あひるの空 LOST AND FOUND(40) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 262
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063953800

作品紹介・あらすじ

149cmと小柄な高校生ながら、天性の才能を魅せるバスケ少年・車谷空! 入学先のクズ高で、最初はバスケをやるには困難な状況だったものの、空の熱意に影響を受けて、千秋・百春兄弟や、天才少年・トビなど続々メンバーが集まった! 順調に進みだしたクズ高バスケ部だったが、挫折や事件とあらゆることに巻き込まれていく‥‥。バスケを愛する空たちは、数々の困難にどう立ち向かうのか!?

マル高との激戦を制し、神奈川県大会へとコマを進めたクズ高バスケ部! だが、キャプテンの百春が負傷し、彼を欠いたまま県大会に臨むことになり、厳しい現実を突きつけられる。そんな状況の中、マル高との試合に影響を受けた新入生が入部してくる。百春には及ばないものの、戦力になりそうな彼らから、空たちは強い追い風を感じる。それぞれが胸に秘めた思いを抱え、クズ高バスケ部は、県大会までの日々を過ごしていく!!

感想・レビュー・書評

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  • 1冊1冊が、とても深くて。
    心に刺さります。
    一歩ずつ、がみんならしい。
    飛ぼうとしたって、羽根なんか無い。

  • 新戦力。

  • 一度辞めた1年生が戻ってきました。
    まあ、こうなることはわかっていた。辞めたことを後悔している奴があの試合を見て何も思わないわけがない。それぞれ葛藤を抱えていて、そのどれもが高校生らしい青臭い悩みで、大人になれば恥ずかしいと感じるそんな青臭い悩みも、高校生にとってはとても真剣な悩みなんですよね。
    この巻はそんな1年生にスポットを浴びせたエピソードが多い気がします。
    しかし、39巻の未来から見るに、和田君が心配でならない。挫折しないでほしいなぁ。

    あと、今更かもしれないけれど、日向先生の描く女の子、ぶっちゃけ可愛くない(笑)
    絵柄のせいなのだろうか。可愛いと思えなくて色恋の絡む話では気持ちが入らないから困る。あ、でも葉子先輩はかっこいいと思います。あんま顔出ないからかな。←

  • 昔からバスケットが好きでずっと読んでました。

    僕が好きになる本や映画はいつもどこか心を傷つけられるもの。といってもズタズタと傷つけられるものではなくて、狭いんだけど深い傷の残るもの。要は心に刺さるって意味なんだけど本当に痛みを感じる、胸が苦しくなるようなものです。同じバスケットボール漫画でもスラムダンクはあまり面白いと思いませんでした(人前では言えなかったけど)。


    40巻になっても、というより最後まで主人公たちは華々しい高校生活を送れなかったわけで、漫画らしくないけど大半の(現実世界の)人間にとってはそれがリアルなんだと思います。手に入るものより手に入らないものの方が多い。あと少しで掴めるところまで行ってもそれを逃す。自分の努力はまっすぐじゃない。存在意義を示していたい認められたい。僕にはそういう昔の感情が今も残っているし、現在進行形ですらあるからこそこの漫画が好きです。

    敗者が常に愛おしく思えるこの漫画は、バスケットが好きじゃない人にも刺さると思います。

  • 純文学とか、漫画でも芸術性の高い作品が並ぶこのトピですが、
    あえてマガジンで連載中のメジャーな少年漫画をここで書きます。

    人って、いつか負けるんです。人間は老いていくものだし、
    知識や技術はアップデートされ続けているので、
    知らないことはどんどん増えていって、いつかぼくらは新しいことを覚えることもままならなくなる。

    そして、人との別れっていずれにしてもやってくる。
    どんなに大切だと思っていても、どんなに分かりあえていると思っていても。

    競争競争と勝敗に重きを置き、自分自身や誰かに打ち勝って
    向上していって、戦いを挑み続けても、ある日、ぼくらは必ず何かもっと大きなものに負けるのです。

    シニカルな考えかもしれないけれど、何をやったって、
    死んでしまうし、すべては消えていってしまう。
    究極的には物事には意味なんかないのかもしれない。

    あひるの空は高校生のバスケットボール漫画です。
    少年漫画のスポーツものは大抵、時系列で物語は展開され、
    どんなふうに主人公が戦い勝って行ったかということに主眼がおかれることがほとんどです。

    けれど、あひるの空は最終回(物語の結末)を物語の途中で、読者に提示します。

    「主人公たちは、負けてしまって、インターハイに行くことはできなかった」

    この作品がある意味、人生の真実の側面を描いていると、思うのはここです。

    ぼくらはいつか負けてしまって、目的地にたどり着くことはできなくなる。
    でも、どうにかして輝かしく負けるために戦っていくのか
    という人生の真実の一側面をこの作品は読者に提示しているように思う。

    少年漫画という娯楽作品において、表現上である程度決められたフォーマットと、
    売れ続けなければならないという商業主義のメジャーな週刊連載の中で、
    「負けを宿命づけられている彼らがどのように振舞っていくのか」
    ということを描いているということがとても素晴らしい作品だ、とぼくは思います。

    負けるとわかっているのに、書くことに意味があるのか?
    というような指摘がネットではあったけれど、
    負けるとわかっていることだからこそ、書くべきだと自分は思ったりもしています。

    他にも、部活を辞めることを選択した部員にスポットライトを当てたり、
    他校の対戦相手の事情とかを綿密に描いていくところなど、
    流れという点においては、幾分、過剰かと思えるところもあるけれど、
    登場人物はほぼ全員何かしらの、挫折を背負った形で描かれているというところも、
    挫折フェチの自分のツボにはまります。

  • ナオちゃんがどんどん愛おしく。

  • 九頭高バスケ部、部員増えたなぁ。しみじみ。
    一年生いいね!
    そしてトビがかっこよすぎる。
    「ワシの持っとる技術 オマエに全部伝授したる 死ぬ気でついてこい」


    『あの日ここで 百春君とバスケ始められて本当によかった』

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著者プロフィール

出身:茨城県、血液型:A型、デビュー:覚えてません(笑)、受賞歴:第61回マガジン新人漫画賞『スリーアウトチェンジ』、コミックス:『Howling』全2巻・『あひるの空』1~39巻(以下続刊)。

「2014年 『あひるの空 EARLY LAST DAYS(39)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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