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Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ) / ISBN・EAN: 9784065104613
作品紹介・あらすじ
天界にある動物の「デザイン室」では、神様(クライアント)からのムチャ振りを受けて、日々さまざまな動物がデザインされていた。「ユニコーンってなんで存在しないの?」「美味しい生き物の条件って?」「海で最強の動物は?」「蛇と鳥、どっちが強い?」など、面白くてためになるコメディ満載!! マンガの単行本とは思えない、登場した動物たちの図鑑も収録!! これを読めば、動物園や水族館が100倍楽しくなる!!
感想・レビュー・書評
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「もし生物が誰かによってデザインされたとしたら?」という視点で生物の造形や生態に改めて感心させられたり、デザイナー達の発想力に驚かされたりする漫画。
進化論に喧嘩売る内容ではない。
登場する生物は、全く知らない生物はほぼおらず、動物園や水族館等で見た事がある生物とその仲間もそこそこいる。いわゆる動物雑学的な部分についても、その手の図鑑や番組で見た事あるものも多い。
しかし普段なら、へー凄い生物もいるもんだなー、で終わる内容もデザイナーがいるという視点で考えると全く違って見える。
奇抜な造形、機能的な内部設計、固定観念を打ち破りすぎる生態等々、生物に対して言うと変な感じだが、生物って本当によくできている。
それらのデザイナー達も個性的な方ばかりで、まあこれだけぶっ飛んだデザイナー達なら作れるな!という謎の説得力がある。
神のアバウトなオーダーに対してデザイナーが試行錯誤する工程が楽しく、同じコンセプトでも全く違う生物ができたり、「こういう造形の生物は実現できるか?」といった思考実験的な事もあったりする。これはその手の図鑑や番組ではなかなか無い視点なので新鮮。
結構な種類の生物が登場するが、嫌なリアルさが無く、可愛い生物は可愛く、カッコイイ生物はカッコよく描き分けられている。素人目だが、しっかり特徴も出てると思う。
一応、話の後に作中に登場した生物の写真(モノクロ)も載ってる。
贅沢をいうなら、生物は体色にも特徴あるしカラーで見たいなあ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「大人が読める学習マンガ」の傑作『決してマネしないでください。』で、私はすっかり蛇蔵のファンになってしまった。
今作では蛇蔵は鈴木ツタ(マンガ家)とともに原作に回り、作画は「たら子」という別のマンガ家にまかせている。私は蛇蔵のすっきりした絵柄も好きだけどなァ。
それにしても、蛇蔵・鈴木ツタ・たら子と3人の名が並ぶと、「ホントに人の名前か、これ?」って感じで、字面がスゴイ。
神様が忙しいので、一部の動物のデザインと製造はアウトソーシングしている、という設定(笑)。その外注先が「天地創造社のデザイン部」で、天使たちが神様とデザイン部の連絡役を務める。
「クライアント」である神様の“無茶ぶりなオーダー”に振り回されつつ、天地創造デザイン部は新しい動物を創造する仕事に大わらわ。それぞれキャラの立った数人の「デザイナー」たちが、自分の作りたい生き物を作ろうとする。
そのデザインが神様のお眼鏡にかなった場合(=生物としてのクオリティが高く、地球で生き残っていける条件をきちんと備えていた場合)、天使たちに「天啓!」がビビッと下って「採用」となり、実在する生物となる。
つまりこれは、地球上に生息する生き物たちが、なぜそのような形状と生態を持っているのかを、動物学・生物学などの知見をふまえ、笑いにくるんで解き明かしていくマンガなのだ。
科学史や科学の基礎知識をコメディ仕立てにして読者に提示した快作――『決してマネしないでください。』を生んだ蛇蔵らしい作品といえる。
「理系のコメディ」という、ほとんど例のない(電子工作コメディの傑作『ハルロック』などを除けば)ジャンルを切り拓いている作家さんなのだ。
ちなみに、『決してマネしないでください。』がファンの間で「決マネ」と略されていたのに対し、本作は「天デ部」と略すそうだ。
独創的コメディを楽しむうち、生物に関するさまざまな知識がおのずと身につくマンガである。
もっとも、このマンガで得た知識は、話のネタになるくらいが関の山で、およそ実用的ではないけれど……。 -
これも土井さんに教えてもらった作品……。
よくこういうのを見つけてくるよね(笑)
これは、天国で天使たちがいろいろな生き物をデザインしている、という話、それもコメディです。
で、いろんな動物が登場するのですが、それがそのまま動物図鑑になっている、というもの。
けったいな設定ですが、中味は全然オタクでもなんでもなく、しごくまともなところが可笑しい。
小学校から使えます。
とりあえず司書は読んどいて、です。
2018/01/30 更新 -
動物のことを知れるし面白かった!!
人や馬が本当に飛ぶには超マッチョな必要があると言う話は聞いてたけど、鳥が軽く飛べるように骨や鳥の軸が空洞とか、頻繁にフンするとか考えたことない視点だった!
