不滅のあなたへ(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063958423

感想・レビュー・書評

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  • 少しずつ少しずつ謎であったり、ミスリードされてる内容が明かされていく感覚がゲームのようで表現は漫画なのが面白かった。

    まずなんでもコピーできる球が、狼に変身してそのあと飼い主のところへ行く。元の狼自体は死んでいるのだが、飼い主である人間は大喜びする。しかし、本当の狼ではないので普段とは違う行動をするそのギャップと、本物ではないとバレるのではないかというハラハラ感。この2つが最初、軸となり物語が進められる。

    飼い主が何もない雪国より、クダモノがある場所に荷物を背負い出発することになった。なんでもコピーできる球が出てくるぐらいだから、人間も何かテレパシー能力か何か持っているのではないか?そう思わさせるに相応しいほどずっとこちらに話しかけてきて、傷ついて傷ついて最後の最後で人間の独り言だと気付かされるシーン。ここで人間をコピーして前半終了。

    そのあとの民族の人身御供系は、色んな漫画家が描いてきたものなのでさすがにちょっと食傷気味かなとは思いながらも元気な女の子マーチちゃんと母親のキャラが素晴らしかったので、星5つです。

  • 『聲の形』の作者による新作。「自分」を持たず、他の誰かの姿をコピーすることで存在をつなぐ球の遍歴の始まり。

  • 淡々と物語が進んでいく。まだ何が何だかわからないので読み進めないと見えてこないやつかな。

  • あー、これ人気出るやつだ。

  • 聲の形の著者の最新作。SFファンタジーな感じで、続きがきになるなる。1話目の男の子が可愛い。描写が丁寧で、あったかい絵柄だなあと思いました。

  • ※未完の連作。
    ※暴力および流血描写の含まれる作品です。

    【印象】
    遣わされたのは、刺激を受け「ありとあらゆるものの姿を写しとり 変化することができる」もの。
    不死が世界を咀嚼する。そしてそれを観察する。

    【類別】
    漫画。
    ヒューマンドラマ、ファンタジーでしょうか。

    【筋】
    それ(彼)自体は意識や知能をあまり持っておらず人語をあまり解さないため、周囲の人物の物語が際立っています。原始。ただしそれ自体に変化が起きていくならば、物語から受ける感じも大きく変わってゆくでしょう。
    この作品、この話、纏まるのかな、といった思いが率直なところですが、纏まってほしい。

    【画】
    それが喋る場面には一種のおぞましさがあり、興味が引かれます。
    他、なんか全体的に営みを感じちゃいます、人類の。

  • こういうテイスト、好き。

    今ある過酷な状況から脱出するために現状出来うる準備をして・・・って話、ゾクゾクする。
    例え行程が単調でも、失敗に終わっても。
    食料的に困窮してるワケではないにしても蒔となる家屋に限りがあるから、あのままではジリ貧だろうし、どちらにしても行動を起こすしかないというね。
    自分を騙し騙し脚を進めるんだけど、現実を目の当たりにして挫折してジリ貧な元の住処に戻ってくるとかツラすぎる。
    (しかも住処まで戻ってきたことが分からず、危うく通り過ぎそうになるとか。)
    どうやっても怪我も治ってるようには見えないし、どう考えても強がりなんだけど、狼相手に虚勢を張ることで無理矢理絶望から目を逸らしている感が読んでて非常にツラい。
    『聲の形』作者らしいけど、こういう無理矢理自分の中で消化しようとしてるもどかしい描写、得意だよね。

    で、後半は雰囲気がガラッと変わって普通の都市国家時代っぽくなっちゃった。
    そして、そこで生じる問題に普通に(要は物語の展開としてはありがちに)巻き込まれるという・・・。
    こうなると単なる異能者モノとか異世界転生モノとかと変わらなくなっちゃう可能性があるので、ちょっと不安。
    今後に期待。



    あの球が少年に再会する日は来るのだろうか?

  • 表紙の色と狼の視線に吸い込まれるように駅の本屋で購入。
    一話目がひどく切なくて、狼の表情が本当に繊細に描かれていて大今さんの世界観に引き込まれた。死んでいく少年の呪いのような言葉にぞくりとしつつ、物語は進んでいく。二話目以降は一話と少し違う世界で、なんだかもののけ姫を彷彿とさせる。一話目の少年は出てくるのか?と不思議に思いながら読み進めていくと、突然自己修復しながら現れる。その描写もまたすごくリアルで、グロテスクなはずなのに美しく見えてくる。そしてマーチが餌をやり、そのお礼とばかりに彼女を最後に助けてくれる。とても動物的で、単純な思考回路だと思う。
    きっとこれから〈球〉だったものはマーチやほかの人と触れ合いながら進化するんだろうなぁと。一巻目だけでは全然先が見えないけれど、自然と続きが読みたいと思ってしまう。

  • 2巻以降の展開次第

  • なにがどーなるかまださっぱりわからないのだけれど、すごくなんか、いい。

    一話目がとても切ない……

    色々気になるけど、どうなるのだろう。
    続きが楽しみ。

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著者プロフィール

大今 良時(おおいま よしとき)
1989年生まれの漫画家。女性。2008年、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞に投稿した『聲の形』で入選。2009年より「別冊少年マガジン」で冲方丁の同名小説を原作とする『マルドゥック・スクランブル』の連載によりデビュー。
2013年、入選作品をリメイクした読み切り『聲の形』が「週刊少年マガジン」に掲載された後、同作の週刊連載が開始。同作は宝島社「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位や第19回手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなど各方面で話題を呼んだ。本作は2016年に劇場版アニメーション化されている。

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