。

  • 退屈に押し潰されそうになっていたしょーや。ある日クラスに耳が聞こえない少女、西宮が転校してくる。しょーやは西宮に興味を持つが、からかいにひとすら謝る西宮の姿を見て、このまま続けたら西宮がどうなるのか興味が沸いてしまい、しょーや主導のいじめに発展する。
    その後、補聴器を何個も壊したことで問題になり、しょーやは糾弾されるが、その際に川井や植野などを道ずれにしようとしたことをきっかけとして、しょーやも島田たちからいじめを受け始める。
    小学校にとどまらず中学でもいじめられ、高校では無気力少年になってしまったしょーや。
    自殺を決意し、母親にお金を返した後、死ぬ前に西宮に会いに行くが、西宮に逃げられてしまう。

    この漫画はからかいからいじめに発展する描写がリアル。本当に現実味があふれている。
    しょーやは完全なる悪人ではないから、自分のしたことの重大さに気付いていなかった。補聴器の損害額を知らされ、母親に迷惑がかかることを知ったときは自分から申し出ようとした。
    それなのに竹内先生が「石田だろ!立てよオラァッ!」的に槍玉にあげる。この竹内先生も曲者で、耳無し芳一のギャグで吹き出すし、しょーやに「お前の気持ちも分かるよ」とか言うし、しょーやがいじめられてても「嘘をつくな。本当のことを言え」、「自己責任だ」などとのたまう。というか喜多先生に反対したの竹内が手話勉強するのめんどかったからでしょ絶対。。

    あんなに仲良かった島田と広瀬がしょーやをいじめることはとても悲しい。まあ広瀬は他人に付き従ってるだけのようだ。島田が主導。
    仲良かった頃も島田はなんか冷めてたしね。げんき君にしょーやがみぞおちを殴られて皆逃げたときも、島田だけ冷静だし。補聴器損害が発覚しても島田の表情はない。
    何が彼をそこまでしょーやいじめに駆り立てるのだろうか。小学校卒業までだけではなく、中学の入学式でもしょーやを孤立させようとする徹底ふり。
    しょーやが「おれも限定版買ったよ」と会話しようとすると「うわ 俺もうファンやめる」と返す島田。島田に何かしょーやがしたわけではないのにね。ひどすぎ。

    漫画でしょーやと西宮中心だから、島田たちにはクローズアップしないのだろうけど、彼らの心の動きについても知りたいと思った。
    それにしても導入がとても上手い漫画です。

  • トラウマを完全に真っ向から。こんな漫画はなかなかない。
    思っていることを全部言う。未熟な個のディスコミュニケーションでなく、価値の相克による内省と成長。避けたほうがいいよ、と読んでるこっちがハラハラしてしまうほど、逃げずに突っ込んでく。そこをどこまでもほじくるのは、誰もが避けていることで。等身大でありながら、眩しい。その繊細さと、丁寧さが現代の最先端な気もする。
    泥臭くて読むのもつらい内容なのに、ギリギリのバランス感覚がエンターテイメントに。

  • 次の巻から本格的にストーリーが展開していくようで、この巻はプロローグという感じだった。

  • もはや話題作。
    表題から察するとおり、耳の不自由なキャラクターが登場する。

    ポイントは、その設定が主人公ではなく、もう一人の軸となるキャラクターであるところ。
    なので必然、主人公の視点に立ってみる向き合い方。

    …ただし、それが胸が痛く。苦しくさせる。

    ありがちな感動作?
    全く違う。それは、ある種のタブーにふれた幻覚を抱く。
    視点が主人公の視点だけに、あたかも自分がそうであるかのような想いが突き刺さる。

    そして、その果ては。

    物語として、ことの起こりからオチまで一直線。

    噂に違わぬ名作だった。

    …だったのだが、正直なところ、私はこの作品に手元に置きたいとは思わない。
    アピールポイントでありストロングポイントであるその毒が、私には強過ぎて辛い。

    だが、その毒の強さが面白さを演出しているのも確か。
    実に趣深い作品だった。

  • 子供は素直で残酷だ。大人も残酷だ。集団の怖さ。2巻はどう進むのか。

  • 洒落にならん。
    確かに先生が嫌だ。やり方が、胸糞悪い。言ってることに一欠片の正論が含まれていることもリアルでえげつない。まったく正しいことのない言葉は信じられないもんね。正しいだけじゃ生きてられないってわかってるはずなのにね。あーもう、暗くなるわ。

