進撃の巨人(16) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2015年4月9日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063953589

作品紹介・あらすじ

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。

中央憲兵により汚名を着せられた調査兵団だったが、全兵団の協力を得て王政打倒に成功する。残すは真の王家としてヒストリアを女王に即位させるのみ。リヴァイらは、さらわれたヒストリアとエレンの居場所をつかむが‥‥。レイス家を巡る衝撃の真実が明らかに!!

感想・レビュー・書評

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  • ついに明かされる5年前の事件。エレンの父・グリシャとレイス家の間に何があったのか。あのエレンですら屈服してしまうほどの過去とは?!その一方で、エレンたちを奪還するため、調査兵団と対人制圧部隊が激突する!

    自由の申し子とも言えるエレンですら、語られたグリシャの罪の大きさには膝をつくしかなかった。ここではレイス家の視点で過去が描かれるが、グリシャがなぜ巨人の力を持っていたのか。どうしてフリーダの力を奪わなければならなかったのか。いまだ謎は多い。それでも、父が巨人の力を奪ったせいでこれまでの犠牲が積み上がったという事実は、エレンを繋ぐ鎖以上に彼を縛りつけてしまう。

    その姿をユミルや自分と重ね合わせ、父の欺瞞を剥ぎ取るヒストリアがカッコいい。王の側近と同じく、ロッドの本性が暴き出されるシーンの戦慄たるや。と思いきや、そこからの兵士として磨き上げた体術に、自分の意志を貫く覚悟を持ったヒストリアの姿は民衆を導く女神そのもので美しい。神でなくても、奇跡は起こせるのだ。
    「いい子にもなれないし神様にもなりたくない でも…自分なんかいらないなんて言って泣いてる人がいたら…そんなことないよって伝えに行きたい」

    輝く洞窟での調査兵団VS対人制圧部隊もヒリつくよね。作戦や武器の分析もさることながら、サシャの弓矢がいい味を出してる。対人戦ならではの恐怖感がガンガン伝わってくる。そして、リーダーのケニーの野望。それぞれが自分のために動いた歯車が、混沌とした局面をもたらした。その盤面がこんな形でひっくり返るとは。ザックレーのアレと同じく悪趣味極まりない絶望が姿を現す!

  • なんだか凄い話になってきたなぁ。驚いているうちに読了。

  • 舐めても効くのなら、注射器いらんやん!

    とツッコミながらも、ラスボス登場の予感に心が躍る一巻でした。
    エレンの鎧バージョンも楽しみです。

  • ヒストリア!
    それでこそヒストリア!

    エレンとヒストリアにまつわる謎が明らかになってきたのでそろそろユミルについても展開してほしい。

    進撃の多方面へのメディア展開がやりすぎててうんざりしてるけど、漫画自体は変わらぬ面白さなのでホッとした。

  • レイス家は、巨人になることで特別な力を手にして、王の座に君臨してきた。そして、民の記憶を操ることもできる。代々巨人になったものを喰うことで力の継承をしてきた。ヒストリアは巨人の力を手にして、エレンを喰うことで王家に力を取り戻す予定だった。

    やはり支配のために王家が巨人の力を欲しいままにして世をすべる。ロクな世界じゃないな

  • ここに来てやっと巨人、壁、レイス家、アッカーマン家、グリシャ等々謎が色々解る。ヒストリア、エレンを含め若き調査兵団覚悟と決断の時。ヒストリア初めての反抗期にして、自分を手に入れる。「うるさいバカ!! 泣き虫!! 黙れ!!」散々な言われ様。「うああああああ」泣き叫び、走り出すエレン。オモロい。

  • 自分たちを取り囲む高い壁の外側の世界を夢見て、人類を蹂躙する巨人に立ち向かう少年たちのバトルファンタジー第16巻。

    この世界の謎に連なるレイス家の、アッカーマン家の、エレン・父イェーガーの謎が明らかになる巻。そういう風につながっていたのかと、驚愕。

    でも、真実を知った後のエレンの態度と、ヒストリアの土壇場での変心はちょっとしっくりこなかった。ロッドは大概なんだけど。ヒストリアの選択が今後どう物語に生かされていくのだろうか。

  •  毎回思うけど、いろんな秘密が明かされる度に新しい謎が生まれていく。
     王家の側にも事情はあったんだろうけど、グリシャにも大義があったんだろうなと思う。
     言いなりになっていたヒストリアが、以前ユミルにかけられた言葉もあって、自分の意思で行動することを決めて良かった。この辺の展開は少年漫画っぽいなあ。酷い展開ばかりで、らしくない漫画だと思ってたけど、熱い話もちゃんとやってくれるんだ。

  • 63話・鎖
    「フリーダ」のことを思い出した「ヒストリア」さん。
    つか、
    Q・なんで「エレン」に触ると記憶が蘇るの?
    それは、
    「エレン」の中に始祖の巨人が眠っているからなの?


