- 本 ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063953121
作品紹介・あらすじ
念願かなって農業系大学に入学した超天然ガール・牛島みるくが“繁殖”を極めようと大暴走! ごくたまにちょっとタメになる(?)青春酪農4コマ!!
「あたしは繁殖を極める!」 ━━幼い頃にテレビで牛のお産を見て、生命の神秘に触れ感動した牛島みるくは成長して念願の農業系の大学に入学する。「人工授精って?」「交尾ってどうやるの?」 恥じらう巨大系美少女さくらをよそに、好奇心いっぱいのみるくの暴走は今日も止まらない! ごくたまにちょっとタメになる(?)、農業系大学を舞台に繰り広げられる青春酪農4コマ!
感想・レビュー・書評
-
職業柄、こういった題材の作品はつい手に取ってしまうのですが…なんだろう、ちょっと個人的には微妙にはまってないというか。
"青春酪農4コマ"という事なんですが、正直、まさかここまで、主人公の周りの人達(といっても2~3人)の思惑が交錯するとは思ってなかった。これがどうにも重く感じてしまって、引っかかるんですよねぇ…。で、主人公自身はそこにあんまり気付いてないのも余計に。
基本はギャグなんですけど、そこにちょこちょこ本格的な酪農知識が絡んでくるって感じなんですが、その絡み方も本格的だったりするので、なんか真面目に受け取ってしまって…。
多分、自分がこの職業じゃなかったら、もうちょっと純粋に読めたかもしれないなぁ…と。ただ、それでもなぁ…猫呂野さんのキャラクター、苦手な部類だしなぁ…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
YJで先生の代表作である、『B型H系』を読んでいたので、質の良い四コマ漫画だと開く前から知っていた。それでも、質が良いと嬉しくなるモノだ
内容は若干と言うか、結構、下ネタが多めかな
青春要素も含んでいるが、どちらも中途半端ではない。むしろ、エロワードを日常会話の中で恥ずかしげもなく連発できる時期が青春、若さゆえの無謀な特権なのだ、と考えると、バランスがしっかりと取れている
また、繁殖させる事が必須である酪農に、よくぞここまで、レベルの高い下ネタを絡めたな、と笑いつつ、驚いてしまった
加えて、酪農系の真面目な知識もしっかりと盛り込んでいるので、読み手を飽きさせない
獣医畜産大を舞台にしているので、『動物のお医者さん』や『銀の匙』が好きな人はきっと、受け入れられるのではないか
見た目が小学生で、精神も大学生にしてはやや未熟な主人公・牛島みるくが「膣」や「射精」などの、決していやらしくないけど淫らさを感じさせる単語を口にするギャップも、この作品の魅力だが、やはり、私としては、そんなみるくの可愛さに毒され、序盤は常識人キャラだったのに、段々とアブノーマルな独占欲と嫉妬深さを開花させていく相馬さんの変貌の過程が最も面白い、と思う
純正ビッチなレオや、豚萌えツンデレな猫呂野など、他の女子キャラの個性も強い点も良い
ただ一つ、個人的に物足りなさを感じてしまったのが、一話あたりの四コマの本数の少なさかな。一本一本が面白いだけに、十一本で一話にして欲しかった
この台詞を引用に選んだのは、チャラくて、女好きでも、頭はともかくとして心の方には中身があり、自分に根拠のない自信を持っている青年の言葉には妙な説得力が籠り易いな、と思ったので
さんりようこの作品