    でも、主人公の将也はまだ理解出来る。私は本当に、将也の友達の子、えーと、塾行ってた子、あの子が理解出来ない。今まで友達として(たとえ表向きだけだったとしても)付き合っていた子をあっさり切り捨ててイジメる側に回って、それを何年も何年も継続する、その感情を持続させるエネルギーって何なんだろう?始めてしまったことを続けている内に、それが習い性になってしまうんだろうか?そうやって惰性で人を追い詰め続けることが出来る人間なんているの?ほんとうに?自分のやっていることがどういうことなのかわかっていないの?
    将也にだって返ってきたように、何年も積み重ね続けた自己責任のツケを払う日が、きっと何らかの形で訪れるんだろうと思うよ。あの二人に関わっていた全部の人にさ。せめてそういう風に出来ていないと、やってられないよ、生きることなんて。

  • いじめの話ではないと、私は思う。
    耳が聞こえない転校生・硝子に対する教師の対応。障害というものに対する今の社会そのものだと。

    クラスメート達の反応、主人公・将也の興味は素直なもので、それはいけないことでもなんでもない。

    自分たちが正しいと信じ、硝子だけを障害にしたてあげる。
    教師の言葉「しょうがないこと」が、その全てを語っていると思った。


    でも、いじめのこともあるのかな。
    まだわからないけれど、次巻の発売が楽しみですね。

  • 話が重いよー\(^o^)/
    なんかすっごい人気だけどなんで…?話重いじゃん…胸糞じゃん…みたいな…。いじめっこが主人公だからいいの?いじめっこが痛い目みて更生する話だから…?
    良さはまだよく分からないけど、2巻が出たら読みます…。今後おもしろくなるかもしれないよね…!!!

  • 息子が貸してくれたおススメの本。

    リアル…リアルでビックリ(゚Д゚;)
    小学校に転校してきた耳の聞こえない少女、硝子。
    クラスメートは最初硝子の面倒をみていたが
    やがて面倒に感じる様になる。
    同じクラスの将也は面白い事の好きな元気な男の子。
    将也は硝子を面白がってイジルが
    それはイジルじゃなくイジメのレベルだった…。
    硝子の親からクレームが付いた途端、
    態度を変える担任やクラスメート。
    やがてイジメが原因で転校する硝子
    今度は将也がクラスから孤立する番だった…。

    硝子が転校してからやがてイジメの対象になる将也
    その影響で中学、高校とずっとボッチのままだったが
    高3の春将也は硝子に会いに行く。やり残した事を片づける為…。


    小学生だとイジルとイジメの境界線が判らないのか?「(´へ`;
    それと手のひら返す担任、友達…生々しい。(i|!゜Д゚i|!)ヒィィィ

  • 本屋の試し読みでびびっときた
    これは買うしかないなと

    小学校低学年の頃にいた補聴器をつけていた女の子
    今はどこでなにをしているのか

    中学のころハブられて相談室登校になってしまった女の子
    なにもできなかったなぁ

    今もっとも続きが気になる本

  • 『マルドゥック・スクランブル』の異彩が開花。まさかこんな方向で来るとは思わなかった。
    というわけで、なかなかに重く難しいテーマを、タフなメンタリティで見事に面白い漫画に仕上げています。
    いっそ、主人公が一番ヒロインに真面目に向き合っているんじゃないか?と思えるくらいに複雑怪奇な人間模様。
    とりあえず1巻の段階で読み切りエピソードと同じくらい話が進んだ感じですか。これからどう展開されていくのか期待。

  • 学級というものに所属したことがあるものなら誰もが知ってるあの空気感。個の強靭さや個性の豊かさなどが通用しない場所。そこを支配するのは“空気”という読み合いの場所。それを忌避し続けた自分としては、主人公の女の子をもっともっと知りたくなった。続きを早く読みたい。そんな作品。

  • 読み切りのときから気になってた作品

    この巻はほとんど過去、小学生時代メインで描かれています

    小学生の子供にとって自分と違う、周りのみんなと違う子というのはどうしても"未知"で、頭ではわかっていてもそれを個人ではなくクラス全体として受け入れることの難しさがとてもリアルに描かれていました

    (小学生には痛いクラス対抗の学校行事の明らかな負け戦、大人(きこえの教室の先生)との温度差など)

    主人公の将也を除き、最初は耳が聞こえない西宮さんにまだそこそこ優しい他の子供たち。でもその優しさはどこか西宮さんを見下した感じと紙一重なんですよね。だんだんとそれが子供たちにとって重荷になっていく描写は、少なくとも私も読んでいてどこか共感してしまう部分がありました

