進撃の巨人(17) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2015年8月7日発売)
3.92
  • (136)
  • (228)
  • (145)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 3390
感想 : 114
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063954463

作品紹介・あらすじ

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。

真の王・レイス家が代々継承する巨人の力は、グリシャによりエレンに渡った。ヒストリアは父であるロッド・レイスにエレン殺害を命じられるが、最後は自分の道を選ぶ。そして怒りのままに最大の巨人と化したロッド・レイスが、エレンらに襲い掛かり……! オルブド区外壁にて人類の命運を懸けた一戦が勃発!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • (ネタバレ注意)
    ものすごく「巨大な壁」ではある。その中に数十万人が住めるほどの壁ではあるが。しかし、実はその中に約100年前に自ら入り込み、過去の多くの科学的な知識を強制的に忘れ去り、自由をなくし、封建社会の元に厳しい生活を強いられて、ただ巨人の影に怯えてきた人々は、自分たちのことを「世界に最後に残った人類」であると呼んでいた。

    ある日、壁は壊され、伝説の巨人たちがやってきて、最後の人類たちを食い始める。巨人の目的は食糧ではない。そもそも巨人はなぜか不死である。それに対して、人類たちは自らの種を守るために、知恵と力の全てを使って、対抗する。それが、まるで人類としての務めであるかのように。

    壁の中の世界が全てだ。自称人類たちはそう思っていたに違いない。しかし、17巻をかけて、壁の中の世界は「人為的に作られたもの」であることが次第にわかってきた。

    何の目的で。
    どのようにして。
    誰が。
    どの時代の人類が。

    まだ何もわからない。
    起動装置で、巨人を倒していたのが冒頭部(起)だとしたら、アレンという「巨人に変身出来る人類」が登場したのが、その次(承)だろう。そして、17巻辺りで(転)が終わろうとしている。

    人は知らず、私には直ぐに了解出来たのだが、この世界は生まれた時から「就職超氷河時代」の現在社会の若者の「心像風景」そのものだ。そういう視点が持てるのも、私がそのバブル崩壊から20年ほど離れた時間軸にいるからかもしれない。

    生まれた時から、「世界は残酷」。世界はゲーム。実力と運で生き残るしかない。大きな災厄は、いつも地震や原発事故のように突然やって来るだろう。チームは大切。愛もあるし、友情もあるだろう。けれども、仲間はホントの仲間とは限らない。そもそも、世界とは何なのか。何重にも張り巡らされた、大きな「黒幕」がそれを見えなくさせている。

    壁とは、ホントにあったのだろうか。そもそも壁とは何なのか。巨人とは何なのか。

    漫画はおそらくこれから一つの答えを導き出すだろう。しかし、おそらくその直後に、大きな新たな壁が読者の目の前に立ちはだかるに違いない。しかし、絶望する必要はない。人間に目に見えるモノは、全て越えることの出来る壁である。
    2015年11月1日読了

  • 真の王・レイス家が継承する巨人の力は、グリシャによりエレンに渡った。ヒストリアが自分の道を選んだことで、ロッド・レイスは怒りのままに最大級の巨人へと変身を遂げる。オルブド区へと突き進む巨人を食い止めることはできるのか?!

    ロッド・レイスの巨人が現れて崩落した洞窟から、硬質化の力を使って味方を守ることに成功したエレン。ヨロイの瓶をきっかけにウォール・マリアの穴を塞ぐ手立てを得ることはできた。しかし、まずはロッド・レイスを止めなければならない!巨大すぎる上に、熱によって近づくことも不可能。そんな化け物をオルブド区外壁で食い止める決死の作戦が始まる!

    「民衆とは…名ばかりの王になびくほど純朴なのでしょうか?」
    父を倒し、民衆の上に立つ覚悟を決めたヒストリア。彼女が秘めた決意は自立のその先まで見据えていて、まさに王の器を感じる。エレンが切り開いた進撃の道を、デカすぎる親子喧嘩に決着をつけるため、ヒストリアは自ら前線で戦い抜く。

    ケニーの過去回想も切なかった。ウーリの力になる流れにはこっちが度肝を抜かれた(笑) アイデアセンスがザックレー。リヴァイの面倒を見るようになった中で、
    「こいつを見殺しにできるほど人を捨ててねぇが 親に代われるほどできた人間じゃねぇ」
    そう思いながら、生きる術を教えるところには人間味を感じた。生きるには、ケニーの言う「力」も、ウーリの言う「愛」もどちらも必要なんだよね。その真実を確かめるために、暴力によって巨人の能力を得ようとしたという行動が悲しい。
    「みんな何かに酔っ払ってねぇとやってらんなかったんだな…みんな…何かの奴隷だった…」

    硬質化能力と、巨人化できる瓶の液体。それを持つことで、シガンシナ区への作戦は間近に迫る。そんな中で、エレンの記憶にとある人物の顔が浮かんで──。

  • ちっちゃいおじさんの巨人がきもちわるい。ヒストリアかわいい。

  • ヒストリアが巨人化したレイス・ロッドを倒して、名実共に王女に認められる。民にとっても良い政治がなされ、人間同士の争いはひと段落か。エレンたちは失われた土地を奪還するために動き出す。
    最後の方で猿の巨人がエレンの父親のように見えたが、まだまだ謎は深そうだな

