絡新婦の理 (第一巻) (マガジンKC)

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  • 講談社 (2015年10月16日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784063955217

作品紹介・あらすじ

舞台は戦後まもない日本。聖ベルナール女学院に潜む、背徳の集団による呪いの儀式。世間を震え上がらせる連続殺人鬼・目潰し魔。二つの事件の陰で糸を張り巡らせる「蜘蛛」の正体とは? 京極堂、榎木津、木場ら、人気キャラクター総出演でおくる傑作ミステリがついに漫画化!


厳格な全寮制の聖ベルナール女学院に通う呉美由紀は、英語教師・本田に陵辱された親友の渡辺小夜子のため、「呪いごっこ」に付き合うことに。それは、学校の七不思議の一つである謎の像「黒い聖母」に呪った相手を殺してもらうという儀式で……。

感想・レビュー・書評

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  • 京極夏彦氏の百鬼夜行シリーズ第5弾のコミカライズ。
    今回もマンガ版百鬼夜行シリーズを手がけてきた、志水アキ先生による。
    結論からいうと今回も満足の出来だった。

    小説のマンガ化に限らず、原作ありきの作品が他媒体で展開されるにあたって、原作と雰囲気が異なると感じた経験はあると思う。
    このシリーズはこれまでも今作も、そういった違和感なしにマンガに落とし込めており、本当に感心させられる。
    原作ファンにも、原作未読の方にも薦められる作品だ。

    ただ、個人的に残念に思った点がふたつ。
    まずこれまでと判型が変わってしまったため、並べると高さに違いが出てしまう点。
    そして、百鬼夜行シリーズ第4弾『鉄鼠の檻』の順番が飛ばされてしまった点だ。(確かにマンガ化するには地味かもしれないが)

    ちなみに、巻末の対談も面白かった。
    志水アキ先生をこれまで男性だと思っていたのだが、女性だったようで驚いた。(名前からか某ものまねの人のイメージだった)

  • おお、とうとう絡新婦ですか。絡新婦も好きです。美女・美少女が多いし。(変な人も多いし。)
    冒頭は完全に女学校ノリで、かわいくも狭苦しくおぞましくていい。呉さんは本当、好ましい主人公タイプだよなあ…。
    古本屋周りの面々はちらりとだけ顔見せしてますが、事件冒頭はやっぱり木場さんですね。木場さんは本当に見ていて気持ちがいいなあ。
    そして最後に薔薇十字探偵社。
    えーと時間軸的にはこの前に鉄鼠があって、そこで益田が登場して絡新婦から榎木津のとこで働いてるんだっけか。だからまだ髪伸びてないしスーツなわけね…うん、初見ちょっとびっくりした。新米な感じがとても…良い。

  • 読む人の背筋をぞっとさせるような表情を描けるって、すごいと思います。

    エピソードの順番が入れ替えられ、聖ベルナール女学院篇のオカルトな魅力がつまった一巻でした。
    酔っ払い青木と短髪益田が妙にかわいらしい。
    ヒモになった降旗は果たして登場するのか?

  • そうそう女子高での話だった、というのは覚えていても、細かいところは忘れていたのでちょっと新鮮でした。
    志水さんの絵がまた想像通りだったので、違和感もなく読めます。中年、年増、少女と出てきますが、女子高なので少年雑誌向きなのでしょうか。
    こういうのを見てしまうと、『鉄鼠の檻』のコミック化も見てみたくなります。ああ、でも坊主ばかりで地味かな。
    次巻からいつものメンバーが出てくるのでしょうか。

  • 少年誌に移籍したため単行本も小型化。ジュブナイル風の導入ながらも内容についてはシリーズきってのエグさで、さらに唐突にオッサンだけの話(京極堂周りの話)が挿入されたり本来の雑誌読者の目にはどう映っているのか(原作のミステリー的魅力と漫画の卓越した表現力を読み取って欲しいところではありますが)w

    2巻予告で出てたけど、織作家の姉妹、これまた濃いデザインで良いですなぁ。

  • まず一巻目はいつも通り「あぁ~こんな話だったなぁ」と原作を思い出す(^^;)そして毎回、原作のキャラと志水アキさんの絵がピッタリで驚く!更に登場人物の豹変ぶりに恐怖をいだく(ToT)最後に京極夏彦さんと志水アキの対談が載っているのが嬉しい(^^)♪

  • 聖ベルナール女学院と木場修周辺が多め。
    怖い笑顔がすばらしい
    対談も面白かった。

  •  志水アキさんによる、京極夏彦さんの『百鬼夜行シリーズ』のコミカライズ・第五弾。
     とは言え、わたしは原作未読なもので、じょろうぐもって女郎蜘蛛のもじり?とか、はてなを飛ばしながら読み進めました。
     狭い鳥籠に捕らえられたがごとく、陰鬱とした空気がたまにひっそりと流れる。
     とりあえず呪いっておそろしいもんですね。コエェ。

  • 百鬼夜行シリーズ5作目のマンガ版。
    この志水アキさんのマンガ、私の頭の中にあった小説のイメージとうまくマッチしていてすごく良いんですね〜。
    小説の映画版はがっかりすること多し、と先日書きましたが、マンガ版もやっぱりがっかりする事が多かったんですね。
    特にミステリ系は。
    だけどこな志水アキの絵と、原作のどの部分を描いて、どの部分をカットするのか?
    というセレクトの仕方もお見事。
    という事で原作読んでなくても、かなり楽しめるマンガだなぁと思います。
    で、どんな話かというとミステリにいかにもありがちな道具立てをこれでもか、これでもか!と詰め込んだような幕の内弁当的な作品。連続猟奇殺人事件、女学校で連続する怪死事件と怪しげな黒ミサを繰り返す女生徒たち、いわくありすぎだろうみたいな財閥の4人の娘と美魔女な母。フェミニズム、黒い聖母、断ち切れない古い因習。
    これだけ揃うと、まとめるのも大変そうですがこの当時の京極夏彦は本当に神がかっていたんですね。クライマックスで謎を解き明かしていくシーンなんかは鳥肌もの。
    おっとマンガの話でした(笑)
    その辺りの凄さも見事に表現していましたよ。小説はとにかく分厚いので、丸ごと読み返すのは大変だけど、マンガ版は4巻にまとめているので、その辺りも気楽に楽しめます。

