- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065020388
作品紹介・あらすじ
現存する12の天守を中心に、日本技術の結晶である建築物としての城(天守、石垣)を、現代科学の視点で分析する
感想・レビュー・書評
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521-H
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子供の頃からの城好きが高じてフリーの「城郭ライター」になったという筆者。天守を中心に、全国のお城の成り立ちから建築的なかなり詳細の分析など、相当なマニアぶりが伺える。
各城の成り立ちは様々。基本的には「限られた時間で外観も戦闘的な機能性も重視する」という相当困難な状況下で築かれている。機械の無い時代の技術でよくぞこのような建築ができたものだと感心してしまう。 -
カラー写真豊富で1200円!~松本城の黒い壁の漆は1年に一度塗り直す。費用420万円、9月がベスト。姫路城の漆喰は6層で厚み30cm強。犬山城は姫路城みたいな心柱の代わりに、1階から2階の通し柱、2階から3階へ、3階から4階への通し柱を立てて、重みを梁に分散させている(なるほどねぇ)。~やるなぁ・講談社。さすがだぜ。城とは言っても、これは天守の科学。紹介されている城で行ったことがあるのは、松本城・姫路城・松江城・犬山城。興味があるのは福井の丸岡城だね
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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 城と天守の歴史/第2章 天守のつくり方ー木造建築としての特徴/第3章 天守の発展ー形式と構造の変化/第4章 天守の美と工夫/第5章 姫路城の漆喰ーよみがえった純白の輝き/第6章 松本城天守の漆の秘密ー日本で唯一の漆黒の天守/第7章 丸岡城の最新調査・研究事例ー科学的調査で国宝をめざす/第8章 松江城の新知見ー明らかになった独自のメカニズム/第9章 松本城・犬山城・彦根城天守の謎ー天守に隠された変遷 -
現存する12の天守を中心に、日本技術の結晶である建築物としての城(天守、石垣)を、現代科学の視点で分析する
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構造の特徴からまとめた章と、今度はそれを城ごとにまとめた章とあり、とてもわかりやすかった。本の見た目(厚さ)より説明分量があって細かく、読み応えがあった。
用語の説明をもっと入れるのと、ふりがなを振ってもらえれば、もっと読みやすくなると思う。
著者プロフィール
萩原さちこの作品