    Q・「エレン」の父である「グリシャ」は、
    何を話したんでしょう?
    なにか、
    交渉したんですよね?
    決裂ゆえに巨人バトル「グリシャ」vs「フリーダ」になったんですよね?

    Q・「ロッド・レイス」も、
    「グリシャ」の正体がわからないようですが、
    「フリーダ」の中に宿る巨人のチカラってなんなんでしょう?
    「座標」ってやつなんでしょうかね?

    Q・レイス家は人類の記憶を改ざんできるって能力が、
    「フリーダ」の巨人のチカラじゃないの?
    「座標」も?
    両方?

    Q・キン肉マンでいうところの「火事場の馬鹿力」ってやつが、
    「アッカーマン」家の人にもあるんですか?
    「リヴァイ」もアッカーマン?

    謎しかない63話でした。


    64話・歓迎会
    「エレン」奪還の準備はできた!
    って、
    油まき散らして「サシャ」の弓で火を放ち、
    煙で視界を遮り、ぶった切る!
    「ハンジ」さんが下手こいてちょっと形勢がおかしくなる・・・。

    礼拝堂の地下も、
    壁も、
    人類の記憶を改ざんしたのも、
    と、
    ある巨人のチカラなんですか!

    硬質化じゃないよね?
    普通のじゃない硬質化があるんだ!
    壁がキレイすぎるが、
    「エレン」が下手すぎるだけか?
    記憶の改ざん!
    これがちょっと怖い能力よね!
    王家の人間が始祖の巨人を食べれば解ける謎!
    つか、
    ここまで知りたかったんじゃないの「エルヴィン」さんは?
    つか、
    「ケニー・アッカーマン」は巨人になるつもりだったんですね!


    65話・夢と呪い
    「ケニー・アッカーマン」の過去。
    王に、
    恨まれているのではなく、
    恐れられている?
    「アッカーマン」家は記憶の改ざんを受け付けないってことのようですが、
    それだけで恐れるか?
    だって、
    「アッカーマン」家以外の記憶を改ざんして殺しちゃえばいいんでしょう?
    自分の手は汚さず他人の手で簡単に処分できるんじゃないの?
    わからんなぁ。。。
    で、
    東洋の一族も?
    つか、
    「ミカサ」さんどっちの血も流れていますよね?
    それを知ってて、
    「グリシャ」さんが近づいたってことはないか?

    と、
    「ケニー・アッカーマン」の言葉は響きますなぁー。
    「ヒストリア」イタクないですか?
    つか、
    なんで「ロッド・レイス」が巨人になってはいけないの?
    この後なっちゃうんですけどね。。。
    なんでだったんでしょう?

    と、
    「ケニー・アッカーマン」の言葉は響きますなぁー。
    「寿命が尽きるまで息してろって?
     それが生きていると言えるのか?」って名言よ!

    そうですか、
    「エレン」は「ヒストリア」に喰われる覚悟があると!


    66話・願い
    そうよね!
    よく、
    気がついたわ「ヒストリア」さん!
    なんで、
    「フリーダ」や今までの王様は巨人を排除しなかったんでしょう?
    できるはずなのに?
    なんで?
    それは初代の王様が巨人に支配される世界を望んだから!
    その記憶を受け継いでしまうために、
    歴代の王は巨人を殺さなかった排除しなかった!
    ならば、
    「ヒストリア」が巨人になっても巨人は保護されると。
    意味ないね。。。
    で、
    「ヒストリア」は巨人になるのを拒否!
    「ロッド・レイス」を投げ飛ばして「エレン」を助けに行く!
    つか、
    「ロッド・レイス」が巨人になってけど、なんでだ!?
    なってはいけなかったんじゃないのか?
    と、
    そこに「リヴァイ」班のみなさん到着!
    でも、
    巨人のせいで地下に閉じ込められそうっていうか、
    圧死の恐れあり!

    「エレン」さん、
    ヨロイの巨人の薬を飲み込んで叫びながらダッシュ!
    どこへ向かうの「エレン」さん!?
    って、
    ところで16巻は終了で17巻に続く!

    謎ばっかりやったなぁ。。。

  • 銀華山が火事でなくなってしまったので、これからはもう自分で購入しなければならない。
    16巻ではなかなか物語が進展しないようで、内面的な話がが多かったが、これも通過点の一つなので、将来のために十分に内容を理解するよう努めました。

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著者プロフィール

諫山創(いさやまはじめ)
1986年8月29日生まれ。
『orz』にて読み切りデビュー(マガジンSPECIAL2009年3号)。
2009年10月号より、別冊少年マガジンにて『進撃の巨人』を連載中。

「2014年 『進撃の巨人 悔いなき選択(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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