ブルーピリオド(1) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4531
感想 : 175
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065105863

作品紹介・あらすじ

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!

感想・レビュー・書評

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  • 美術部、美術専攻してる娘にすすめられて
    1巻~最新巻の9巻まで読みました
    芸術がテーマの漫画ですが
    絵の描きかた等の話だけではなく、生き方、自分が観てる世界観…見方も変わりますね…思ってた以上に深い内容でした
    絵画に興味なくても、絶対面白いです
    自分の視野が広がりました

  • 『これは俺の感動じゃない』

    周りに合わせて努力して、何でも器用にこなせるが、どこかで虚しさも感じていた、高二の主人公が、涙ぐむくらいの好きなものに出会うことで、初めて生きていることの喜びを実感する、青春もの。


    『好きなものを好きっていうのって、怖いんだな』

    青春ものだが、甘くはない、現実的な視点で、尚且つ、美術の楽しさも教えてくれる、こんなに面白く読める漫画だとは思わず、今まで読まず嫌いでいたのが、恥ずかしい。

    これは、読み続けてみたい。

  • シリーズ、第一弾。
    成績優秀だが、日々虚しさを感じていた矢口 八虎。
    ある日、美術に目覚める事に。
    しかし、そこは想像も出来ない世界であった。
    東大合格より難しいと言われる唯一の国立大学の東京藝術大学。
    果たして、矢口は何を目指すのか?

  •  表紙を見て「苦手かな?」、ページを開いて「こりゃ、アカン!」、この年になると、まあ、そういう印象で手がとまるのですが、我慢して読みすすめていくと、これがなんとはまっちゃいました。
     なんだか入試情報マンガみたいなんですが、「東京藝大なんて知らんし!」とか思いながら「ふーん、それで?」とページを繰り始めると、これがおもしろいんですよね。
     入試情報の次は、「絵の描き方」の基本の解説、その次には・・・、顧問の先生が、なかなか素敵で、パーターンといえばパターンですが、師と弟子の世界が、年寄りにはうれしいのかもしれませんね。
     ブログにもうだうだ書きました。覗いてみてくださいね。
     https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202204180000/

  • 好きなことをする努力家は最強!に尽きる。
    一枚の絵に魅せられ、芸術の道へ行くことを決意し、東京藝大合格という目標に向って一歩踏み出した八虎。
    自分の好きなことに向き合い努力し続けられる、それこそが才能。それに早朝の渋谷の景色を“静かで青い”と感じるような、豊かな感性。
    すごいなぁと思う人の背景にあるもの。想像を遥かに超える努力とそこに至るまでに費やしてきた膨大な時間。芸術だけに限らず、才能があるとかないとか、そんなのは努力しきった人だけが言えることだったんだね。
    個性豊かなキャラクターに、芸術の魅力もいっぱい。これは最後まで見届けねば!


    お勧めしてくれた まつとおびさんに感謝。
    なんだか一気に読むのがもったいないと思うくらいに良かったです。
    …でもでも続きが気になるのでやっぱり読みます!



    追記。~11巻読了。
    1~6巻が藝大合格まで、7巻~が藝大入学後の話。
    合格を目指す頃は八虎の成長も目覚しく勢いがあり読んでいて楽しかった。入学後はまた違った試練が待ち受けており、常識的な八虎がより身近に感じられた。
    悩みもより具体的になっていく。だけど根本的なものは変わらない。自分と向き合い続けていく。何をどう芸術として表現するのか。
    幼い頃から、もっと自分と向き合うこと、意見を持つこと述べることに慣れていけたらいいのにな。日本の学校って、よい会社員を作るための教育みたいだから…ってなんだか話が逸れちゃった。
    社会に出てからが始まり。スタートラインに立つために八虎は藝大で学んでいる。今後はどんな展開が待っているのか、とても楽しみ。

    • 土瓶さん
      最新刊。12巻。今、読了しました。
      最近ちょっとパワーダウンかなと(藝大入学してから)思っていたブルーピリオドでしたが、今回はいいですね。...
      最新刊。12巻。今、読了しました。
      最近ちょっとパワーダウンかなと(藝大入学してから)思っていたブルーピリオドでしたが、今回はいいですね。
       
