聲の形(6) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
4.17
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本棚登録 : 1184
レビュー : 67
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063952216

作品紹介・あらすじ

お前なんかに出会わなきゃよかった。もう一度、会いたい。/耳の聞こえる少年・石田将也。耳の聞こえない転校生・西宮硝子。ふたりは運命的な出会いをし、そして、将也は硝子をいじめた。やがて、教室の犠牲者は硝子から将也へと移っていった。幾年の時を経て、将也は、 もう一度、硝子に会わなければいけないと強く思うようになっていた。作者・大今良時先生から】「点と点で生きている人たち。遠く、離れ離れの小島のように生きている人たちを描きたくて、この物語を描きました。みなさまに読んでいただければ、この上ない幸せです」

「神さま どうか もうひとふり 俺に力をください」。過去のトラウマから、仲間たちを拒絶し、壊れてしまった将也の世界。その責任を感じた硝子は、自ら命を絶とうとする。止まってしまった2人の時間。明らかになる、仲間たちの思い。バラバラになった心と体を繋ぎ合わせる術は‥‥。

感想・レビュー・書評

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  • 「神さま どうかもうひとふり 俺に力をください」
    過去のトラウマから仲間たちを拒絶し、壊れてしまった将也の世界。
    その責任を感じた硝子は、自らの命を絶とうとしていて――。

    もうほんと泣きそう。
    表紙から将也の姿が消えてて、しかも水の中っていう描き方がまさにその通りの状況で。
    この1冊の始めの話で将也が視点から消えて、最後の話で目覚めるという構成もカンペキ。
    改めてすごい作品だなぁと思います。

    なんで将也の方が落ちちゃったの?っていう感じではありましたが、その後の周りの子たちの視点で語られる話がまた読ませますね~。主人公不在なのに!(笑)

    最初植野さん酷いだろ!って思ったけど、よく考えれば硝子を思いっきり責めてくれる子が他に居なかったので、彼女の存在は必要でしたね。これでみんなが硝子のせいじゃないってフォローするのは違うし。
    だから硝子のお母さんも何も言わなかったんでしょうね。ただ親としては自分の娘が殴られるのは許せないから、殴り返したんでしょうけど。

    逆に川井さんは未だに理解できない。
    無駄にいい子ちゃんなのが鼻につくというか。間違ってないけど、あなたが言うのはなんか違うくない?とか。
    というか真柴くんが絡んでるから余計に気になるんだろうなぁ。どうせいい子ちゃんアピールしたいんでしょ?って思っちゃう。

    その真柴くんが考えてることが今まで一番謎だったんですが、今回少し分かったような気も。
    将也の母校へ先生に会いに行ってくれた時はちょっと嬉しかったな。

    あと今回初めて、硝子ちゃんの視点から見た世界が分かったわけですが、ほんとみんなが何言ってるか分かんないね!
    分かる側からの視点だったから、その辛さが全然分かってなかった。
    最後将也が目覚めて、硝子ちゃんの名前読んだところで終わったわけですが…今巻も先が超気になる終わり方です。ああ、早く続きが読みたい…!

  • 今まで硝子の内側についてはあまり描写がなかったし、意思表示をしないので、硝子はいつも何を考えていて、何をしたいと思っているのか、高校生になった石田と同じ様に読者も察することしかできなかった。だが過去に「死にたい」という明確で、とてもストレートな願望を抱いていて、それを弓弦に打ち明けていたとは。。イジメを受けて普通でいられるわけないし、周りの人間が当たり前に出来ていることを、当たり前に享受している幸福を、自分だけが享受出来ていない上に、そのせいで周りに迷惑をかけてしまっていると思い込んでしまった暁にはそう思うのも無理はない。と思った。想像だけど。弓弦と母が写真を剥がすところは、もう悲しすぎて、本当におばあちゃんが生きてくれていればなあと思った。
    小学校の頃の過ちを精算するなんて考えたこともないけど、この物語ではまだ精算しなければいけないものがあるようだ。遊園地バイトのやつがなぜあそこで登場したのかも気になるところだ。もう、硝子と石田の純愛でいいのに。本当にハッピーエンドになってほしい。この物語はかわいそうな人が多すぎ。今のところ誰ひとりとして報われてない気がする。青春と言えば青春。一人の女の子を死んでも守ってやりたいと思うのは青春。その青春的な思いだけがこの物語の唯一の救いかもしれない。

