虚構推理(7) (講談社コミックス月刊マガジン)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065105979

作品紹介・あらすじ

よく行く喫茶店のカレーの隠し味は? 水神である大蛇の夜も眠れぬほどの悩み事とは? うなぎ屋で繰り広げられる男達の会話の真実は? 怪異達の知恵の神である少女・岩永琴子が彼女にしかできない方法で全てを解決する! [恋愛×伝奇×ミステリ]続編、始動! 『虚構推理』ならではの珠玉3編を収録!!

感想・レビュー・書評

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  • 「よく行く店」は原作にはない話でしたが、今回の中で
    一番好きな話です
    普段の二人の様子が客観的に見れるのは新鮮でした
    琴子が喫茶店を紗季さんに教えて貰ったと知って 嫉妬で喫茶店を悪く言ってしまい、後で 謝りに来るところが可愛かったです
    一見、仲が悪そうに見えても
    最後に店主が「あれで どうして二人はお似合いなのか」ということは傍から見ればちゃんと恋人に見えるということですよね
    ちなみに結局 二人は秘宝館に行ったそうです

    「うなぎ屋の幸運日」「ヌシの大蛇は聞いていた」もそれぞれ面白かったですが
    私は 肉体派の九郎と頭脳派の琴子のコンビが好きなので
    個人的に九郎が直接 話に出てこなかったこの2つには 少し 物足りなさを感じてしまいました

  • 鋼人七瀬編が終わり、今回は短編3本が収録されて一休みな7巻。九郎と琴子のかけ合いがテンポ良くてシャレもきいてて面白い。議論合戦を視覚化したアレンジも見事だったけど、こういうギャグパートでの演出やスピード感も上手いなと感じる。
    とはいうものの、虚構推理らしい推理展開もあったりで読み応えもあり。3作の中では「ヌシの大蛇は聞いていた」が一番好みだった。沼に捨てられた他殺死体。犯人の女はなぜ死体を沼に捨てたのか、その理由を沼のヌシと議論するというもの。真実ではなく、相手を納得させるための合理的な虚構に知恵を絞るというのはまさにこの作品らしくていいよね。

    「うなぎ屋の幸運日」は、二人の男性の会話と殺人の告発を中心に話が進むという異色のエピソード。そこでの結論から、琴子が絡んでくる二段階の展開が面白い。因果応報とバッサリ切ってくれた琴子がカッコよかった。
    ただ、その後の犯人の行動が軽すぎてギャグみたいになっていて解せないなと。キャラのかけ合いとか論理の組み方とかはさすがの一言なんだけど、個人的には人間ドラマをもうちょっと見たいかな。登場人物が論理の部品の一部でしかなく、いまいち登場人物たちに入っていけないのが気になった。なるほどーで終わってしまうというか。

  • 虚構推理だけど真相が分からないままなのがモヤっとするので後半の話の方が面白かった。お手手繋いでるの可愛い

  • コミック

  • 推理はいかようにも組み立てられるものだなあーと思い出した

  • 長かった鋼人七瀬編が終わり、息抜き的な短編3話を収録。喫茶店の話はなんかホッとした。
    推理内容は引き込まれるんだけど、全体的に理屈っぽい。特に大蛇の話はまどろっこし過ぎて、読んでいて疲れてしまった。
    罪悪感のない犯人ばかりだったり、変なタイミングで下ネタが入ってきたりする事に若干モヤっとする。淡々とし過ぎていて、感情移入できなかった。
    共感より論理を優先していて、男性的な感じがする。推理自体をもっと楽しめると面白く読めるのかも。

  • 【あらすじ】
    よく行く喫茶店のカレーの隠し味は? 水神である大蛇の夜も眠れぬほどの悩み事とは? うなぎ屋で繰り広げられる男達の会話の真実は? 怪異達の知恵の神である少女・岩永琴子が彼女にしかできない方法で全てを解決する! [恋愛×伝奇×ミステリ]続編、始動! 『虚構推理』ならではの珠玉3編を収録!!

    【感想】

  • ひゃっほーーー!待望の続編ですよ!
    (まあ内容地味だけども!)
    「よく行く店」が一番好きかな。「うなぎ屋の幸運日」の彼ら二人も結構好き。
    おひいさまメインで活躍を描いてくれるのがうれしいですね。おひいさま大人気!
    七瀬かりんのチラシ入っててびっくりしました。
    小説でも読みたいな!

  • 蛇だけにしつこかったです。

  • 長編と長編の合間の話のためか短編3つのみで構成されている巻。

    14話はタイトルからどのような話か全く想像できなかったけど、息抜き回としては充分な内容。もう少し鋼人七瀬を振り返るような話とか有っても良かったかもしれないが、琴子と九郎の彼らなりのイチャイチャは楽しめたから良し

    15話は持ってつけたような言い回しや直前に言ったことを否定するような琴子の推理がどうにも腑に落ちないまま読み進めていたけど、目的がヌシ様を納得させるためだったからか。ある意味虚構推理らしい話だった

    16話は。素人推理が唐突に始まったかと思えば男二人の友情が示されるが、琴子によって幾つもの思い込みが覆される。けれど、その琴子は殺人犯に天誅を下すために現れたのではなく偶然店に居合わせたに過ぎなかった。そんなどんでん返しが何度も行われる内容は驚きの一言
    鰻屋で場に相応しく無い少女を見つけたことで様々な推理が始まる奇妙奇天烈な展開は城平先生の実力が遺憾なく表れていたね。こちらはどちらかと言えばいつもの城平先生らしい話だった

    事ある毎に琴子と別れようとしたり琴子への対応がお座なりな九郎は面白い。それでも一人で行動する琴子を心配している……のかな…?イマイチ彼の中で琴子の位置づけがどうなっているのか判らないな。腐れ縁?

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著者プロフィール

【片瀬茶柴(かたせ・ちゃしば)】
本作にてデビュー。

「2021年 『虚構推理(15)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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