  • 【あらすじ】
    真の王・レイス家が代々継承する巨人の力は、グリシャによりエレンに渡った。ヒストリアは父であるロッド・レイスにエレン殺害を命じられるが、最後は自分の道を選ぶ。そして怒りのままに最大の巨人と化したロッド・レイスが、エレンらに襲い掛かり……! オルブド区外壁にて人類の命運を懸けた一戦が勃発!!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • 67話・オルブド区外壁
    「エレン」の決死の変態行為笑で巨人の硬質化でみなさんを救ったよ!
    「サシャ」の忌憚なき言葉の暴力って怖いな!
    問題は、
    巨人になった「ロッド・レイス」なんですが、
    超大型巨人の倍は大きく燃えさかりながら這いずってる感じ。
    そう、
    向かってるのはオルブド地区の方なのな。
    なんだかんだ、
    話し合ってるけどどうしようもない、先の見えない話は置いておいて、
    最初の通り目的は地下室な!
    で、
    その前に「ロッド・レイス」をどうにかしよう!
    と、
    言うかたちにまとまる。
    あの時、
    「エレン」は巨人をコントロールしたやん?
    それみたくできないか試みるが無理!
    そもそも、
    あの巨人をコントロールしたチカラは本当に「エレン」のチカラなのかも不明だしな。

    オルブド地区で「ロッド・レイス」迎撃態勢を整える!
    で、
    女王になろうという「ヒストリア」も参戦!
    つか、
    「リヴァイ」微妙にこういう時口ゲンカ弱し!


    68話・壁の王
    「ロッド・レイス」には大砲効かない!
    最終的には爆弾で仕留めるカタチですが上手くいくかな?
    とりま、
    爆発させることには成功で飛び散る肉片!
    その中から弱点の部分を切るわけですがまさかの「ヒストリア」がぶった切る!
    で、
    「ヒストリア・レイスこの壁の真の王」です宣言!
    でっけぇ、
    巨人に止めを刺し名実ともに王になる「ヒストリア」でした!


    69話・友人
    若き日の「ロッド・レイス」と、
    「ケニー・アッカーマン」に「ウーリ・レイス」の話し。
    つか、
    「フリーダ」もいい人っぽっかったけど、「ウーリ」さんもいい人っぽいね。
    妹の様子を見に行ったら死んでて、
    「リヴァイ」が居た。
    ナイフの握り方と、
    ご近所付き合い、
    挨拶の仕方と、
    身の振り方などの、
    地下街で生きるための最低限を「リヴァイ」の教えたのが「ケニー・アッカーマン」なのな。
    「フリーダ」が、
    「ウーリ」を喰ったときからかな、
    「ケニー・アッカーマン」がそのチカラの魅かれたのは。
    って、
    現在死にかけなう。。。
    それを、
    「リヴァイ」が発見し、
    巨人になる薬を継承し、看取ってやったわけだ。
    つか、
    何かに酔っぱらってねえとやってられなかった。
    とか、
    何かの奴隷だったって、
    ちょっと寂しい言葉を残して死んでいったよね。。。
    もっと、
    楽しく生きようぜ!

    「ヒストリア」が女王に即位。
    リーブス商会の会長の言葉の通りに「リヴァイ」をぶん殴る「ヒストリア」
    つか、
    微笑み返しですか「リヴァイ」兵長!
    そりゃ、
    ファンが増えるわな!

    70話・いつか見た夢
    貧困層を失くす考えの「ヒストリア」女王!
    いいんじゃない!
    さて、
    そろそろそうだね「ライナー」と「ベルトルト」をどうにかしないとな。
    と、
    「エレン」と「ヒストリア」が仲良くしてると「ミカサ」が怖い!

    中央憲兵から技術をGET!
    あの礼拝堂から光石をGET!
    対巨人兵器も作成して人的な被害のない武器GET!

    追い風吹く中、
    「リヴァイ」が巨人化の薬を所持し使用する権限を得て、
    「クリスタ」にさ触れて復活した記憶で、
    調査兵団の中で「グリシャ:と仲良かった人間がいる!
    さて、
    誰だって思い出すことに必死な中、思い出したよ教官だよ!
    「キース・シャーディス」教官が「エレン」の父「グリシャ」と仲良かった人だと思い出す!
    18巻で会いに行く!
    と、
    場面展開して負けてる鎧の巨人こと「ライナー」
    戦ってる相手はあの「獣の巨人」ですな!
    「アニ」を助けるか、
    「座標」GETを優先させるかを賭けて戦ってたみたいね!
    獣の巨人は、
    少なくとも鎧の巨人よりも強い!
    つか、
    超大型巨人の方が強いイメージあるけど、鎧の方が強いんですか?
    と、
    いう疑問を残して18巻に続く!

  • 読了

  • ヒストリア女王誕生。心は女神や…。
    嘘予告のラーメン屋はクソ笑った 

    感想記事
    http://utsuyama27.com/shingeki17/

  • ついにヒストリアが女王に。

  • 2016/05/13

全114件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

諫山創(いさやまはじめ)
1986年8月29日生まれ。
『orz』にて読み切りデビュー(マガジンSPECIAL2009年3号)。
2009年10月号より、別冊少年マガジンにて『進撃の巨人』を連載中。

「2014年 『進撃の巨人 悔いなき選択(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

諫山創の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
羽海野 チカ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×