人間の性別であーだこーだ決めつける人はこの本読んで動物を見習ったら?と思ってしまうw -
天界からデザイン部と神様の連絡役を任されることになった新人天使の下田。デザイン部とは神様からのオーダーで地上の生き物を造る部署だった。
すごい所から生き物たちにポイントを当てた作品。発想豊かな設定と個性豊かなキャラクターたち、そして生き物の生態や不思議な部分をユニークかつ分かりやすく描いていて面白い。生き物を生物学的、お勉強チックに説明すると嫌気がさしそうな所だが、難しい言葉は使わず分かりやすく説明している。しかも平気でう〇こやらぺ〇スが出て来て子どもも喜びそうだ。そして全キャラが濃い。仲介役の下田の柔らかさと天啓時のあの白目。デザイナーたちは我が強く、それぞれの性格が生き物たちにも反映されているのも楽しい要素だ。大人でも子どもでも楽しく読める作品だと思う。 -
デザイナーからの観点で動物の特徴を紹介する着眼点がすごい…
飛ぶためには体を極限まで軽量化しなきゃいけないとか筋肉量が、とか、そうか、だからこの動物はこんな姿なのか!とコレを読んでから動物園に行くとより一層楽しいと思う。子どもが動物に興味持ち始めたら教えてあげたい。 -
自然界の生き物に対して「なんでこんな生き物居るんだよ…」と感じた事が全く無い人は居ない、はず。その「万物創造」の裏側が、神様からのオーダーに沿った下請けシステムで出来ているという設定(メカニック班ホント大変そう)も、こういう発想でコレができました!というデザインのアイデアのエピソードも◎
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「かわいくて、かわいくない」でできた、
コアラが良かった。 -
神様からのふんわりしたオーダーに沿って、生物をデザインする会社の話。
「かっこいい武器を持つ動物」で、なぜ鹿はOKでユニコーンはNGなのかって話が面白かった。
あと、イカの頭って三角の方じゃないんだね。あれは胴体で、触手が頭から生えてるって初めて知った。 -
こういう生き物についてのお話大好きです。
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デザインプロセスあるあるで面白い!工業製品バージョンも読みたい。
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ぜんぶ面白いんだけど、結局ぜんぶユニコーンにもっていかれる
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地球の生物は神様の依頼で天上の制作会社が作っているという設定で、実在する生物の雑学が学べる話。
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蛇蔵さんの作品、かなりの割合で読んでます。
目の付け所がいいのでしょうね、いつも面白くて為になります。
もうじき続編がでますね。楽しみです。 -
神様の要望に答え、地球に生きるもの達をデザインするデザイン部の物語。コメディ。
いや、そんな生き物いないだろ。どうしてこうなった、と言う実在の生き物たちがわんさか出てくる。神様。 -
ものすっごいズレた感想だよな、って自覚はあるんだが、言いたい
蛇蔵先生に、鈴木ツタ先生、駄目押しにたら子先生が集まって、文殊の知恵状態になったのなら、つまらない作品にする方が難しい
この『天地創造デザイン部』、面白いなぁ
生き物が大好きな漫画読みのツボが、確実に刺激されてくる
つくづく、良い漫画ってのはアイディアが大事なんだな、と学べた
そんな訳ないだろ、ありえない、確かに、そう思うし、ツッコミたくなる。でも、それは『天地創造デザイン部』のクオリティが高いからに他ならない
この作品にケチを付けるってことは、自分の狭量さをわざわざ晒すようなもんだ。まぁ、ブクログに、そんな漫画読みはいないだろうが
じっくり読んでいると、この理屈で考えると、この生物が誕生したのも納得だな、と思えてくる。思わせてくる力が、リアルにある
動物が登場する作品は、相当数あるけど、起源に迫った作品は、これが初じゃないだろうか。誰もやってない事に気付き、チャレンジし、結果を出すってのは凄いことだ
笑いの中にも、マジメさがあり、読み手の生き物に対する興味を膨らませる
この『天地創造デザイン部』もまた、高校の図書室に置いて、授業で使ってほしい漫画だな
「生物」って科目に対して苦手意識がある生徒が読んだら、ある程度までは緩和できるんじゃないか、と思えるだけのものはある
また、現実世界に幻想生物が存在できない理由にも、「なるほど」と思えるってのも大きい、勧める理由として
ファンタジー好きの夢はぶち壊されるかもしれないが、本当に好きなら、そっから復活できるはずだ
ストーリーと設定からして濃厚なので、個性が強いキャラクターたちが好き勝手にやっても、そう簡単に破綻しないってのも魅力だろう
実際、こんな感じなんだろうか、デザイン会社の会議ってのは?
依頼者に採用されるのは、いつでも、自分の出したアイディアに絶対的な自信を持ちつつも、周囲からの意見を素直に聞き入れて、適度な修正を繰り返せるプロだけってコトだな
どのキャラにも好感が持てるけど、一番を決めるってんなら、私は木村さんかな。牛をデザインしてくれた事に対する感謝もあるけど、その尋常じゃない食欲に対し、感服した。「暴食」の大罪でも背負ってるの、と思うくらいに、食材に対する興味が強く、新生物を生み出すモチベーションも「美味しいものを食べたい」、その一点のみなのだから、拍手するしかない
そんな彼が、次にどんな食用生物を生み出してくれるのか、楽しみだな
次いで、冥土さんも強烈だ、と感じる。若干、下品な面もあるにしろ、自分が信じる「かわいい」に対して実直である点は、賞賛に値する
次巻への引っ張り方も上手く、(2)の感想を書くのが、今からワクワクだ。一体、何が採用されちまったんだ・・・ってか、神様、子供の落書きを採用するなよ
この台詞を引用に選んだのは、清々しいまでに欲望塗れの笑顔にやられてしまったので。まぁ、仕事のスイッチは人それぞれだからな、やる気になってくれりゃ、それでいいか -
面白かったー。なんだかタメになるし。
著者プロフィール
蛇蔵の作品
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