不思議な少年(4) (講談社漫画文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065106068

作品紹介・あらすじ

40歳OLの再就職。日常が憂鬱に埋もれていくなか、車窓からふと見えた奇妙な光景。独裁者によって支配された未来に、タイムスリップした力なき少年・ルキ。幸せな人生とは何か? 少年と再会した老夫婦は、ある重大な選択をする。地球から一千光年離れた惑星を地球化するためだけに作られたロボット。夕日の持つ不思議な力が、嬰児の心に起こす甘美で残酷な奇跡。人類が手にしたもっとも偉大なもの。そしてそれが生まれる瞬間。永遠の生を持っている不思議な少年が、時代を超えて「人間」を見つめる。人間の光と闇をきらびやかに描く不朽の名作、ついに文庫化。

独裁者によって支配された未来に、タイムスリップした力なき少年・ルキ。地球から一千光年離れた惑星を地球化するためだけに作られたロボット。夕日の持つ不思議な力が、嬰児の心に起こす甘美で残酷な奇跡。人類が手にしたもっとも偉大なもの。そしてそれが生まれる瞬間。永遠の生を持っている不思議な少年が、時代を超えて「人間」を見つめる。人間の光と闇をきらびやかに描く不朽の名作、ついに文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • ★4.0
    第二話から第七話までは時が巧みに使われ、登場人物の過去や未来に不思議な少年が登場する。中でも、ノスタルジーと友情が心地好い第四話、切なさと愛情が感じられる第五話が印象的。また、どんなに想い合っていても、永遠ではなく終わりが来ることを選ぶ第三話も感慨深い。逆に、第一話は社会に揉まれる女性を主人公に据え、全七話中で一番現実味がある。そして何となく、電車で出会った彼とは今後の発展が期待できそうな予感が。不思議な少年の粋な計らいで、こういった優しさが他の話でもチラホラ。大分人間の感情に慣れた感あり。

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著者プロフィール

1980年「週刊マーガレット」からデビュー。主に少女マンガ誌を中心に活躍していたが、『天才 柳沢教授の生活』で「モーニング」に不定期連載を開始。以降、『不思議な少年』など話題作を発表し、女性、男性問わず幅広い人気を得る。現在、「モーニング」にて『ランド』を月イチ連載中。

「2018年 『杉原千畝 命のビザ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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