    いじめの描写は読んでいて気持ちのいいものではありませんが、それがのちに少年時代の将也のガキ大将からの転落、因果横暴として上手に描かれています。(この頃の将也と同じ、小学生くらいの子供に読ませたらいい教訓になりそう)

    高校生になった二人が再会してどう変わったのか、変わっていくのか、今後の展開が楽しみな作品の一つです

  • 苦しい。すぐには読み返すことができない。

  • 小学生 石田将也のクラスに西宮硝子が転校してくる。
    西宮硝子は耳が聞こえない障害者であった。
    硝子のために、授業が遅れる、合唱コンクールに負けるなど
    クラスや担任の空気を受けて、将也達は硝子を苛めはじめ、
    それは段々とエスカレートしていく。
    苛めが明るみに出たとき、将也はクラスや担任から見放され苛めの張本人と非難される。
    そして、翌日から硝子の替わりに苛めの対象となったのは将也であった…。

    苛めがものすごくリアルに描かれている。

    ちょっとウザイがクラスの空気を先導してきた将也は
    苛めが発覚してこれまでの空気が壊された事で、今度は苛められる側にまわる。
    苛める相手は誰でも良かったのだ。

    ”クラスの足を引っ張る奴をやっつける”という「正義」は
    ”苛めっ子をやっつける”という「正義」に変わる。
    ”苛め”や”差別”は正しいことをしているのだという「正義」の名の下に行われる。
    だが、それは、「正義」の名の下に攻撃される対象が、いつ自分に向けられるかわからないということでもあり、
    自分は”苛める側”にいなければ安全は保たれないという心理にもつながる。

    外界の目の入らず、数十人のクラスメートと担任が四六時中数年にわたって 顔を付き合わせなければならない学校という空間は、
    社会に出てからと違って相手との距離を自分で調節して取ることのできない空間であって、
    そのような空間で苛めにあうという事は、本人にとっては生死に関わる問題となる。

    苛めに関する報道があるたびに、親や本人を糾弾する言説が飛び交うが
    そんな問題ではないということは明らかなはず。
    こういう言説を主張する人達が学生だった頃からずっと続く
    学校の抱える構造的な問題なのだと思うけど、
    そういう過去の教室の状況とか、こういう主張する人達は思い出せないものなのかなぁ…とも思う。

    1巻目では苛めについて描かれたけど、次巻以降は手話とか、また違う流れになるのかなぁ。
    もうちょっと苛めについては描いてほしい気もするけど。

  • 髮題ェ後↓蛻晏?縺励※繧九→縺阪↓繧りェュ繧薙〒繧薙□縺代←縲√$縺輔▲縺ィ縺上k縺ュ縺医?

  • 子どものいじめってひどいなと思う。いじめは巡るんだなとも。

  • こんなにもキツイ漫画だったのか。知らなかった。総評は7巻にて。

  • 2018.3.28読了
    ☆4
    前から気になっていたこの本が偶然図書館にあったので読んでみた。
    耳の聞こえない子の話ということは事前に知っていたが、こんな展開とは思わなかった。
    続きが気になるので、2巻も読んでみようと思う。

  • 耳が聞こえない・うまく喋れない転校生・硝子をガキ大将たちがいじめる。その後、いじめの対象はいじめていた中心人物・将也に移り、数年後、絶望感のある将也は自分の人生の後始末のために硝子に会うが、逃げられてしまう。
    モブ含めて顔面がみんないい。

  • なんだなんだ。この主人公の男の子は。ひどいな。で、クラスメートもかなりひどい。先生もなかなかのもの。こんな学校あるのか。ええ子が1人だけ。偽善者扱いされちまったけどね。

  • 硝子はどうしてここまで頑張れるのだろう。助けてあげたいけれど何もできない。現実世界でも大人が子供の世界に介入するのは難しいかもしれない。それから「リゼロ」でも思ったけれど、黒目が小さいとちょっと怖い。

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著者プロフィール

大今 良時(おおいま よしとき)
1989年生まれの漫画家。女性。2008年、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞に投稿した『聲の形』で入選。2009年より「別冊少年マガジン」で冲方丁の同名小説を原作とする『マルドゥック・スクランブル』の連載によりデビュー。
2013年、入選作品をリメイクした読み切り『聲の形』が「週刊少年マガジン」に掲載された後、同作の週刊連載が開始。同作は宝島社「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位や第19回手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなど各方面で話題を呼んだ。本作は2016年に劇場版アニメーション化されている。

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