マージナル・オペレーション改 03 (星海社FICTIONS)

  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065110034

作品紹介・あらすじ

北京日本大使館に逃げ込んだアラタとジブリール。“イトウさん”とともに籠城戦をしのぎ、密林に帰還することはできるのか?

感想・レビュー・書評

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  • フィクションとは言え現実に存在する国の名前を使っての
    日本下げや、主人公の新田を国際感覚の無い馬鹿に仕立てるのはいかがなものかと
    それまでが良かっただけに改になってからは別人が書いてる⁈ってくらい面白くないし参考にしてると思われる情勢の調査も甘い
    惰性で読んだけど改は要らなかった

  • 今回は日本大使館での白兵戦と、キャンプ・ハキムへの遠隔オペレーションがメインかな。

    前者に関しては、ジブリールの戦闘能力の高さに随分と救われている印象。この戦力がなければアラタの頭脳といえど、本作で描かれているほど簡単には窮地を切り抜けられないのでは。

    思春期の少女が、いかに雑とはいえ敵兵を難なく倒していく様子はちょっとファンタジー過ぎるかなぁと思いつつ、ラノベだからアリと納得。扱っている題材が少年兵だったり北朝鮮を巡る国際的な問題だったり、それだけ聞くと果てしなく重厚なテーマ。作品が重くなりすぎないようバランスを取ろうとすると、キャラクターに関しては比較的軽いテイストになるのかも(穿ちすぎな推察でしょうけど)。

    そしてキャンプ・ハキム。メールというタイムラグのあるツールしか使えず、大苦戦。どうなるかと思ったらまさかの撤退。ただ「まさか」と思ったのは一瞬。生き残ることを最上とする合理的なアラタの決断としては、これしかないなと。

    自分なんかは思い入れなどに縛られるタイプで、例えば昔から使っている道具が壊れても捨てることができない、みたいな。そういう観点からは「ハキム」と名のついた地を捨てることにどうしても抵抗を覚えてしまうわけで。

    ただ、撤退してから再度取り戻すことはできるでしょうから、そうした展開を次巻以降に期待したいところ。

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著者プロフィール

ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。
第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ、『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける。
その特異な世界観と研ぎすまされたシステムから、「芝村ゲー」と呼ばれ、高い評価と熱狂的なファンを多数獲得している。
小説の代表作に『マージナル・オペレーション』シリーズ(星海社FICTIONS、全5巻)があり、同作は『月刊アフタヌーン』でコミカライズが連載中。また、『マージナル・オペレーション』前史にあたる新シリーズ『遙か凍土のカナン』(星海社FICTIONS)もヒット中。近年は多くの漫画原作も手がけている。
現在、世界観設定などを担当したブラウザゲーム『刀剣乱舞』が大ヒット中。Twitterアカウント @siva_yuri

「2023年 『マージナル・オペレーション [F3]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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