かつて神だった獣たちへ(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063952629

作品紹介・あらすじ

絶望の森を、慟哭の荒野を、悲痛の海を、幽冥の時間の中を狼は歩く。かつての戦友を殺すために‥‥。異形の者たちを狩り続ける、終わりのない暴力の旅路。『黄昏乙女×アムネジア』のめいびいが描く、傑作ダークファンタジー。

禁忌の技術をもって作り出された異形の兵士“擬神兵”。戦乱の国を和平へと導いた彼らは“神”と称えられ、英雄となったのだが、内戦から時を経た今は、ただ“獣”と呼ばれている‥‥。その擬神兵たちを殺すために旅を続ける“獣狩り”のハンク。そして、擬神兵だった父を彼に殺された少女、シャール。父が殺された意味を知るため、シャールは、ハンクと共に旅することを決意する!

感想・レビュー・書評

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  • 戦時の英雄は、平時の犯罪者である。

    人体兵器として戦争に貢献した人々が、戦後の平和な世界でどう生きざるを得なかったか。


    戦争が始まるとき、そして終わるとき。大きく時代が変わるときは、何が正しく何が優れているか、さまざまな定義は非常に曖昧で移ろいやすいものだと痛感するときであり、歪みが顕在化するときでもある。

    でもそれは、時代の移り変わりだけじゃない、環境を変えるだけでも大なり小なり起こりうることだよね。ひとつのものに染まってしまうと、気付けないことだけど。

  • コミック

  • 「結婚指輪物語」とはうってかわった
    結構ハードなファンタジー。

  • 最近人気上げてきているなと思い、どんなものだか読んでみる。戦争のあった頃には頼りにされた獣達、戦争が無くなった今では人間たちから迷惑に思えたり、迷惑な事をしてしまったり、元軍人で獣人の主人公が、自分の命を狙い真実がしりたがる女の子と旅をして、危害を加えている獣達をさばいて行くストーリー。

    表紙はどうかな?と思ったが、獣好きです。テンポも良くこれからどうなるのか、気になる系。もう少し読んでみようか。

  • ベヒモスまで。

    長銃を構える女の子ってカッコイイ。
    でも、象を撃つための銃を、あんな撃ち方したら肩が抜けるんじゃないの?

    ずっと気になっていた漫画。
    英雄も戦争が終わっちゃうと邪魔者でしかないってのを更に酷くした感じの物語。
    タイトルからして惹かれまくってた。
    まぁ、決め手はシャールのパンスト(濃さから言ってタイツかも?)越しのパンチラだったんだけどね。

    久しぶりに汗を流した後に洗っていない同じ服を着てて、洗う前の汗の匂いと石鹸の匂いが混ざって・・・どんな匂いがするんだろうなぁとか妄想が捗りまくる。
    あのカバン、空間占有率の高い茶器が入ってるようだから着替えの服なんて持ってないだろうし。
    更に言えば茶器と下着を一緒のカバンに入れて持ち歩くってのも考えにくいから・・・夢が広がる!
    お茶の時間を大切にするシャール、可愛い。



    ちなみに全然関係ない余談なんだけど、下の毛の濃さは眉毛の太さに比例するって説があるみたい。
    そういえばシャールの眉毛って濃くて太めでシットリとしてそうだよね。

  • 悲しい話なんだということはわかるが、読者からすると知らない人達が戦っているだけで感情移入できず、さして感動が無い。

  • ~5巻
    世界観は面白いのだが、話の設定はもう少し練ったらよかったかな。

  • 擬神兵ですって!
    巨人もなんですが人間がどうやったらあんなに大きくなったりできるんだ?
    魔法や魔術みたいな感じではなく、
    やや化学の領域で人間をでかくしたり、まったく違う生き物に変えちゃうのって不可能っぽくて。。。
    まぁ、
    マンガだから気にしない方向で。。。

    南北に分かれて内戦していた国がありました。
    北部が禁忌の力をつかって、
    異形の姿になって戦ったゆえに内戦は終幕を迎えることができました。

    擬神兵だった、
    ジョン・ウィリアム・バンクロフトの娘、
    ナンシー・シャール・バンクロフトが、
    父親の仇である白いコートのフードを被った男を撃つ!
    けど、
    死なないし。。。
    シャールはとりあえず、
    白いコートのフードを被った男ことハンクと共にするが、
    ハンクは元擬神兵だったダニーの元へ。
    つか、
    ハンクって擬神兵の隊長だったんですか!
    と、
    言うことはハンクも擬神兵で元神ですか!

    ダニーはスプリガンなる怪物になってハンクと戦う!
    擬神兵は、
    擬神兵になり時を重ねると心が人ではなくなるんですって。
    ゆえに、
    本当の獣になってしまった仲間は仲間が殺すという約束をしていて、
    隊長であったハンクが壊れてしまった擬神兵、
    もとい神だった獣を殺して回ってるらしいです。
    ちょっと悲しいお話な。
    と、
    いうことはシャールの父親も心が壊れて神から獣にあったんですな。
    天使が堕天使になるようですね。

    ところかまわずお茶をするシャールと、
    ハンクは一緒に旅をすることに。
    で、
    その街で出会ったのはライザさん。
    ハンクをサポートしてる爆乳の女性。
    つか、
    その街にいるのはミノタウロスですか!
    ハンクとシャールとライザでミノタウロス討伐!
    で、
    今回わかったのはハンクはウェアウルフだってこと!
    もっと、
    凄い奴だと思っていたがウェアウルフですかぁ。。。
    ちょっと拍子抜け!
    でも、
    ミノタウロスは簡単に倒せる実力はある!

    次はベヒモスですか!
    ファイナルファンタジーに出てくるおなじみのあいつですな!
    そう!
    ハンクもどうせならバハムートとかがよかったんじゃないか?
    強すぎか!
    しっかし全長50mもあるベヒモスをどうやって倒す?
    モンスターハンターよろしく爆弾!
    そうか、
    ベヒモスは海を見たかったんだな!
    しっかし、
    鉄道がやっとの科学力でどうやって擬神兵を作ったんでしょう?
    やっぱり、
    設定がかなり気になるわぁ。。。
    で、
    謎の男ケインが登場して1巻は終了!

  • ・「白いコートの・・・フードを被った男・・・父の仇!!」
    ・獣を解き放った男

    スプリガン
    ミノタウロス
    ベヒモス

    めっちゃめちゃ面白い。
    ド定番、ド王道の、仇と美少女。
    猛る猛る。
    そしてシャールが可愛すぎてどうしようもなくやばい。
    絵がうまいうまい。話がひきつける引き付ける。

    もっと、こう。。。 小さいかと!

  • ストーリーとしては、戦争のために魔物となって、和平に勤めたが、世界が平和になってからは魔物として忌み嫌われるようになった。
    しかし、そんな父親を尊敬し、大好きだった娘はある男に殺され復讐するために家を出た。
    そして、その男を発見し復讐をするも失敗に終わり、さらにその男が魔物を殺している理由を知るために同行することになる。みたいな感じです。

    まぁ、世界観はさておき話としては王道ですよね。
    絵も綺麗で、キャラ割りと魅力的。
    個人的にはストーリーがちょっと薄いかな。感動モノ、悲しい世界を演出したいのはわかりますが、もうちょっと話が長くてもいい。一話一話の。
    なんだか、絵と設定が濃いだけに話が短いのが残念です。

    巻末にライバル的なラスボス的なのが出てきたのであの人を倒すためなのがメインの話ではあるんでしょうが…

    読んでみるのは面白いと思います。

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