激辛お嬢さまは自分を罰したい(1) (マガジンエッジKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 28
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065109564

作品紹介・あらすじ

良家の子息令嬢が集う学院の中にあって、一際輝くお嬢さま「万願寺千景(まんがんじちかげ)」。千景には、些細な失敗を「罪」と感じ、激辛料理を食べる事で自分を罰する顔があった。そんな千景を偶然見てしまった同級生の女性徒・志田(しだ)は、お嬢さまの罰を受ける姿に目が釘付けに――。

感想・レビュー・書評

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  • 自分を罰するために激辛料理を食べる(バカな)お嬢さまとそれについていくクラスメイトの女の子。
    シンプルな構図ながらいわゆるイキ顔系グルメ漫画の変種として成立させている。
    最初の回、辛さを我慢している姿はまあ美しい。
    没絵を見て「ああこっちが来ていたら多分即閉じだったな」と納得はした。

    ただあんまオチてはいないのよなあ。
    ここがピークで段々崩れて普通のエロ食い漫画になっていくし。
    相方の子の使い方ももう一つで、百合狙いなんだろうけど攻めきれていない感がかなりある。
    実質キラキラした絵だけだなあ。

  • 何ぞ、このマゾい食系漫画は・・・・・・
    しかし、決して、不味くないし、拙くもない。美味しいし、面白い
    私が無知なだけかも知れないが、激辛料理だけに焦点を当てている食系漫画ってのは、何気に珍しいんじゃないだろうか?
    激辛料理だけに絞る、その判断は間違っていないな、そう感じられるだけの内容だった、少なくとも、この(1)は。(2)以降も、この良さをキープしてくれるのか、楽しみにしている
    ヒロイン・千景は中々に、個性がすっ飛んでいる。こういう風な個性の目立たせ方は、素直に勉強になる
    この千景は、日々の中で自らが犯した罪を、激辛料理からの烈しい攻撃に耐える事で濯ぎ、自らの質を高めようとしている
    自分をどう成長させるか、未熟な己を戒めるか、は個人の自由だから、激辛料理を食べるのも、間違っちゃいない。まぁ、体に悪そうな気はするが、その辺りは持ち前の頭の良さで、ちゃんと、計算しているだろう
    ただ、激辛料理で涙ぐみ、汗だくとなり、呼吸が乱れ、エロさすら漂っている千景を見ていると、わざわざ、自分に痛みを与える為に、小さな罪を見つけている、もしくは、故意に間違っているのでは、と疑ってしまう
    ある意味、彼女も積極的なMってヤツなんだろうか
    そんな独特のスタンスで生きている千景の、贖罪塗れの生活に触れている志田ちゃんも、中々に可愛く、また、激辛料理を食してしまった際のリアクションが実に個性が出ている
    今後、千景たちが、どんな激辛料理に挑み、罪を汗と一緒に洗い流すのか、楽しみだ
    個人的には、ラブコメ路線になったらありがたい。どちらかっつーと、千景よりも志田ちゃんの恋が読みたい
    千景の家でシェフとして働き、千景が求める辛い料理をサッと出せる、見た目ショタで中身は三十路近い男とくっついて欲しい。きっと、友人の恋を真剣に応援できる千景は、絶好のサポートが出来なくて、自分に罰を与えるんだろう
    有体に言って、私は辛い料理が得意ではないのだが、千景らの食いっぷりを見ていると、挑戦したくなる
    どの回も読んでいるだけで、大量の汗が吹き出し、口の中がヒリヒリし、ケツの穴が痛くなりそうになる
    その中で、私が悶絶するのも承知で食したいのは、告白その4「秩序を守るのです」で、千景と志田ちゃんが泣かされた、茎ワサビ巻だ
    しぞ~か人なので、茎山葵の破壊力は、自分の舌で知っている。陳腐な例えだが、稲妻が全身を駆け抜けるかのような辛さだ。しかし、痛みの中と後には、独特の清涼感があり、病みつきになってしまうのだ
    この台詞を引用に選んだのは、これしかないな、と感じたので。けど、さすがのマリア様も、こんな形で懺悔されるとは思ってなかっただろうな。いくら、マリア様が常に可愛い娘を眺めていると言ったって、万能じゃないんだから、どう許しを与えていいのか、迷うに違いない

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