聲の形(3) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
4.14
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本棚登録 : 2123
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063950366

作品紹介・あらすじ

お前なんかに出会わなきゃよかった。もう一度、会いたい。/耳の聞こえる少年・石田将也。耳の聞こえない転校生・西宮硝子。ふたりは運命的な出会いをし、そして、将也は硝子をいじめた。やがて、教室の犠牲者は硝子から将也へと移っていった。幾年の時を経て、将也は、 もう一度、硝子に会わなければいけないと強く思うようになっていた。作者・大今良時先生から】「点と点で生きている人たち。遠く、離れ離れの小島のように生きている人たちを描きたくて、この物語を描きました。みなさまに読んでいただければ、この上ない幸せです」

「怖いのか? 西宮のことを知るのが」かつて、奪ってしまった硝子の幸せを取り戻すために生きると決めた将也。硝子のために、将也は断ち切ったはずの過去と向き合う。旧友たちとの再会は、将也と硝子の関係にも変化をもたらし‥‥。

感想・レビュー・書評

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  • 1~3巻一気読み。

    これはぁぁっと思った1巻。
    毎日が退屈な小6のショーヤは、耳の聞こえない転入生のショーコをいじめることを始める。
    級友に担任、全てがイラッとさせられる展開で
    ショーコ以外はマジで腹立つムカつくキャラばかりと思って、このまま2巻が読めるのか、だったのだけど
    2巻は、ショーコいじめが学校側で問題になり
    自分だけがイジメ加害者として、今度はいじめられる側に立ったショーヤの6年後。
    中学でもハブられたショーヤは高校でも友達ができず
    孤立し、『死ぬ前にやらなきゃならないこと』として
    ショーコに会うのを目的とした結果
    そのショーコと再会するところから展開。
    会ってどうする、自分のしたことは謝って済む?
    …葛藤です。

    ここからショーヤは成長していくわけです。

    3巻は
    小学校時代の友達も絡まっての恋愛モードが入ってきます。

    1巻のイライラさ加減を2巻以降で徐々に修復してくれていくんだなぁと思いながら読みました。
    何より主人公の成長。
    こいつ、1巻では本当にクソ野郎だと思いました。
    小学生がいくら残酷だとはいえ、マジで腹立つ、と。
    2巻以降はその頃の自分を振り返りつつ
    いろいろ悩むわけです。
    何も考えてなかったショーヤは、考える子になってた。
    すぐに行動する子だったのに、躊躇いを覚えた。
    そういう『成長』がたくさん見えるんです。
    対するショーコの心情はどうなのかは読み手の想像の範囲でしかないので
    そこが切なくもあり。
    今後の展開が非常に楽しみな作品です。

  • 石田くんそんなイケメンでもないと思うんだけど、なんでもてもて?とか思ってたんですけど、多分彼、迷いがないんですな。普段の様子や素振りだけ見てると、元いじめられっ子だとはほぼ気づかれまい。わかりやすい卑屈さはないし、はっきりと拒否もする。悩んではいるけど、それは答えが出ないものに関してであって、わかっていること、決めたことに対しては、まっ直ぐで躊躇がないんですな。考え込みはしてもそれがネガティブに悩んでいるようには見えないというか。なんて言えばいいんだろう、あくまで何か自分にとっての打開策を見出そうとするような、後ろ向きな思考展開ではないというか。謝る時も躊躇いが見られないのはすごいと思った。自分の感情をストレートに投げつけられるっていうのは、ある意味自分勝手でもあるんだけれど。
    なぜだかうじうじした感じはあんまりしないんだよなぁと不思議だったのですが、三巻まで読んでなんとなくそんな風に納得した。子供時代はまあ、子供だから仕方ない部分もあるとして、石田くんは潔い男だね。少なくとも一人の数年間を経て、そう成長してると思う。応援したくなります。

