BOX~箱の中に何かいる~(3)<完> (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 133
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065102756

作品紹介・あらすじ

8人いた「プレイヤー」は、第一ステージで半分に減った。そして、次のステージへの扉の先にあったのは、光二たちの感覚までもねじ曲げる魔の次元…! はたして何人が、ゴールまでたどりつけるのか? ゴールで待ち受ける「あれ」とはなんなのか? 失われた身体の一部は元に戻るのか? 命がけの脱出ゲームは、誰も見たことのない最終局j面へ突き進んでいく! 先読み不能の状況限定型サバイバルホラー、衝撃の最終巻。

感想・レビュー・書評

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  • 買いそびれたので、ちょっと本屋を探した。

    (2)を読み終えたときは、え、まだ続くのと思ったが。

    前半はエッシャーのだまし絵のような錯視空間で物語りが展開していく。
    そして、最後のクライマックスで魔物少女とキョウコのスリリングなやり取り。そして、読後の大きな喪失感。
    全般に渡り、一遍ごとにクイズがあったりで、チョット脱力する部分と本編のギャップがモロ☆先生らしい。

    読み始める前は、こんな凄い作品と思わなかった。

    モロ☆先生の作品を初めて読んだのは、僕が中学の頃だから40年以上前。そう考えたら、もう大作は望めないかなと思っていた。だけど、本作のこのエネルギーに圧倒されて、妖猿伝や海神記の完成を期待したくなった。

  • 1〜3巻

  • 最高に面白いマンガ。しみじみレジェンドだと実感。サービス精神も満点で、全3巻というボリュームも丁度いい。大オチの安定感が異常。普通こんな(全体の作劇のバランスを鑑みて全く過不足がないという意味で)腑に落ちる結末描けないよ。キャラクターの扱い方も尋常じゃないほど巧み。

  • 全3巻読了。
    なにか大切なものを失ったような気がするけれど、それは最初から存在しないものになってしまう、というとても好きな終わり方だった。
    キョウコさんが失ったものは好奇心なのか人格なのか…。
    錯視の部屋での展開も面白かった。

  • 諸星大二郎氏の不思議世界はやはり面白い。

  • 不思議系作品、完結。最後は錯覚と何かと……昭和的なストーリー展開ではあったけど、それなりに楽しめました。鏡だらけの部屋みたいなお話だったなあ。

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著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、SF等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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