  • 5巻の最後から続く展開に巻き込まれるような感覚。
    特にこの巻の後半、西宮さん視点で描かれるシーンの数々の表現力は鬼気迫るものがある。
    大げさかもしれないけど、スラムダンクの山王戦後半に通じる表現の力だ。

    今まさにとんでもない作品が現在進行形で生まれているという感覚。こういう感覚を味わえる作品なんて数年に1冊で、どういう完結を迎えるのかはまだわからないけど、少なくとも5巻〜6巻のこの瞬間はとんでもない作品だと思う。

  • 表紙から驚きを隠せないものがあるが…それ以上に将也不在に様々の視点で語られる話は色々と思うことがあり過ぎて気持ちがぐちゃぐちゃとして何から書いて良いか正直わからない。書きようがないのかもしれない。
    思えば読み切り時に「聾唖」を扱った作品として取り出されていたが、第51話西宮硝子の視点を読んだ時に作者の意欲とそれを表そうとする勇気にまたひどく感嘆とした。それと同時に辛かった。きつかった。抉られた。彼女の世界はこう映っているのだと。
    容赦がない。本当に反吐が出る、決して読んでいて気持ちいいものでも無い、面白いものでも無いし、読んでいても辛い、息が詰まる胸が苦しくなる。でも、しかしだ、決して目を背けようとは思えない。寧ろ、背けてしまっては駄目なような気がする。最後まで見届け、傾けるのが私達読者の務めだとさえ覚えてしまう。

  • 若干慣れてきた感じがないわけではないが。それでも登場人物の壊れながらも再構成しようという吸引力が、この作品を見続けてしまう魅力のような気もする。
    さて、またしても次回どうなるのか気になる終わり方だ。

  • 今回は石田が意識不明になったため、彼の周りの人のお話。関係ないけど、マンションから川に飛び込むと結構なダメージなんですね笑

    永束くんと佐原さんの過去は予想よりあっさりとしてた。

    植野さんは相変わらず、かっとなりやすい性格なのかすぐ暴力に走るし...まぁ本人は反省してたけど。ただ今回も全体的に石田のことしか考えてなくて周りが見えてない気がする。

    真柴くんは歪んでるけど、竹内先生に頭下げたとことか、「僕は病室に入る資格がない」とか言ってるあたり、彼も変わり始めてるのかなと思った。

    そして川井さんはいつも通りどーしようもない。
    まず、自分のこと可愛いって思ってる時点で気持ち悪い。そして周りの人間からよく見られたいっていうのが行動をから丸わかりだし。結果的に周りの人に嫌われてるし... 早く本性表して欲しい。

    そしてついに、結弦の写真の意味が判明する。家族が考えてる以上に硝子の心の闇は大きかったみたいだね。いくら周りの人間がとやかく言ったところで、耳が聞こえない辛さは硝子にしかわからない。

    あと2巻ぐらいでおしまいらしいけど、どんなラストを迎えるか今から楽しみ。

  • 「神さま どうか もうひとふり 俺に力をください」。過去のトラウマから、仲間たちを拒絶し、壊れてしまった将也の世界。その責任を感じた硝子は、自ら命を絶とうとする。止まってしまった2人の時間。明らかになる、仲間たちの思い。バラバラになった心と体を繋ぎ合わせる術は‥‥。(Amazon紹介より)

  • 総評は7巻にて。

  • この漫画家さんのバトルは痛そう。扉絵の5人で展開。やっぱり石田がキーマンだってことがはっきり分かる。子どもであり大人であり、子どもでなく大人でない、この年代の若者だからこそ、歯止めを取っ払った状態での、これくらいの荒療治が「地固まる」の状態に持っていくためにはどうしても必要だったのだと思う。

  • 自殺しようとした硝子の代わりに石田が落ちた。意識不明。で、石田が目覚めた。植野すごい。

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著者プロフィール

大今 良時(おおいま よしとき)
1989年生まれの漫画家。女性。2008年、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞に投稿した『聲の形』で入選。2009年より「別冊少年マガジン」で冲方丁の同名小説を原作とする『マルドゥック・スクランブル』の連載によりデビュー。
2013年、入選作品をリメイクした読み切り『聲の形』が「週刊少年マガジン」に掲載された後、同作の週刊連載が開始。同作は宝島社「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位や第19回手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなど各方面で話題を呼んだ。本作は2016年に劇場版アニメーション化されている。

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