  • 百鬼夜行シリーズ5作目のマンガ版。
    この志水アキさんのマンガ、私の頭の中にあった小説のイメージとうまくマッチしていてすごく良いんですね〜。
    小説の映画版はがっかりすること多し、と先日書きましたが、マンガ版もやっぱりがっかりする事が多かったんですね。
    特にミステリ系は。
    だけどこな志水アキの絵と、原作のどの部分を描いて、どの部分をカットするのか?
    というセレクトの仕方もお見事。
    という事で原作読んでなくても、かなり楽しめるマンガだなぁと思います。
    で、どんな話かというとミステリにいかにもありがちな道具立てをこれでもか、これでもか!と詰め込んだような幕の内弁当的な作品。連続猟奇殺人事件、女学校で連続する怪死事件と怪しげな黒ミサを繰り返す女生徒たち、いわくありすぎだろうみたいな財閥の4人の娘と美魔女な母。フェミニズム、黒い聖母、断ち切れない古い因習。
    これだけ揃うと、まとめるのも大変そうですがこの当時の京極夏彦は本当に神がかっていたんですね。クライマックスで謎を解き明かしていくシーンなんかは鳥肌もの。
    おっとマンガの話でした(笑)
    その辺りの凄さも見事に表現していましたよ。小説はとにかく分厚いので、丸ごと読み返すのは大変だけど、マンガ版は4巻にまとめているので、その辺りも気楽に楽しめます。

  • 百鬼夜行シリーズ第5作目をコミカライズ。聖ベルナール女学院に通う女生徒が、学園の七不思議のひとつ「黒い聖母」に人を呪い殺すよう依頼する話。
    志水さんのコミカライズは原作ファンも納得の出来と聞き読了。といっても原作は1作目のみ読了なので本作の内容ほぼ知らず。後半ただのホラーだよ、両目抉られたもしくは首の折れた死体がわんさか出るわ、友人は人が変わったように不気味な存在になるわ。美由紀は無事でいてくれ。カバー下はシリーズの登場人物たち。1巻ではほぼ出番ないので、彼らがどう本作に絡むのか楽しみ。コミカライズとは関係ない話ですが。一時ネットにあった、シリーズを手書きMADで描いた動画にハマっていました。内田善美さんのような絵柄で、かつ各巻どれも分厚い原作を数分にまとめられ、本当に凄かった。曲も相まって最高だったのですが、使用曲の著作権のため一部削除されて悔しかったな。動画作者の方はこのコミカライズ読んでいるか気になる……。

  • 版が変わっていてなかなか見つけられなかった。まさかのマガジンであった。1話目の最終ページにして、やっと京極堂登場。女学校ならではの雰囲気。蜘蛛の呪いに黒い聖母… 本当にそんなものは存在するのか? 榎さん直接出るのかー。

  • 本屋で探したときになかなか見つからなかった。
    サイズ変わると並べるとき気になるなー。
    いつも通りのクオリティで安心。
    続きを知っていても、話に引き込まれる。

  • ついに絡新婦の理が漫画化。
    原作冒頭の犯人と京極堂の対峙はやはり絵にするのは難しかったようだ。
    原作の大枠はわかってるけど、細かい部分はよく覚えてないので楽しく読めてる。2巻が待ち遠しい。

  • 原作未読だけど楽しんで読めた。
    悪魔、黒ミサ、呪い、殺人事件でミステリアスで少し怖い。
    謎が多く、今後の展開が楽しみ。
    原作も読んでみたい。

  • まさかのマガジンに移ってのあれ?連載してるわけではない?まいいや、マガジンコミックで、まさかの絡新婦。
    鉄鼠の檻が飛ばされたのがかなしー、けど、絡新婦は女の子一杯出てくるからねー。
    やっぱり事件の細部思い出せないので、変更があるのかどうか、もう……

  • シリーズは鉄鼠まで原作既読で、絡新婦はまだ買えてない状態なのでこれが終わるまでには買って読みたい。
    聖ベルナール女学院に流布する呪いの儀式の噂、満月の夜に願いを叶えてくれる黒い聖母、「蜘蛛の僕」という同志、そして世間を震撼させる連続津人鬼・目潰し魔。
    1年生の百合子の見た目が髪型のせいで青木刑事に似てる気がする。
    織姫は天使のような美少女という設定で伏し目の時は美少女っぽいけれど、正面顔は雰囲気が人間離れしてる。
    そして榎木津と喋っている男性は外見が全く違うけれど益田なの?
    そういえばなぜ出版社変わったんだろう。

  • 次が待ち遠し過ぎて、原作に手を出そうかと悩んでいる

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著者プロフィール

漫画家。『夜刀の神つかい』(幻冬舎コミックス)でデビューし、『トータスデリバリー』(講談社)など著作多数。
京極夏彦の原作『百鬼夜行シリーズ』 のコミカライズはライフワークとなっている。
『都合のいい果て』で「モーニング・ツー」初登場。

「2023年 『都合のいい果て(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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