    しかしそれはそれとして、植野さん、凄まじいな。キツイ娘だなとは思ってたけど、成長して拍車がかかってないかい?あれはもうツンデレなんてレベルじゃ・・・鬼デレ?デレてるとこなんてあったっけ・・・? あ、自転車で送ってもらった時のバツ付いてる笑顔は、自分の知ってる石田くんが戻ってきたことに対する笑顔なのかな?まさかあそこがデレ・・・? 客観的に見た上でどうにか植野さんの内心を推し量れるってレベルだから、石田くんは確かにわけわかんなかったろうな・・・

    最後のあたりはいささか「早っ」と思わないでもなかったが、多分石田くんのしたことが嬉しかったろうことはわかるし、それがいくつか積み重なってのことなんだろうってこともわかるから、まあ幻滅するほどの急展開というわけでもなかった。

  • 【レンタル】リアルすぎて後味悪い。モヤモヤしか残ってない。

  • 聲(こえ)の形…というタイトルいいです。
    登場人物たちのジメッとした感じがいい。
    若いゆえの残酷さとか
    出逢いの紡ぎ直しとか
    なんだかそんなとこに引っかかりながら
    読んでます。続き読みたいなあ。

  • 大人にこそ読んでほしいマンガ。女子は同性に残酷だ。植野は硝子が弱さを武器にしているように見えて腹立たしいのだろう。将也君、硝子の過去を取り戻すことばかりにとらわれて目の前の植野の苦悩に気づかないと、また同じことの繰り返しになりますよ。

  • 今一番アツい本と言っても過言ではない。主人公を通して、「逃げられない過去」「現実」ってヤツを読者に突きつけてくる描写に、目を覆いたくなることもあるだろう。しかし不思議なことに、逃げることなく真摯に向き合おうとする2人と、2人を見守る人々の姿から、読者は絶望や後悔よりもむしろ、希望や救いのようなものを感じることができるのだ。

  • 1巻のときと比べるとかなり読みやすかったなぁ...個人的には1巻は正直読み返しにくいんだけど、これから読み返すことになりそう。

    今回は佐原さんが登場したけど、何故彼女はヒールの高い靴を履いてるんだろうか?しかも小学校の頃とはキャラが変わってるような気がするし..植野さんと同じ学校っていう点でも、彼女はこれからこの物語に大きく関わってきそう。

    それと、硝子のメアドが「ニチニチソウ」だったところ、結弦が学校に行ってないのは何故か、なんで硝子の母親は手話できないのかなど、気になる点が沢山あるので、4巻早く見たい。

  • 3巻を読んだら2巻を、
    2巻を読んだら1巻を、
    なんでか読みたくなって3巻通して読んで、
    きっと、
    4巻が出たらまた同じく読み返すんだろうな。

    マルドゥックのときとは違って心理描写って言うのですかね?
    感情表現が上手くなってる。
    絵がってことではなく魅せ方でね。

    植野さん凄いなぁーと思いつつ、
    やるじゃないか西宮さん!
    つか、
    どっちも応援したくなるのです!

  • 369-O-3
    リクエスト図書展示コーナー

  • 過去の過ちを償うために、まず自らがその過去に向き合わなくてはならないが、目をつぶってなかったことにしたくなる時もある。そのジレンマがマンガならではの表現で丁寧に描かれている。

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著者プロフィール

岐阜県生まれ。2008年、『聲の形』で、週刊少年マガジン新人漫画賞に入選。2009年『マルドゥック・スクランブル』(沖方丁/原作・『別冊少年マガジン』連載)でデビュー。『聲の形(全7巻)』は入選作をリメイクした形で2013年から『週刊少年マガジン』に連載され、大ヒット。『このマンガがすごい!2015』(宝島社)のオトコ編で1位に選ばれ、2016年には劇場版アニメに。2014年、大垣市文化連盟賞(生活文化部門)受賞。2015年、 手塚治虫文化賞新生賞受賞。第12回 大垣市民大賞受賞。現在、『不滅のあなたへ』を『週刊少年マガジン』に連載中。

「2019年 『小説 聲の形 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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