      どうする。どうなる。八虎!
      2022/05/23
    • おびのりさん
      良くなりました?
      先を越されましたが、ブルーピリオド展会場で購入したら、特別カバー付くのでは?という淡い期待を持ち購入待ちしてます♪
      良くなりました?
      先を越されましたが、ブルーピリオド展会場で購入したら、特別カバー付くのでは?という淡い期待を持ち購入待ちしてます♪
      2022/05/23
    • 松子さん
      あぁ、12巻読んだんだねっ!
      うらやましっ!週末GEOで借りられるかなぁ
      どんな八虎パイセンが見られるかたのしみっ(^^)
      おび、ブルーピ...
      あぁ、12巻読んだんだねっ!
      うらやましっ!週末GEOで借りられるかなぁ
      どんな八虎パイセンが見られるかたのしみっ(^^)
      おび、ブルーピリオド展、まだチケット発売されないねぇ。
      2022/05/23
  • 藝大入試を目指した高校生たちの受験もの漫画。

    娘が今年(2020年度入学)美大受験生だったので、かみさんが買ってきたものを1巻から6巻まで一気読み。美大の受験ってこういうことをしていたのか、と知らない世界がそこにはあった(いや、知ってろよと)。娘が受験準備をしているときに読んでいればよかった。

    こういうのを読むと漫画コンテンツの表現力というものは本当に侮れないと思う。
    娘はこの春から美大生(無事合格。藝大生ではない)として充実した時間を過ごしてほしい。

  • 美術のことは全く分からないけれど、それは主人公も同じなので同じ驚き感動を味わってる気になれる!そして矢口くんが思っているより両親も友達も温かい。あと主人公が器用貧乏タイプではなく勉強も絵も努力してるのがかっこいいなぁ…すっごく面白かった!

  • 芸術に対しての入門書としてとても良い。

  • 1〜10巻、読破。

    感想まとめてこちらへ。


    漫画はあまり読まないけれど、ひさびさに一気読み。おもしろい。知らない世界がいっぱい。

    絵画の世界は、妙に恐くて、そして、こんな風に描けたらきっと、その人しかしらない世界が広がっているんだろうな。

    **********

    4巻。八虎がやりたいことやってて、自分もやってみたいと思っちまったんだよなあ…っ

    って、ラーメン屋で泣くところ。

    もらい泣きしそう。店主がもらい泣いてるの、良い笑

    タバコ吸ったり、お酒飲んだり、やってることヤンキーなのに、なんでこんなみんな素直なんだよ泣笑

  • 面白い。ヒリヒリする緊張感と、目標に向かって進んでいく熱さがある青春漫画。
    題材となっている絵画について、丁寧に解説があるので、全く門外漢の私でも、解説で勉強しながら読みすすめることができたし、作中に出てくる絵画の数々が美しく、目を奪われる。
    好きなもの、熱くなれるものを見つけられた主人公が、藝大を目指し進んでいく熱さと、そして緊張感とが濃密に絡み合った、読み応えのある青春漫画で、読み進めるうちにどんどんと作品にのめり込んでいた。

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著者プロフィール

東京都出身。東京藝術大学卒業後、2014年に月刊アフタヌーンの新人賞「四季賞」で受賞を果たし、増刊good!アフタヌーン2015年5号にて読み切り『ヌードモデル』でデビュー。2016年にアニメーション監督・新海誠氏の作品『彼女と彼女の猫』のコミカライズで初連載。『ブルーピリオド』は月刊アフタヌーン2017年8月号から連載開始。第1巻発売から注目を集め、 「マンガ大賞2019」第3位、「このマンガがすごい! 2019」(宝島社)オトコ編第4位、「みんなが喜ぶTSUTAYAコミック大賞2018ネクストブレイク部門」大賞、第2回「マンガ新聞大賞」第3位、「マンガ大賞2020」第1位、講談社漫画賞総合部門を受賞。電球が大好きでアクセサリーなど種々収集中。


「2021年 『ブルーピリオド(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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